2021.12.11 (土)   K2Couple No.0734 

小烏帽子岳
こえぼしだけ(長野県)
2,043m
Heart Break 烏帽子岳

コース最大標高差 : 310
コース累積標高差(+) : 420
コース累積標高差(−) : 420
コース沿面距離 : 7.7 km
行動時間 : 5'30"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  湯の丸を正面に鞍部(小梨平)に下る
  5:50 = 藤岡IC/上信越道/小諸IC = 7:15 地蔵峠P 【BF】

 地蔵峠P7:40 ... 7:55 キャンプ場 ... 8:20 中分岐 ... 8:45 富士見ポイント 8:50 ... 9:10 小梨平 9:20 ... 10:10 稜線分岐 ...

 10:30 小烏帽子岳 【L】 11:15 ... 11:45 小梨平 11:50 ... 12:40 中分岐 ... 13:10 地蔵峠P

 地蔵峠P13:25 = 野菜の店(小林農園)= R18碓氷バイパス = 15:55


 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)
烏帽子岳の場所



 先日は赤城の霧氷を見損なったし、先週は長野地方の山が何処も霧氷祭りだったらしい。
 我が家もシーズン初の霧氷鑑賞に色気を出し、しかも明日は快晴に恵まれらしいので浅間界隈をターゲットにした。
 毎年この時期に浅間詣でをしているような気がするし。
 行く先は湯ノ丸烏帽子辺りと決めて、布団に入った(^^

 久しぶりに気合を入れて、夜明け前の上信越道を走る。
 八風山トンネルを抜けて長野県入りすると、例によってガスガスの霧が立ち込めていた。
 浅間連山の姿は全くなく、ということは霧氷の山が待っているに違いない
 これで快晴となれば、青空に霧氷&北アの大展望がいらっしゃいまし〜的な願ってもない楽しい一日になるだろう。

心ウキウキ地蔵峠への道に入ると、いきなり霧が晴れて視界クッキリ
何か悪い予感がして、車内の空気は一気にト〜ンダウン

心配した通り、道路脇も山の斜面も霧氷のムの字もない。
やめてよ〜。

7時過ぎに地蔵峠pに着いたら、何気にガラガラで。
気合が空回りし始める (^^

 小諸ICを降りて霧のサンラインへ           ▲ 道路も林もスーパードライ
 キャンプ場までの林道がツルツル滑って     ▲ キャンプ場を過ぎればフカフカ雪で気持ちが良い

駐車場の気温はマイナス5℃なれど、きょうは暖かくなる予報。
ワカンもアイゼンも積んでいるけど、とりあえずチェーンを持って行く。

キャンプ場までの林道が踏み固められて、ツルツルしながらツボ足で。
広場の一角に、リモートワーク用の施設を建設中だった。
その先からはこの時期としては多めの積雪で、ふかふか歩きが良 (^^
風もなく青空が広がっている。

 落葉松林に入りちょっと登って       ▲ 湯ノ丸道と烏帽子道を分ける中分岐

湯ノ丸捲き道に入ったところで、白樺の倒木が道を塞いでいた。
トレースは倒木を高捲いていたので、自然にそのように進む。

やがて八ヶ岳や富士山が見えるポイントに着き。
雪の少ない八ツとでっかく端正な富士山の撮影会に没頭する。
富士山がすぐそこにあるように見えたりする。

 陽射しが届く湯ノ丸捲き道をのんびり歩く
 
                             ▲ 八ヶ岳連峰は殆んど白くない
 見えて嬉しい富士の山           ▲ しっかり撮ってくださいな


 捲き道から烏帽子岳を望むポイントは、いつもだったらファンタスティックな霧氷に感動する場所です。
 ひょっとしたらと思ったけど、乾いた落葉松林が林立して愛想なしです
 ガックシ。


                 ▲ 霧氷の飾り付けがないと、この時期としては何かイマイチ物足りないな

 

湯ノ丸山の北斜面にも霧氷はできていないので、湯ノ丸に転戦の選択肢はなくなった。
小梨平でおやつ休憩&ドリンク休憩をしていると。
湯ノ丸山から若者4人組♂が下りてきて、一角に陣取っておやつタイム。

その後、年配のお二人♂が現れスルー気味に通りすぎる。
コロナ禍のせいか、仲間以外の他人とは言葉を交わさない人が多いね。
次にスノーシューのお二人さん♂♀が、捲き道からガシャガシャ登場する。

 小梨平にとうちゃこ
 

私たちは彼らに先んじて腰を上げる。
ズミが鈴生りだったけど、良く見るとシワシワだ。

しばらく登ると、スルーした男性二人が道端で休んでいた。
四阿山や浅間の写真を撮っている間に、後続の2組が追い越して行く。

 しわしわの実が鈴生りのズミ
 日本百名山の四阿山       ▲ 浅間隠山の後方に皇海山と袈裟丸山

小梨平から稜線に上がるまでが本日の頑張りどころ。
湯ノ丸捲き道をチンタラしていたはらっぱが、ガンガン登りを始めた。
稜線分岐までは花の季節ならロスタイム道だけど、今は花がない。
ちょっと待ってくれ 汗が  心臓が

冬の太陽に向かって稜線をめざすはらっぱが、太陽と重なった。
期せずして、ダイヤモンドはらっぱの出来上がり (^^

 お日様に向かって稜線に大手だ
しわしわのズミ オヤマボクチ 浅間山は元気だ ダイヤモンドはらっぱ

                                  ▲ 稜線に上がって再びの富士山(真南)
                                  ▲ 富士山の右に続くのは八ヶ岳から美ヶ原
                                       ▲ はるかに中央アルプス
               ▲ 中央が常念岳( いわゆる日本アルプスの飛騨山脈は雲の中、手前に連なる常念山脈だけが見えている )

車で走っているときの夢物語。
青空の下で霧氷を楽しんで、北アの銀嶺を眺めたら気が狂うよね。
なんて話してたけど、霧氷の夢は消え 残るは北ア展望だけになっていた。

その北アが雲まみれで、ほんの一部しか見えない現実に打ちのめされ。
ダブルガックシ。
逆バージョンの気が狂いそうな展開だった
そんな中、完璧な青空と南の展望が唯一の慰めになったのでした (^^

 雲海に浮かぶ太郎山 たぶん
                      ▲ 噴煙を上げる浅間山( 手前は篭ノ登山と黒斑山 )

稜線に上がっても殆んど風はなかったが、たまに吹く風が冷たい。
ダブルガックシ隊の頭からは、烏帽子岳が消えた。
小烏帽子ピストンで帰ることが、最近は多いしね (^^;

何か、根子岳をめざして小根子で撤収パタ〜ンに似てきたような。

それにしても、佐久平や塩田平は未だに雲海の下に沈んでいる。
上から見ると綺麗だけど、あの下に住む長男一家は可哀そうだな

 烏帽子まで行ってもしょうがなくねっ        ▲ 2021年12月11日の烏帽子の太陽
                          ▲ 烏帽子岳から浅間釜山まで、浅間連山の端から端まで凝縮の図
 小烏帽子山頂              ▲ 小動物の足跡

小烏帽子山頂でランチにするには、さすがに寒風が気になる。
北アの展望は次回ということにして、浅間展望のランチにすることに。

ランチ適地を物色しながら岩場を下る。
その前におちゃらけ適地に出たので、きょうの烏帽子に万歳ポーズ (^^

その岩の横、登山道から離れた場所で浅間展望ランチを設定した。
きょうは浅間の噴煙がすごく多いね、ツルツルモグモグ

 バカップルのおちゃらけ           ▲ おいちゃんはショボイ
               ▲ 湯の丸スキー場は営業してないのだろうか、ゲレンデにスキーヤーがいないけど
 まあまあ楽しかったね           どうも気になる根子と四阿山
 雪をパクッて食べたよ          ▲ 湯の丸山に向かって下山
 空はずっと青かった             ▲ 鞍部(小梨平)
 下りで付けたチェ〜ンを外す          ▲ 余韻を楽しむ歩きらしい

花はないし霧氷もない、可愛い囀りは届けど小鳥は見つからない。
長っがいなあこの捲き道。
ただ漠然と帰るためだけの歩きは、けっこう長く感じるものさ。

倒木の場所に差し掛かって。
おいちゃんが確かめてみると、途中で折れて雪に埋もれてたのだ。
雪をほじくって、太腿ほどの太さの木を引き起こし、トレース外まで移動。
念入りなことに、トレースを真っ直ぐに踏み固めていた (^^

たまにはいいことするじゃん

 ちょっと社会奉仕( 登山道整備 )
 中分岐はスル〜して         ▲ 雪の塊りが落ちて来る落葉松林
 湯の丸様の上にも雲が          ▲ 篭ノ登山も怪しい雰囲気で
 駐車場はガラガラ        ▲ 帰りは軽井沢経由のR18碓氷峠へ
                          ▲ 浅間サンラインから浅間山にお別れを