2015.10.18 (日)   K2Couple No.0516 

飯縄山
いいづなやま(長野県)
1,917m
紅葉の先は、360゜の大展望ですよん

コース最大標高差 : 790
コース累積標高差(+) : 890
コース累積標高差(-) : 890
コース沿面距離 : 9.1 km
行動時間 : 6'15"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 北アの展望を背に、飯縄山ラストスパート
 飯縄高原一の鳥居苑地 6:00 ... 6:20 一の鳥居登山口 ... 6:35 十三佛不動明王 ... 7:30 駒つなぎの場 7:35 ...
 8:00 天狗の硯岩 8:05 ... 8:50 西登山道分岐 ... 9:05 飯縄神社奥社 9:10 ... 9:20 飯縄山 【L】 9:55 ... 10:05 飯縄神社奥社 ...
 10:15 西登山道分岐 ... 10:35 天狗の硯岩 ... 10:55 駒つなぎの場 11:00 ... 11:55 鳥居登山口 ... 12:15 一の鳥居苑地

 一の鳥居苑地 12:35 = 長野IC/上信越道/藤岡IC = 14:45



         ▲ 朝の駐車場 / ぽつんと一台
         ▲ 鳥居登山口まで行ってみる

昨夜は暗くなってからの到着だったのでそのまま寝たのですが、明るくなってみると登山口の様子が気になります。
もしかして登山口近くに、登山者用の駐車スペースがあったりして。

で~、登山口に行ってみたら鳥居付近に停めるスペースはあるのですが、緊急車両の邪魔をしてはいけないので駐禁の案内表示に従いましょう。
勝手のわからないところでは、無茶をしないほうがいい (^^

この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである
(経緯度線は20秒間隔)
          飯縄山の場所

明るくなってみれば、だだっ広い一の鳥居駐車場。
朝の気温は11℃、寒くなくて良かったです。
登山口の偵察から戻って、笹ずしの朝食をいただきます。

前回は西登山道を登ったので、今回は目先を変えて南登山道です。
別荘地を出たところから、約800mの直登ですがね

 飯山名物 笹ずし
 車道歩きじゃなくて良かった          ▲ ありゃま、車道に出ちゃったよ

別荘地内の車道を歩くのはやだなと思っていたのですが、駐車場から車道沿いの林の中に「登山道」が付けられてました (^^
しかし、それが途中まで。yadane

一の鳥居を潜って山道を登って行きます。
幅広の道が続いています。
何気に語らいの道のような ・・・

 一の鳥居
 一の鳥居だらけ            ▲ 旧奥宮一の鳥居跡地

この参道には、現世来世の道しるべとして十三の石仏が祀られている。
縁起に曰く ..... 十三佛とは死者の七七にちの至三十三回忌を司る佛なり

まずは、第一不動明王の石仏が登場しましたよ。
この山も信仰の山。
十三の石仏を楽しみに禊ぎの飯縄修験登山道、楽しく登ろうよ

 十三佛縁起             ▲ 第一 不動明王
 ふかふかの優しい登山道           ▲ 朝日を浴びて輝く紅葉
第二 釈迦如来 第三 文殊菩薩 第四 普賢菩薩 第五 地蔵菩薩

第六弥勒菩薩を右に見て少し登ったところから、樹間に槍ヶ岳を発見。
やっと見える程度なので、コンデジを思い切りズ~ムします。

空は完璧に晴れて、この後の展望が楽しみでルンルンですよ。
何処まで見えるのかなぁ。

 第六 弥勒菩薩
 槍ヶ岳ズ~ム       第七 薬師如来            第八 観音菩薩

第九勢至菩薩は、足元を気にして登っていたら見逃してしまった。
下山するときに見つければいいよ。
(簡単に見つかりました、丸見えだし)

ちゃんとお参りしないとね、御利益ないぜよ。
へ~い

 石ゴロの登山道で勢至菩薩見逃した       第九 勢至菩薩           第十 阿弥陀如来

 番号無しの馬頭観音。
十と十一の間に挟まってるけど、あんたは綴じ込み付録かい。

馬頭観音って ・・・
観音様は女性的で穏やかな表情で表されるのに対し、一般に馬頭観音だけは目尻を吊り上げ、怒髪天を衝き、牙を剥き出した憤怒相であることが多い。
このため、密教では「馬頭明王」と呼ばれて、柔和相の観音の菩薩部ではなく、憤怒相の守護尊として明王部に分類されることもある。

 馬頭観音

第十一阿閦(あしゅく)如来様って、聞きなれない名前だ。
読めないし (^^;

阿閦如来様が鎮座してたのは、駒つなぎの場という広いスペース。
休憩に丁度いいですね。
勿論休憩します。

馬をここに繋いで、この上は人間だけでお参りしたということかな。

 第十一 阿閦如来

                             ▲ オレンジシャワーに飛び込む

右手谷側に視界が開けて、朝日が眩しい。

地元のカップルさんが、タブレットで山座同定アプリを動かしていた。
あれが槍で、え~となんじゃらかんじゃら。
我が隊は、はらっぱアプリでサクサク山座同定

 八ヶ岳の左に、富士山が見えるよ             ▲ 第十二 大日如来

ここから水平道を行くと水場が二つあります。
水量の多い無名水場と、二番目は富士見の水場です。

天狗の覗岩からは、浅間連山と見慣れない形の八ヶ岳の間に薄っすらと富士山が見えていましたよ。
富士山って何処からでも見えるんだねぇ。

 富士見の水場
 天狗の硯岩へ             ▲ 十三 虚空蔵菩薩

最後の第十三虚空蔵菩薩様から上は、ず~っと展望良好。
大パノラマが広がっていましたよ。

鬼無里の虫倉山の上に、槍ヶ岳が浮かんでいる。
浅間連山、富士山、八ヶ岳、中央アルプスに北アルプス。
そして戸隠山の後ろには、後立山連峰が。
もう少し登ると、浅間連山の左に四阿山が少しずつ見えてきました。
特に、白馬三山が近いです。

 雲海 北ア 槍穂高               ▲ 丸見えでっせ
                    ▲ 雲海に浮かぶ虫倉山 そして遠くに常念山脈や槍穂高
                            ▲ 雲がどんどん上がっていますね
 針ノ木岳                ▲ 爺ヶ岳
 鹿島槍ヶ岳                ▲ 五龍岳
                        ▲ 針ノ木岳から唐松岳まで (まだ白くないよ)
                            ▲ 懐かしい山が並んでいる
                       ▲ いつまでも景色に見とれて固まっているはらっぱ

西登山道と合流すれば、飯縄大権現の鳥居はすぐですよ。
そして南峰です。
今回も飯縄神社にお参りしますね (^^

扉が開いてたので、今回はお賽銭を入れて無事をお願いしました。
きょうは地元の人が集合していて、お神酒を背負ってきたらしく何か行事があるようでした。

 西登山道分岐             ▲ 飯縄神社に参拝

ここからは平坦な道をポコポコ辿って、山頂に向かいますね。
3年ぶりの懐かしい山頂です。
前回は、残念ながらガスのため展望がありませんでした。

きょうは360゜の大パノラマですよ~
とりあえず山頂を越えて、頚城の山もじっくり眺めましょうかね。

 飯縄山頂に大手          ▲ 代表しておいちゃんがモデル
                               ▲ 頚城の山々 (高妻山から妙高山まで)
 山名方位盤          ▲ すごい数の山が書いてあった

東には苗場山、岩菅山、横手山、四阿山、浅間連山と一並びです。
ごちゃごちゃしていて良くわからないけどね (^^;

でもでもやっぱり、皆さんが眺めているのは北アルプスですね。
私達も、白馬三山が正面に見える場所に座ってランチにしました。

おいし~。

 ランチのおかずは白馬岳
                    ▲ 山ごはんはうまいなあ (お結びとパンだけど) 唐松岳から白馬小蓮華山まで

 帰りは正面に           ▲ 西登山道分岐まで下って

途中で出会った山座同定アプリのカップルさんが、先に下って行きます。
私達も後を追って下りましたが、姿見えず。

展望と紅葉を楽しみつつ、K2隊なりのダッシュ。
登るときと同じように、駒つなぎの場まで下りておやつ&デザート休憩。

 結構な岩ゴロ            ▲ 誰も使わないクサリ
 紅葉ゾーンです          ▲ 広島のもみじ饅頭、思い出す

登りで見逃してしまった第九勢至菩薩を、キョロキョロ探しながら下る。
あった~ (^^
石ゴロの段差が多く、足元ばかり見て歩いてた場所のようです。
おまけに、目立たない場所にあったしね。

ここからも転ばないように、気をつけて下りましょう。

 感動ポーズ             ▲ ドングリと落ち葉

きょうは天気が良いからね、次々と登山者が登って来ますね。
皆さん、出足遅くねっ。

私達が登山口の鳥居に着いた時間はお昼ちょっと前でしたが、その後もまだ登って行く人がいましたよ。
午前中登山を心掛けているおいちゃんは、文句タラタラ (^^;

 黄葉模様の特製錦絨毯ですよ~             ▲ 材料はこれですけど
アカツメクサ マルバフユイチゴ ニシキギ ゴマナ
ガマズミ ナナカマド ズミ ツルリンドウ

朝は全く車がなかった鳥居の空き地には、びっしり停まっていました
別荘地内には、駐禁の立て札がイヤと言うほどあったのに ・・・
まあ歩くのも悪くはないアプローチでしたけどね (^^

正規の駐車場に戻ってみれば、広い駐車場にも車多かったです。
紅葉最盛期は、凄いことになるんでしょうね。
隣に停めていた山座同定アプリカップルさんは、戻っていませんでした。

今回は二日間好天に恵まれ、素晴らしい紅葉巡りになりました

 登山口の鳥居前
 おかえり~ (一の鳥居苑地駐車場)        ▲ 碓氷橋を渡ると帰ってきた気がする