2019.01.13 (日)   K2Couple No.0623 

小浅間山
こあさまやま(長野県)
1,655m
雪なし 南面岩稜直登バリルート

コース最大標高差 : 250
コース累積標高差(+) : 275
コース累積標高差(−) : 275
コース沿面距離 : 4.0 km
行動時間 : 3'05"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 岩稜帯を抜けて浅間山をバックに
  6:55 = 藤岡IC/上信越道/碓氷軽井沢IC = 8:05 小浅間登山口 (峰の茶屋)

 登山口 8:20 ... 8:50 ヤブ道入る ... 9:00 直登開始 ... 9:50 岩稜帯抜ける ... 10:00 東岩塔 ... 10:05 東峰 ...

 10:10 小浅間山 【L】 10:30 ... 10:35 西峰 ... 10:40 西岩塔 ... 10:55 馬返し ... 11:25 登山口

 登山口 11:30 = R18碓氷バイパス = 13:10


  小浅間山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


 上信越道はスムーズに流れて            ▲ 久しぶりの軽井沢IC
 軽井沢に向かうと霧氷の山々          ▲ 真っ白い浅間山が見えてきた

きょうは何処も良い天気になる予報ですよ。
霧氷が見られれば赤城山も候補でしたが。
私のお気に入りで、私の足にちょうど良い山ということで小浅間山です。

家を出るときは−2℃。
軽井沢は−5℃でガスっぽく、和美峠周辺や離山には霧氷が出来ていた。

中軽信号を右折して峰の茶屋への道に入り。
登って行くと北軽側は晴れていて 綺麗な浅間山が見えてきます。

 峰の茶屋登山口から浅間と小浅間

気分はルンルン
峰の茶屋の登山口駐車場は先客なく、一番乗りです。
対面の茶屋側にあるトイレを借りて、準備万端いつでもOK

積雪僅かで拍子抜けですが。
凍ってツルツルしちゃったので。
安全のため、軽アイゼンを付けて出発します。

小鳥が木の枝でチチチチ鳴きながら行ったり来たり。
じっとしてないので、写真にはボケたお尻しか写ってなかったのでボツ。

 登山口
 枯れてもノリウツギ          ▲ こんなに雪が少ないのがショック

途中から一段上のヤブ道に入ります。
これっておいちゃんの趣味。
このルートは邪魔な木が多くて、毛糸の帽子が枝に持ってかれるよ

引っかかって嫌になってきた頃、ちょっと開けた沢が眼に入る。
雪は少ないし、いつもの道を行ってもつまらないので ・・・
ここから直登しちゃおうか。

そうしよ そうしよ (^^

 藪がうるさくて
 急じゃねっ             ▲ はらっぱ絶好調
 ヤマハハコ            ▲ 樹林帯を抜ける気配

小浅間山の南面は、岩が切り立っているのは知っているけど。
登るルートはきっとあると信じるお気楽隊です (^^;

簡単に行けそうに見えた斜面ですが、樹林の下はザレた噴石だらけ。
足を取られて苦戦しました。
石に乗ったら石ごと落ちるしね

そして樹林を抜けると、手掛かりのない急斜面のザレに泣く。
それでも、振り返ると雲海の上に奥秩父の山々が浮かんで見えたの。

 上方の岩場まで続くザレ斜面
                                       ▲ 奥秩父の山なみ
 あるものは何でも掴むよ            ▲ おっさん大丈夫ですかい

一昨年登った富士山南面の表大沢と様相がそっくりだ。
噴石のザレ層が厚く流れている。

見上げれば、核心の岩塊が手招きして待ってるし。
何とかバランスを取って登り上げるが ・・・
このままじゃ埒があかないので、トラバースして岩稜に逃げる。

 ザレ沢から岩稜に逃げる
 こういうの大好き              ▲ 浮石落石注意

私に比べておいちゃんは速い。
けど、心臓に負担がかかるようで立ち休みが多いよな (^^;
私は休まずジワジワ登るんですね。

普通のポコポコ歩きより、変化に富んだ岩場が大好きなはらっぱなのです。
花や景色も魅力的だけど、こういう登りは山そのものが楽しくなる。
お転婆の血が騒いだりして (^^

 ひょいひょい           ▲ あれを越えれば脱出っぽい

私たちはいったいどの辺りまで登ったのだろう
おいちゃんがスマホで確認したら。
もう半分は過ぎてるらしい。

岩に腰掛けて一段落、ゆるゆるドリンク休憩にしよう。
遠く雲海の上に広がる景色が素晴らしい。
まったり〜  この世の春。

 岩に腰掛けて気持ちいいよ〜            ▲ 八ヶ岳も雪が少ないね
 あとは楽勝と思われる訳で           ▲ 富士山の沢を髣髴とさせる

そこから少し頑張ると、見覚えのある山頂下の岩場に出たの。
そこからは八ヶ岳や奥秩父の山。
方向と形から、
瑞牆山や両神山などがはっきり同定できる。

めでたく岩場を抜けたので、記念撮影会(?)が始まる。
他には誰もいない二人占めの絶景なので、やりたい放題だよん。

このまま岩場を辿るのは、ヨレヨレ様には危険と思われ。
ザレ沢との境界を登ることにした。

 カッコいい浅間山               ▲ 専属カメラマン
 頂稜が見えてきた         ▲ 浅間山にシワシワナナカマドさん

                             ▲ ザレ場をトラバースして東岩塔へ
 おいちゃんが先行           ▲ 東岩塔から小浅間東峰へ
 やっぱり倒れていた東峰山頂の標識                ▲ 三角点
 標識を立て直すか迷ったけど無駄と悟る             ▲ 榛名山と赤城山
                                          ▲ 東峰から東方面

東峰からは浅間隠山や榛名山、皇海山、袈裟丸山、日光の山なみを見て。
小浅間三角点に向かいます。
雪がないのにアイゼンやワカンなんか背負って、馬鹿みたい
西峰に向かう樹林帯には、シッカリ雪が積もっていて欲しいと願いながら。
途中の広いザレ地で、浅間山を正面に眺めてランチを楽しむ。
噴煙ゼロ (^^

 浅間山観賞ランチ            ▲ いっぱいあったハンノキ
 可愛い子が遊びに来ないかなあ         ▲ 結局ワカンの出番はなかった

ランチのあと、トレースを追って西峰に向かう。
やっぱり雪は少なく、呆気なく西峰に出ました。

こちらからは、草津白根山や雲のかかった四阿山などを一望する。
西端の岩塔に立ってみる。
眼下に火山観測施設は見えるものの、岩が切り立って下りれそうにない。
地形図では、登って来た斜面と余り変わらないけどイワイワマークね。

 西峰にてエッヘン
                                     浅間山から右に、志賀方面の展望
 四阿山、志賀方面はスッキリしない              ▲ 少し霞んできた
 西岩塔の下は、確保なしの下山はやばい            ▲ ザレ場の下りは楽チン

諦めて適当にザレを下り、登山道に合流して馬返しに至る。
まだ11時前

山上での出会いはなかったけど。
馬返しから登山口に戻る途中で、若い2組のparty とスライド。
けっこう重装備 (^^ で、皆んなカッコいいね。

雪山遊びのつもりで来たのに、年々雪が少なくなるのが残念ですが。
今回は、代わりに岩遊びができたので楽しかった。
風もなくピーカンの青空に恵まれ、浅間三昧で悔いのない小浅間だった。

 登山道に合流しました                ▲ 馬返しにて
 東大火山観測所と小浅間          ▲ 帰りに見た噴煙のような雲