2019.02.03 (日)   K2Couple No.0625 

高峯山
たかみねやま(長野県)
2,106m
毎年恒例の高峯遊び (^^

コース最大標高差 : 135
コース累積標高差(+) : 180
コース累積標高差(-) : 180
コース沿面距離 : 3.2 km
行動時間 : 3'10"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です ▲ 後立山爺ヶ岳の後ろに聳える剱岳(手前は池の平)
  7:40 = 藤岡IC/上信越道/佐久IC = 9:10 車坂峠高峰高原ホテル
 車坂峠 9:35 ... 10:00 展望台 10:05 ... 10:40 粒ヶ平 ... 11:05 高峯山 【L】 11:40 ... 12:00 粒ヶ平 ... 12:30 展望台 ... 12:45
 車坂峠高峰高原ホテル 12:55 = 碓氷峠 = 15:05

    高峯山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


「ライブカメラで霧氷ができていたら、赤城山に行こう」 と言って寝た。
朝起きて確認したら、残念ながら黒かったの。
どうする?

そこで思いついたのは、毎年この時期に行っている高峯山です。
空は青く登山日和なのですよ。
真っ白な谷川方面を見ながら、車は長野県へ。

八ヶ岳も浅間連山もクッキリ見えて、でも雪は少なそう。
チエリーパークラインも完璧ドライ。

 横川SA付近から浅間山
 グリーンロードから黒斑と浅間です           ▲ チェリーパークラインは快適

高峰高原ホテルに着いたら、いつもより車が少なく閑散としてた。
駐車場からの眺めはまずまずで。
八ヶ岳の右に中央アルプス、そして富士山も何とか見えた。

高峰神社の白い鳥居の横から登ります。
見た目に雪が少なかった割に、登山道の雪は例年と変わらず驚き。

ワカンやアイゼン、スノーシューは車で留守番です。
きょうは、先日仕入れたチエーンスパイクのトライアルなのです。
おいちゃんが先週の荒山で具合良さそう、と言うので私も買った (^^

 車坂峠の高峰高原ホテルに駐車
 高峯神社鳥居は積雪量のバロメーター               ▲ 舗装道路ちっく

先行者のスノーシューの足跡が続き。
バッチリ踏み固められて、舗装道路並みだった。

スノーシューが普及する前は、ちゃんとステップが切られてたけど。
最近はスノーシュー全盛時代で、トレースは滑り台状態ですよ。
ツボ足の人は歩きにくくなりました。

歩幅を小さくして登りますね (^^
樹林越しに、遠く上越国境の山々が白く並んで見えてくると展望台は近い。

 落葉松ぼっくり
 そこそこ満足な積雪量(展望台にて)         ▲ 展望台からポコポコ高峯稜線
                                  ▲ 白きたおやかな上越国境の山が綺麗だった
                                        ▲ 八ヶ岳と遠く中央アルプス

素晴らしい眺めですよ。
八ヶ岳の真ん中に、南アの甲斐駒がチョコンと頭を覗かせています。
展望ドリンク休憩。

北側はアサマ2000のスキー場で、リフトから降りる人がすぐ下に見える。
遠くには本白根山や横手山、笠ヶ岳など志賀の山が見えるのですが。
雑木が邪魔なのよね。

 お山の大将           ▲ 太陽に南風でホッカホカ

トレース上はしっかりしてて、チェーンスパイクで充分ですが。
少しでも外れると、ズボッと片足さようなら。
雪を踏み抜いた片足の脱出大会始まります (^^;

稜線まで上がっても。
雑木が邪魔でスッキリ展望はないのは承知の上。
はらっぱは、果敢に深雪を攻め始めた
腿まで埋もれてるし。

 展望求めて深雪ラッセル         ▲ やっぱりヤブ越しの水ノ塔山だった

いつものパノラマ雪庇の所に出ました。
先端に立つ爽快さを求めて、ここでもズボズボ埋まりながら前進する。

風当たりがいいので、表面はちょっとクラストしてるけど。
スノーシューを持って来なかったことを、ちょっと後悔。
でも、稜線と比べたら全然楽勝。
気持ちいいよ~。
 

 スノーシュー欲しいな           ▲ 八ヶ岳さん♪おはようさん
                                           ▲ 展望スポット
 富士山 (見やすくしました                ▲ アップ
 小さなアップダウンを楽しみ             ▲ 抜き足差し足

きょうはそれほど風も強くなく。
ルンルン鼻歌混じりで、高峰温泉ルートを右から合わせ。
粒ヶ平スル~。

石楠花の木が寒そうに葉を垂れている。
展望の開けた場所から黒斑山を眺めるが、変化なく。
きょうは、どちら様も黒々としてますね。

 トレース外し大好き              ▲ ふわふわ雪
 洗濯板の上を歩いて     ▲ 粒ヶ平分岐 (高峰温泉からのルートと合流)

雪庇第二幕が可愛い。
写真を撮ったりして遊んでいたら。
ホテルのガイドツアーの団体さんが、こちらに向かって迫って来ます。

ガイドさん曰く 「山頂から北アが見えましたよ、槍穂高も。
でも、良く知った人でないと分からないかも ・・・」
その人たちが通った跡は、スノーシュー爆撃の荒れ野原

 雪庇が少し発達してる         ▲ 車が走った跡みたいでガックシ
 わっせあっせ  シャクナゲさん  黒斑を振り返り  プチ荒涼
 壊れかけた人形が投げてあったけど              ▲ アホクサ無視
 山頂で待つおいちゃん           ▲ だいぶ雲って来ちゃったね
                                    ▲ 後立山連峰と立山剱の二重奏

私たちが山頂に着いた時は、誰もいなくなり二人っきりで最高に静か。
針ノ木から鹿島槍まで、後立山連峰が並んで見えたけど。
槍・穂高は雲に隠れて、良く知ってる人でも見えなかった訳で ・・・

どうもこの山頂は、私たちと槍は相性が悪いらしく毎年見えないのよ。
北アの写真を撮って。
風のない岩陰で、妙義や西上州の山々を見下ろしながらランチのんびり。

 高峯神社の祠でナム~            ▲ ギザギザ妙義 de ランチ

帰り始めたそのときに、次なる団体さんがやって来た。
さっきより大人数なので、トレースは自ずとハイウェイ級に格上げ (^^;
雪山入門の高峯山という認識です。

天気予報より早く、西から崩れて来てるらしく。
非情な雲が広がりつつあり、帰りはどんよりした気分に。
またかい、帰りはいつも天気に見放される。

それでも雪庇は大好きで。
ちんたら遊びながらの復路です。

 控え目なでっぱりで
 わりと急斜面だったりして            ▲ ちょっと危険なトレース
 コブを乗り越え      ▲ 暇だったので八ヶ岳(赤岳横岳等)ズーム
 天気は西から崩れてくる法則            ▲ 群馬県側は晴れてる
                       ▲ たそがれおいちゃん♪ こんな筈じゃなかった失敗パフォーマンスの巻

帰りの展望台はスル~。
気まぐれヒップソリをしながら下ります。
滑らないヒップソリは、足で漕ぎながら立ったり座ったりで疲れたよん

 展望台に戻ったよ                    雪と戯れた一日

山に入ってみれば、そこそこの雪が積もっていたけれど。
黒斑は眺める限り真っ黒で、ほんとに雪があるんかいという状況だった。
来週はまだまだ暖かい日が続くそうで、今年の雪山遊びが心配になる。

駐車場は朝にも増してガラガラだし。
何でやねん。
これじゃ、スキー場もやってられんでしょよ。

 おしまい             ▲ 奥歯折れそっ


 チェーンスパイクは、軽アイゼンと八本爪の中間くらいの位置づけで履き心地はまずまずだった。
 特に黒檜山のような岩ゴツゴツ登山道で、積雪量が少ない時にはいいと思う。
 基本的にゴム製なので、登山靴への脱着がほぼワンタッチなのもいい。
 ただ今回購入したものは、安価な made in China だったので、品質にムラがあり耐久性も保証なし。
 チェーンがねじれて付いていたり、ワイヤーが一本足りなかったりして、手直しする必要があったことを書き添える。