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2015.04.18 (土) | K2Couple No.0493 |
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古賀志山 こがしやま(栃木県) |
583m | |||||||||||
中尾根末端壁、まさかのクライムダウン | ||||||||||||
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* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です | ▲ 切り立った壁を6連のロープで下る |
■ 6:30 = 前橋南IC/北関東道・東北道/鹿沼IC = 8:10 滝コース市営 | |||||||||||||
市営 8:15 ... 8:25 滝コース入口 ... 8:40 ロックガーデン偵察 【瀧神社】 9:00 ... 9:45 御岳 10:00 ... 10:15 古賀志山 10:30 ... | |||||||||||||
10:35 東稜展望台 10:40 ... 10:50 富士見峠 ... 11:10 中尾根分岐 ... 11:30 P559 【L】 11:45 ... 12:20 引返す ... | |||||||||||||
12:40 中尾根に乗る 12:45 ... 13:50 岩場下降開始 ... 14:35 細野ダム堰堤(北コース分岐)... | |||||||||||||
14:45 赤川ダム分岐(芝山林道入る)... 15:15 頂上(古賀志林道) ... 15:30 南コース入口 ... 16:05 市営 | |||||||||||||
滝コース市営 16:20 = 鹿沼IC/東北道・北関東道/駒形IC = 18:00 ■ | |||||||||||||
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この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
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古賀志山の場所 (参考) 古賀志山ハイキングマップ by 宇都宮市森林公園 |
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先週の坪山のヒカゲツツジが惨めな結果だったので、今週は何とか花の部で挽回したいと栃木の古賀志山を計画しました。 北コースから南コースに周回してお花巡りのつもりだったのに、古賀志山ならクライミングゲレンデも見たいでしょって言う訳で逆周りに修正される。 私のと全然違うんですけど ・・・ |
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▲ 同床異夢 |
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晴れマークのきょうは、春霞なのか黄砂なのか朝からスッキリしません。 鹿沼ICを下りて北上すると、横長の山が見えてきます。 宇都宮市民の庭と思いきや、茨城県民の訪問も多いらしい。 |
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▲ 赤岩山(左)と古賀志山 |
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滝コースの入口、市営駐車場に車を停めて古賀志林道をトコトコ登る。 左に折れて林道を離れると小さな神社があり、その前には数台の駐車スペースがありました。 |
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▲ 古賀志山南登山道駐車場(市営)らしい | |||||||||||||
▲ 古賀志林道から離れて | ▲ 神社の前のクライマーと挨拶を交わす | ||||||||||||
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幅広の林道ちっくな登山道を登って行くと、岩壁が見えてきます。 広場に瀧神社があって、隣に不動滝(雄滝)が細く落ちていました。 若い♂♀カップルさんが、ブラックレイン5.9で奮闘中。 |
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▲ 花桃とクライマー | |||||||||||||
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さて、クライマーさんとはお別れして、暗めの杉の沢を登ります。 小学生のポスターや、岩壁に空いた洞窟を覗き込みながら。 |
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▲ 沢をつめる | ▲ 上手なポスターだね | ||||||||||||
▲ アルマヤ堂 | ▲ 聖観音 | ||||||||||||
▲ 早くも稜線直下 | ▲ 分岐の標識 | ||||||||||||
稜線に上がり、先ずは左の御岳ピストンします。 山頂からは、薄っすらと日光連山が見えました。 |
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▲ 小さい鉄梯子 | ▲ 御岳頂上 | ||||||||||||
▲ 男体山 〜 女峰山 | ▲ 写るかな〜 写んねえだろうな〜 | ||||||||||||
▲ 展望は諦めてお花さん志向 | ▲ あんた、その名の通りヒトツバナだね | ||||||||||||
▲ これから行きますP559へ | |||||||||||||
▲ 咲き始めた木もあったけど蕾が可愛い | ▲ いちおうやってみた | ||||||||||||
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さて、ここから古賀志山を越えて鞍掛山に向かって縦走です。 割と細い道を、登ったり捲いたりして岩山気分満喫。 |
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▲ ここは登るらしい |
▲ 鳥居は立派ですが建屋はないらしい |
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山頂の低いベンチで、数組の人たちが談笑寛ぎ中です。 宇都宮から来られていたご夫妻によると、天気の良い日には富士山やスカイツリーも見えるんだそうです。 暫くお話をして、70過ぎのお二人に元気をいただきました。 |
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▲ 古賀志山 |
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とりあえず、古賀志山東稜の展望台へ行ってみましょう。 天気が良ければ遠く筑波山が見えるそうですが、きょうはダメですね。 せっせと花の写真を撮って、展望台をあとにする。 |
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▲ 展望台から赤川ダム | |||||||||||||
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稜線(東稜分岐)に戻って、結構急な斜面を一旦富士見峠に下ります。 北コースから登られる人が多いのかな、大勢の人が登って来られます。 登り返してP559までピストンしますね。 |
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▲ 北コースの分岐、富士見峠 | |||||||||||||
▲ シハイスミレ | ▲ 伐採地に登って | ||||||||||||
▲ 歩いてきた稜線 | ▲ アカヤシオ | ||||||||||||
▲ 伐採地の上に男体山 | ▲ ヤマザクラ | ||||||||||||
木が伐採された禿山を越えたり捲いたりして、岩と根っこの道を行く。 ときどき中尾根方向から登山者が下ってきます。 中尾根を下るポイントには、手作りの標識が置かれていました。 |
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▲ 岩々ときどき根っこ | ▲ 中尾根の分岐 | ||||||||||||
▲ ヒメイワカガミ | ▲ あちこちにアカヤシオ点在 | ||||||||||||
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中尾根分岐からもうひとつ登り返すとP559。 この周辺にヒカゲツツジが咲いてるとの情報でしたのに ・・・ 食べたら引き返して、北コースを下山するつもりでっす |
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▲ P559 のベンチでランチ | |||||||||||||
▲ 古賀志山本体が遠くなった | ▲ この先は鞍掛山に続くのだ | ||||||||||||
ちょうどそこへ、反対方向から二人連れの山慣れた女性が登場。 え〜この下ですか〜。そっちに道があるって思ってなかったです (^^; |
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▲ ヤマツツジ |
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教えてもらった場所は、すぐわかりましたよ 足元には、ヒメイワカガミの赤ちゃんが群生していました。 |
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▲ ヒカゲツツジを探しに下る | |||||||||||||
▲▲ ヒカゲツツジ | |||||||||||||
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中尾根はバリエーションルートという認識でしたが、あの女性二人が登って来られたんだし、山経験あれば問題ないって言ってたよね。 予定の北コースまで戻らず、このまま中尾根を下ることにしましたよ。 一方はらっぱは、おいちゃん任せなので全然恐ろしくない訳で 珍しく「中尾根」の標識があったので、このまま下ってから登り返すのかもしれないなんて、都合よく考えてしまったのでした。 段々と歩かれていない沢の道になり、北へ北へ向いて行くので間違いだと気づいて引き返すことになった。 例の標識は、登ってきた人から見て左右を表わしてるのだと思った。 |
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▲ P559 から下って中尾根へ | |||||||||||||
▲ ん?下ってから中尾根に登り返すんですか? | |||||||||||||
▲ 何か方向おかしいらしいけどルンルン | ▲ ズミの蕾 | ||||||||||||
▲ ウスノキ | ▲ アブラツツジの蕾 | ||||||||||||
ルートミスしたおいちゃんは、分岐まで引き返す気になっているけど。 バカッ やめれっ 斜面の最後は崖になってるから無理だろっ。 図らずも出くわしたカタクリの群生地は嬉しかったのですが、登って行くにつれて傾斜が半端なく、這ったり木に掴まったりで笑うしかない必死さ。 |
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▲ 顔は笑って心で泣いて | |||||||||||||
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あ〜、疲れた ・・・ 喉カラッカラ。 その間に、ヒカゲツツジの場所を教えてくださった二人♀が通過。 |
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▲ 歩きやすいじゃん | ▲ ミツバも綺麗に咲いてるし | ||||||||||||
▲ ん?また手作りの標識 | ▲ オオシマサクラ | ||||||||||||
中尾根は、アップダウンの連続で嫌になってくる。 |
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▲ 正面に進めば ○ってことね | ▲ キランソウ | ||||||||||||
▲ 赤川ダムが近くなった | ▲ なかなかカッコいい古賀志山です | ||||||||||||
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前方に高いところがなくなって、いよいよ最後の下りと喜んだのも束の間。 ロープが下がってることからして、この道で間違いないものと認識する。 |
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▲ ロープ束ねて下るのね | ▲ おいちゃんがリード | ||||||||||||
40mくらいの高さを2連のロープで下るのって、いきなり緊張感max。 「なるべくロープに頼らない」 を合言葉にしても、ホールドの細かい下りですからそれなりにロープを頼りながら下りざるを得ません。 |
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▲ ワンピッチ下ったらすぐに次のピッチ | ▲ リードのおいちゃんが待っててくれますが | ||||||||||||
▲ 一息入れられるテラスに下りてホッコリ | ▲ あの〜 まだ要請してないんですけど | ||||||||||||
逆層の壁に頼りなさそうなトラロープが、飾り程度に1本下がっている。 ん? バタバタバタ。 |
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▲ 逆層の岩場 | ▲ 逆層のためホールドが乏しい | ||||||||||||
3本下ってやっと終わりかと思ったら、真下に細野ダム湖が見えてました。 あの人たち、こんな所を登ってきたのでしょうか。 |
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▲ 地形図でガレマークのところだ | ▲ まだダムまで50mはありそ | ||||||||||||
終始おいちゃんがリードして、はらっぱの足場を細かく指示してくれる。 ここで事故を起こしたら目も当てられない、という漠然とした焦燥感。 |
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▲ 狭いテラスで高度感にしびれる | ▲ 5P目を下るおいちゃん | ||||||||||||
最終ピッチの上部は傾斜が緩いが、下部はカブってハングしてる。 極度の緊張から開放されて、思わず二人で無言の握手をしました |
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▲ どうやら最終ピッチまで下りたらしい | ▲ もう少しだからゆっくりね〜 | ||||||||||||
途中の岩でズボンを引っかけて、お尻の部分が派手に破れたおまけ付きでしたが、無事に下りれたのが何よりも嬉しかった。 ダム湖の対岸を、先行の二人や他の人が歩いているのが見える。 |
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▲ 最後の大岩ハング | ▲ 細野ダムの堰堤に下りた | ||||||||||||
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家に帰って検索してみたら、やっぱり迂回コースがあるようでした。 この山には道がたくさんあるけれど、案内標識は極端に少なく、あってもそれは個人的に置かれているものが殆んどでした。 細野ダム湖から駐車場まで、約4kmの車道(林道)を戻ります。 |
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▲ 心安らぐニリンソウ群落 (ダム堰堤下) | |||||||||||||
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林道のヘアピンをショートカットしたのはいいけど、ガードレールに金網が敷設されていて這い上がれず、泣きながら戻りました この林道は車両進入禁止になってるので、自転車族の天国です。 道端には途切れなくスミレが咲いてて、単調な歩きも気が紛れる。 |
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▲ 柴山林道をポコポコ | |||||||||||||
▲ 自転車族が集う古賀志林道頂上 |
▲ ほろ苦い古賀志山の味覚 |
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▲ 南コース入口 | ▲ ここまで車両通行止めよ | ||||||||||||
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林道歩きの前半は登りでグレグレでしたが、南コース入口以降の後半は緩やかな下り勾配。 それにしても疲れたわ、心身ともにね。 下調べの不備でスリル満点の山歩きになってしまいましたが、何はともあれ無事に帰れてよかった。 |
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▲ ヤマブキの花に見送られて | |||||||||||||
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