2015.01.18 (日)   K2Couple No.0483 

飯盛山
めしもりやま(長野県)
1,643m
南八ツ、南ア、富士山展望

コース最大標高差 : 305
コース累積標高差(+) : 540
コース累積標高差(−) : 540
コース沿面距離 : 10.6 km
行動時間 : 5'35"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 権現岳東壁
  6:30 = 藤岡IC/上信越道/下仁田IC = 内山峠 = 8:30 JR野辺山駅 8:35 = 8:50 南牧村農村文化情報交流館 (宇宙電波観測所)
 交流館 9:05 ... 9:50 平沢峠 10:05 ... 10:55 平沢山捲き道 11:00 ... 11:25 飯盛山 ... 11:55 林道出合 12:00 ...

 12:30 【L】 13:00 ... 13:20 車道出合 ... 13:55 平沢峠 14:05 ... 14:40 交流館

 交流館 14:50 = 佐久市 = 内山峠 = 下仁田IC/上信越道/藤岡IC = 17:00

               飯盛山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)( 青:車道  ピンク:林道


きょうは穏やかで良い天気になりそう (^^
展望の良い山に行かなくっちゃ。
マイベストチョイスは、展望抜群、歩いて楽な長野県の飯盛山ですよ。

夜明け前に家を出ました。
我が家では0℃、内山峠の群馬側で-4℃、トンネルを抜けたら-7℃。
佐久の町へ下りて行くと、どんどん下がってマイナス10℃。
やっぱり長野県って寒いのね〜。

浅間連山には雲が掛かっていました。

 R254内山峠へ
 佐久市内           ▲ 海ノ口付近は凍結難所

高崎と違って長野県に入ると、ず〜っと雪景色ですよ。
昨日雪が降ったのかしら?
路面も雪混じりで凍結しています。

佐久穂、小海を過ぎて南牧村海の口の道沿いでは、木々に霧氷が出来ていました。
車載温度計ではマイナス15℃でしたが、道沿いの電光掲示板はマイナス17℃ってほんとかいな。
山の上みたいな気温です。
放射冷却。

 凍て付くR141佐久甲州街道

「飯盛山は雪が弛んで糠ってたらやだな」なんて言ってましたが、そんな状況ではないようです (^^;

トイレ休憩で必ず寄ることにしている超可愛い野辺山駅。
駅舎全体が雪まみれ
駅前から見える八ヶ岳は、青空にきりっと引き締まっておりました。
ブルブル。

 野辺山のマスコット             ▲ JR小海線野辺山駅
                      野辺山駅前から 赤岳〜硫黄岳稜線

平沢峠をめざしましたが、手前で凍結のため通行止めだって
広い空き地のある農家に寄って、「どこか駐車できるとこありますかね?」
「ありません」って一蹴されちゃった

路肩に停めてる車もありましたが、引き返して南牧村農村文化情報交流館の広い駐車場に置かせて貰います。
宇宙電波観測所のパラボナアンテナが並んでいるところです。

 宇宙電波観測所の前            ▲ 仕方なく車道をトコトコ

平沢峠に至る山道の標識がありちょっと色気を出してみますが、雪深いので諦めて結局車道を歩くことに。
もちろん雪もこもこですが轍の跡もあり、PAJEROだったら行けたかもね。
でも、通行止めになってるんだからルール違反でしょよ

峠には無鉄砲な車が2台乗り入れていましたが、反対側から来たのかな?
八ヶ岳が朝日に輝いて、素晴らしい眺めです。

 平沢峠から野辺山駅に下る山道
                            ▲ 平沢峠から南八ヶ岳の絶景
                         ▲ 北岳と甲斐駒 ・・・ 南アルプスですよ〜
 権現岳               ▲ 主峰赤岳

ここから登山道に入って間もなく、はらっぱの足は靴擦れがひどくなった。
きょうはアイスクライミング用の冬靴を履いてきたのでした (^^;
車道歩きから痛くてトロトロペースだったし。

このまま歩くのは無理と思い、早目のテーピング処置します。
それまでの痛みが嘘のようになくなったので一安心。
テーピングテープは他にも利用価値が高いので、必ず持参しましょうね。

 まず平沢山へ           ▲ はらっぱ靴擦れの治療中

そんな訳で足元は一段落したのですが ・・・
登るにつれて、北風が容赦なく吹き荒れています。
早く風の当たらない所まで行きたい一心で、頑張って登りましたよ。

帽子をかぶっていても耳が痛くなるほどの風を我慢して、やっと平沢山の南面捲き道に出ると嘘のように静かになった。
大きな富士山がデ〜ンと姿を見せて、嬉しさが込み上げてきます。

ここでようやく寛いで、温かい紅茶で一息入れますね。
気持ちも紅茶もホット (^^;

 富士山ですよ〜
 鳳凰三山と北岳             ▲ 展望台が見えてきた
 快晴なれど風強く          ▲ 反対側の浅間連山は脇役です

平沢山の陰から、無情にも稜線に出る登山道。
清里に下る分岐辺りは、もう風の通り道でさむさむですよ。

遠目に見る山頂は静かそうですけど、とんでもなく物凄い風でした。
植生回復の為にムシロが敷かれ、ロープで保護されていますので狭い。
寒い以外に言葉も出ないので、写真を撮って速攻下山します。

 飯盛山と富士山           ▲ 帽子飛ばされて対策中
 風がなくても寛げそうにない山頂           ▲ 展望台凸越しに浅間山

                          ▲ とっとと退散、逃げ足の速いはらっぱ

来た道は強風に晒されて寒かったし、いつか清里方面に下ってみたい気持ちもあったので、遠廻りですが清里に下りますね。
こちらは南西尾根なので風もなさそうだし。

風も弱く富士山もくっきり見えるし、北岳がずっと正面にいてくれる。
見っけもんの下山路でした (^^

 トレースばっちり風も少なめ
 富士山とはここでお別れ        ▲ 北岳さんはずっと付き合ってくれる
                           ▲ 南アと八ヶ岳を見ながら、こんな素敵な下山路でした

そろそろ正午だし、どこか素敵な場所でランチにしましょう。
って思いながらズルズル歩いて、林道終点の工事現場らしき場所に出る。
上から見えた東屋は工事中で立入り禁止 (^^;

昼飯食べ損ねそうな予感。
グ〜。

トレース拾って清里に下ったら、車までタクシーで戻らなくてはならない。
林道を歩いて、途中で豪勢なランチタイムにしようぜ。
そうしよ そうしよ (^^

 林道終点工事中

で〜、雪深い林道の二人は、落ち武者ちっくにグレ歩きです
トレースは新雪に覆われて薄過ぎなのが、何気に想定外。

アイゼンをワカンに代えて順調と思いきや、おいちゃんのワカン壊れる。
その5分後には、私のワカンも片足NG全く同じトラブルです。
二人ともワイヤーの止め金具が割れてしまってるって、うっそ〜。

結果、ツボ足で歩いた方が案外楽だったりしてね (^^;

 林道のトレース薄く            ▲ 頼りのワカンはボロだし
 二人ともワカン片足ずつ放棄   ▲ こうなったらゆっくりすべ〜ってことでランチタイム突入
 ウサギさんのツボ足トレース          ▲ やっと林道から車道に出ます

平沢地区浄水場とかがあって、そこからは踏み跡ぐちゃぐちゃありまして。
短いけど長かった林道歩きも、ランチを挟んで小1時間で脱出です。

車道に出ればタイヤの跡が付いていたので、チンタラ登りの気楽さ。
車が来ない車道はK2C専用道、ある意味開放的です。
峠への登り返しが意外と手間取り、峠が見えた時はちょっと嬉しかった。
しかし 。。。 きょうは峠が終点じゃないんだよね〜

平沢峠には、アウディとベンツが1台ずつ居た。

 平沢峠に帰還

最初から最後まで快晴で風が強かった。
一日中八ヶ岳が綺麗に見えていた。
八ツを歩いてる人も居るんだろうけど、強烈な風が吹いてるのでしょう。

建物の陰に座り込み、のんびり流れる時間に身を委ねる。
八ツと南アを眺めながら紅茶タイムで温まります。

さてと、また車道歩きか〜
稜線上では赤マークだったカメラのバッテリーが復活してた (^^

 太平洋、日本海の分水嶺
 膝くらいの深さでしゅね            ▲ 通行止のとこまで下りた
 5時間以上経っても朝と同じ状況              ▲ 長いツララ越しに

駐車場まで帰ったら、非常に温かく感じますね。
帰りの道路も雪が融けて走り易くなってたし。
でも、長野県下は一日中ずっと氷点下の厳しさでした。

内山トンネルを抜けて下仁田まで帰れば5℃に。
やっぱし、群馬は長野県より過ごしやすいという認識です
う〜ん、山岳風景は長野に負けるけどね。

 宇宙電波観測所のアンテナ群              ▲ 昨年登った男山