2015.09.05 (土)                        K2Couple No.0509

北横岳
きたよこだけ(長野県)
2,480m

   双子山 2224m 大岳 2382m 北横岳 2480m

岩稜の大岳から北横シラビソの森へ

コース最大標高差 : 505
コース累積標高差(+) : 820
コース累積標高差(−) : 820
コース沿面距離 : 9.9 km
行動時間 : 8'35"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  双子山から大岳と北横岳
  4:00 = 藤岡IC(上信越道)下仁田IC = 内山峠 = 蓼科スカイライン = 5:40 大河原峠
 大河原峠 6:05 - 6:35 双子山 - 7:15 双子池 7:25 - 8:30 天狗の露地標識(L1) 8:40 - 9:50 大岳分岐 - 10:00 大岳 10:05 -
 10:15 分岐 - 11:30 北横岳北峰(L2) 11:45 - 12:55 亀甲池 13:15 - 13:35 天祥寺原(L3) 13:45 - 14:40 大河原峠
 大河原峠 14:55 = 蓼科スカイライン = 内山峠 = 下仁田IC(上信越道)藤岡IC = 16:50


  この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

 北横岳の場所


毎日スッキリしない日が続いている中で、土曜だけは貴重な晴れらしい。
栃木の孫たちがお客に来る日と重なったので、近くの山にします。

八ヶ岳界隈を提案したら、久しぶりに北横に行くことになった。
まだ若かりし13年前に歩いたコースを辿ってみますね。

あれから歳を重ねた分、時間が掛かるだろうと前夜泊も考えたのですが、結局ズルズルして早朝の出発になっちゃいました。
睡眠2時間の突貫工事

 朝日が漏れる蓼科スカイライン

佐久ICまで行っても時間的に変わらないので、内山峠越えを選択。
下仁田ICから蓼科スカイライン経由で、ほぼ一本道です。

大河原峠の手前で、木々の間から朝日が昇りましたよ。
駐車スペースに立つと、朝日を映す雲海に浅間連山が素晴らしい。
まっすぐ立ち昇る浅間の噴煙。

車中泊の車が多かったらしく、そのほとんどが蓼科山目当てのようです。
さすが百名山。

 標高2084大河原峠の朝
                        ▲ 雲海に浮かぶ浅間連山と、左に四阿山 & 根子岳

 峠の公衆トイレ

            ▲ 大河原峠の広場


車中でコンビニ朝食をして、まず双子山をめざして登ります。
蓼科山組とは左右にお別れです。

朝露で濡れた笹が登山道を覆っていて、ズボンや袖がびしょ濡れですよ。
笹の刈り払いはされてません

今朝の登山口の気温は9℃だったので、濡れた袖が冷たいです。
秋の気配。

 露払い役はおいちゃん

登りながら振り返ると、後立山連峰の山並みがかすかに望まれる。
鹿島槍・五龍から白馬まで。
頚城の山も見えます。

双子山からは、蓼科山と北横岳に挟まれて中央アルプスが窮屈そうです。
山頂近くに祠がありましたので、とりあえず安全祈願しましたの。
この祠の神様はどなたでしょうね (^^

お天気は文句なしの晴れ なので ・・・ yokatta

 遠く後立山連峰
 双子山山頂へ         ▲ 蓼科山の左肩に中央アルプス
 双子山から大岳と北横岳        ▲ 双子山のなだらかな山頂を下る

さて双子山から双子池に下るのですが、200m以上も勿体ないこと。
所々笹が被っているので濡れ濡れです。
目を上げれば、スックと伸びた落葉松の気持ちよさ。

今にも歩き出しそうなマタニティーツリーにも出会ったりして (^^;
他愛のないことを言っては、笑いこけて下ること30分。

 落葉松林をガタガタ下る           ▲ おめでたですね (^^;

ヒュッテには人の気配なく、ひっそりとしておりました。
♂♀の双子池も美サイレント。
この池には、悲しい恋の物語があるんですよ。
紅葉時季は綺麗な姿に変貌するのだろうか。

雌池と雄池を見物したのち、悲恋そっちのけで慌しく出発。
きょうの行程は手間取りそうですので、先を急ぐことにしますね

 双子池ヒュッテ
 雌池                 ▲ 雄池

初めは鬱蒼とした樹林を進みますが、 すぐに岩岩の道になります。
道のような道でないような。
岩も木の根っこも濡れてるので滑りますから、足元注意。
昔々こんな状況で痛い経験をしているはらっぱは、慎重ですよ。

岩や根っこの登山道はたまに不鮮明になりますから、赤テープを確認して。
苔むす北八ツと言われればそれまでですけど、ちょっと湿っぽい訳で。

 登り始めはこんな道            ▲ 岩まじりになってきた

小さな紅葉を見つけて、二人で秋の訪れを喜ぶ

広い岩に乗ると開放的ですが、下がどうなっとるのか全然見えない訳で。
落ちたら上がってこれないでしょうね。
というか、運悪ければおさらばかも。

落ちたらどうしよってマイナス思考が怖いんだよ。

 ちょっぴり紅葉応援団          ▲ 広い岩はホッとするよね
 乗り越えてきた岩を振り返る        ▲ 任せろっ (^^ 全身ステミング
 いちにいのよっこらしょっと           ▲ おいちゃんは寄り道

岩と岩のスキ間には深そうな穴があって、覗いても見えないのですよ。
誤って物を落としたら最後、回収不能です。
もちろん人間も

おいちゃんはスタスタ歩いてますが、はらっぱは這うように登りますね。
それにしても長くて急な登りです。

 岩のご馳走多すぎて満腹〜      ▲ はらっぱでも必死なときがありますけど
 木組みの梯子もあったりします         ▲ 少しの間、樹林にもぐって
 面白い形の岩もあるし      もうすぐ天狗の露地と呼ばれる小広場です

えっちらおっちら登って、まだかまだかと天狗の露地が恋しい。
で〜ようやく到着、展望も開けてきました。
双子池と大岳の中間点です。

まだまだ続く岩稜帯に備えて、プチランチ休憩。
気持ちの良い休憩適地です。

行くじょ〜。
いつものようなダラダラ休憩は返上しますね、きょうだけは (^^;

 天狗の露地に出て一本
 ピンクっぽいシラタマノキ        ▲ もう少し足が長ければ楽なのに
                      ▲ 天狗の露地は、こんな感じで広がっています
 展望を楽しむ余裕を持ちたい             ▲ 日陰は滑るし
 脱出           ▲ 落っこちないように
 いかにも北八ツ風でフカフカ               ▲ えっへん

下の方から男性の声が。
どうやら二人連れのようですよ。

大岳分岐の手前で、その方々に追いつかれました。
若い二人は元気いっぱいです。

私たちは、分岐にザックをデポして若者を追いかけますね。
片道10分のピストンです。

 大岳への分岐

大岳の山頂も岩だらけで、とんがっています。
ここでは、13年前の記憶がはっきり蘇ります。
残念ながら、後立山連峰は雲に消えていました。
真南に目を移せば、北横の三ツ岳がすぐ下に見えるんだぞ〜。

若者と交歓して、しばし展望を楽しみます。
彼らも私たちと全く同じコースでしたが、このあと会うことはなかった

 大岳山頂            ▲ わたくしもまねっこ
                                ▲ このあとのルートはこんなイメージかな

大岳から戻って、次は北横岳をめざします。
私の記憶では大岳北横間の稜線は歩き易かったと思ったけど、ここからもずっと岩場続きで、もう食えね〜ってな感じで歩きます。

北横岳から下ってくる人達とすれ違うようになり、訊けば双子池まで下って大石川林道を戻って雨池峠経由でロープウェイ駅に周回するんだって。
それもありですね (^^

周回ルートは違えども、お互いにエール交換の儀式。

 大岳をあとに
                              ▲ ダブルはらっぱ (^^;
                          ▲ まだしばらくはこんな道が続きますね
 大岳と北横のコルに下る            ▲ ようやく終わりかね

大岳と北横のコルからは、やっと岩から開放されて土の道になりました。
目をつむっても歩けるくらいの山道。
楽ちん。

木々の間に、双子山や大河原ヒュッテの赤い屋根が見える。
反対側は縞枯山がぼんやり見えて、眼下には七ツ池や北横岳ヒュッテが北八ツの森の中に埋め込まれていました。

最後の急登でおいちゃんの心臓休憩を入れたものの、めでたく北横山頂に到達しそうです。

 北横が近づいてきた
 気楽に歩ける道            ▲北横岳北峰の東壁
 何やってんの ?      ▲ 季節はずれのイワカガミさんがいたの
 七ツ池と北横岳ヒュッテ     ▲ 七ツ池(二ノ池)まで散策する人が見えた

お昼頃の山頂には、大勢の人が陣取ってランチ休憩中でした。
人の少ないルートを来たものですから、田舎から都会に出た感覚。
多くはRW利用で来られたのかもしれません。
何気に若い人ばっかりで、白髪のおじさんはおいちゃんだけです

ちょうどガスタイムで、山頂からの展望はかき消されています。
私たちも簡単な食事をして、亀甲池に下りますね。

北横岳山頂にて             ▲ 割と賑やかだった
 一瞬の間、蓼科山登場          ▲ 北峰西に見えた謎の池

単独♂デカザック氏に続いて、亀甲池まで450mの激下りです。
途中で休憩中の彼を追い越し、ヨレヨレ下る。

以前何度か歩いた時より、登山道が痛んでいるようなので驚きました。
沢山の倒木が放置されていたり、段差が深くなっていたり。
自然の猛威にやられたのでしょうね。
今後訪れるだろう自然災害の先鋭化、山を守るのは大変だと思う

 かつての面影がない登山道
 下る時も、よっこらしょの掛け声          ▲ コケって紅葉するんだっけ
 気楽に歩けない道            ▲ 荒れ放題 (水害?)

亀甲池まで下りれば、あとは楽勝。
寝っころがって休憩する魂胆でしたが ・・・

一緒に下ったよしみで、池畔で単独氏(練馬から)と立ち話に興じる。
彼はこれから双子池まで行ってテン張るとのこと。
一人寝の夜のお供はアルコール。
奥様は、山に付き合ってくれないのだそうです

 亀甲池

ここから平坦路を、天祥寺原経由で大河原峠に帰ります。
こちらは、るんるんの楽チン歩きですよ
蓼科山が真正面だし。

天祥寺原で今度こそ寝転がろうと思いましたが、下が濡れていて果たせず。
少し登った笹原で、残飯整理休憩です (^^
天祥寺原は本日の最低ポイントで、1971mです。

 蓼科山を正面に帰ります               ▲ 天祥寺原

  山の中で見つけた花 (実) ・・・
ゴゼンタチバナ コケモモ イワヒゲ タカネニガナ ハナイカリ
アキノキリンソウ オトギリソウ ハクサンフウロ エゾオヤマリンドウ マツムシソウ
ミツバオウレン ミヤマガマズミ クロウスゴ コケの紅葉 シロバナヘビイチゴ ニガナ
ガンコウラン ヤマハハコ ミヤマコウゾリナ ハコネギク ゴマナ ヤマトリカブト

時々振り返っては、きょう歩いた大岳の稜線を眺めて山座同定。
数少ない花を道連れにポコポコ帰ります。

大岳周辺はシャクナゲの群生地でしたが、全般に花の少ないコースです。
この時期ですからなお更のこと。
ただ、岩好きの方には堪らなく面白い楽しめるコースになっております
是非お越しくださいませ。

 あそこから下りてきたのね                ▲ 北横岳
 大河原ヒュッテの裏手に出る          ▲ 駐車場はオーバーフロー

蓼科スカイラインとは ・・・
佐久と清里をつなぐ国道141号線から蓼科山大河原峠をのぼり、女神湖まで通ずる全長38.6Kmの林道「大河原線」「唐沢線」「夢の平線」の愛称です。
                        って佐久市hpに書いてある。

佐久市内の「洞源湖」交差点が起点ですよ (^^
名前倒れで展望はほとんどありませんが、全舗装の広い安全林道です。
林道に在りがちなクネクネは少ないし。

 帰りも蓼科スカイラインで
 少し下ったら、ガスが沸いてきました       ▲ 内山コスモス街道 ・・・ 秋はもうすぐ

  余分なおまけ  (年齢的気力的考察)  いつまでも若い気になって無茶をしないように自戒を込めて

 今回は休憩時間を少なめにして一生懸命歩いたつもりだったけど、やっぱり時間がかかってしまった (^^;
 
実働時間だけを抽出して考えてみると ・・・
 登りは昔から遅いがその傾向はそのまま、岩稜の通過が厳しく13年前の5割増しに近い。
 得意な下りも遅くなったがそこそこ頑張っていますね。
 山渓の標準CT 390分に対して445分 (1.2倍くらい) かかっているので、今後の計画は休憩込みで1.5倍くらいに設定するのが良いかもしれない。
 
充分余裕を持った楽しい山登りが一番いいよね (^^

大河原峠 双子山 双子池 天狗の露地 大岳 北横岳 亀甲池 天祥寺原 大河原峠 歩き 休憩 total
山渓CT 20 30 40 70 80 80 20 50 390 --- ---
2002年 25 30 30 55 5 55 5 65 50 55 10 15 40 340 100 440
2015年 30 40 10 65 10 80 5 85 15 70 20 20 10 55 445 70 515
単位 minutes
2002年の記録  2015年(今回)の記録