2015.09.12 (土)   K2Couple No.0510 

湯の丸山
ゆのまるやま(群馬県・長野県)
2,101m

     湯の丸南峰 2101m 烏帽子岳 2066m

烏帽子岳のおまけに湯の丸山

コース最大標高差 : 370 m
コース累積標高差(+) : 720 m
コース累積標高差(−) : 720 m
コース沿面距離 : 8.9 km
行動時間 : 6'20"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 烏帽子岳山頂

  6:25 = 藤岡IC/上信越道/小諸IC = 7:50 地蔵峠

 地蔵峠 8:00 ... 8:10 キャンプ場(臼窪湿原)8:20 ... 8:40 中分岐 ... 9:30 コル 【L1】 9:45 ... 10:30 小烏帽子岳 ...

 10:50 烏帽子岳 【L2】 11:25 ... 11:40 小烏帽子岳 ... 12:05 コル ... 13:00 湯の丸山南峰 13:05 ... 13:45 鐘分岐(ツツジ平)...

 14:00 リフトtop 14:05 ... 14:20 地蔵峠

 地蔵峠 14:30 = 15:00 野菜の店 15:15 = 軽井沢 = 碓氷バイパス = 松井田妙義IC/上信越道/藤岡IC = 16:30



  この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

湯の丸山の場所



 一昨日は、台風の余波で栃木茨城両県に大雨特別警報が出されるほどの切迫した状況の中、大きな洪水被害があった。
 宇都宮在住の末っ子宅は大禍なく安心しましたが、不幸にも被災された方々にはお見舞いを申し上げます。
 先鋭化する台風による大雨、地殻変動による火山災害など、日本列島は不安定な時代に入ったのだろうか。
 地球温暖化の行き着く先は、海洋と陸地を循環する大気流の変化によってスーパー台風の発生も懸念されている。

 先週は法事、今週は葬儀と毎週何かと用事が入りますが、何とか一日だけ自然を楽しむ時間を確保できました。
 でも、紅葉には早いし花のシーズンはそろそろ終わりだし、なかなか行く先が決まらない状態。
 で〜、みちほさんのレポに触発されて、烏帽子岳に行くことにします。
 おいちゃんの好きな山塊でもあるし、しばらくご無沙汰でしたのでね (^^

朝準備をしていると、ガタガタガタと地震が起きた。
今後は、首都直下型地震の備えもしなければならない。

今朝の群馬は晴れて気持ちの良い朝です。
浅間山も見えていましたが、 トンネルを抜けるとどんより雲の中ですよ。
ちょっと 落ち込む私。
「山は雲の上だから大丈夫だよ」
おいちゃんの言葉通り、標高1500くらいからガスが晴れて完璧青空です。
浅間連山はこういうパターンが多い。

 妙義山の右肩に浅間山
 どんよ〜り浅間なく         ▲ 地蔵峠の駐車場はまだガラガラ

花紋の横から林道を歩いていると、車が2台追い越して行った
キャンプ場利用者は乗り入れOKなんですね、知らんかった。

キャンプ場には長野bフ車が数台並んでいて、大勢の学生さんが朝食の準備中でした。

 学生さんで賑わっていたキャンプ場
 ウルシの紅葉と湯の丸山            ひっそりした臼窪湿原

キャンプ場周辺には、エゾリンドウやアキノキリンソウなど秋の花が所狭しと咲いています。

臼窪湿原に寄り道して、後ろの賑やかな6人グループをやり過ごすよ。
湿原を廻る遊歩道は遠回りになるので、途中で引き返しますけどね (^^
冷ややかな空気で感じる秋の気配。

 元気なエゾリンドウ        ▲ 終始賑やかなおしゃべりグループ
ハンゴンソウ ハクサンフウロ ツリガネニンジン ノアザミ シャジクソウ
アキノキリンソウ ヤマハハコ ワレモコウ ゴマナ
 新しい道 (ただ今、登山道整備中です)            ▲ 高山蝶、捕獲禁止です

中分岐までの道が今までとは違っています。
階段が整備され、ルートも南寄りに変更された模様。

以前の落葉松林を縫う道より日当たりもよく、明るくなった気がします。
グリーンシーズンで最後に来たのは、孫を連れて歩いた3年前だった。
あの道も好きだったけど ・・・

 中分岐
ノハラアザミ ナナカマド オトギリソウ ウスユキソウ ホツツジ
ノコギリソウ シシウド ヒヨドリバナ ハバヤマボクチ

中分岐から湯の丸の捲き道を行きます。
背の高い草や笹の道ですが、落葉松の中にシラカバも際立つ美しい水平登山道になっております。

この道は何度も来てるけど、花の少ない9月に来たのは初めてですよ。
途中で展望が開ける。
八ヶ岳や、奥秩父の右には富士山も見えて期待が膨らみます。

 太いシラカバを見上げて              ▲ 笹原と落葉松
 富士山も見えるし               ▲ 名峰 八ヶ岳
 コル手前から烏帽子岳が見えてきます           コル広場から頚城アルプス
コキンレイカ(種) ヤマハギ ハナイカリ メグスリノキ
タムラソウ タムラソウのクルクル トモエシオガマ クサボタン

コルには、新しく石の椅子がいくつも整備されてました。
この湯の丸と烏帽子のコルを、我が隊は小梨平と言っています (^^;
小梨(ズミ)の大きい木があるから。
上高地じゃないっつうの

笹越しに北方面には、いつもの頚城の山がシルエットになっていすね。
ここで、高崎から来られたお二人さん♂♀とおしゃべりしながら軽くランチ。
お二人とも、深田百名山クリアの猛者らしいです

 小梨平から笹の道を烏帽子岳へ
 爽やか秋の空と、ほんのり秋色の烏帽子岳        ▲ 烏帽子岳はオヤマリンドウが多い

烏帽子に向かう道も数少なくなった花を愛でながら、ボチボチですねん。

中腹から振り返りますと、烏帽子と湯の丸の間に四阿山・根子岳。
きょうは、神出鬼没のみちほ隊があちらの山へ。
北アルプスが横並びだにゃ〜って、言ってるのが聞こえる (^_-)☆

 四阿山と根子岳
オオカメノキ オンタデ シシウド(種) シラタマノキ クロマメノキ
ウメバチソウ コケモモ カワラマツバ マツムシソウ
ゴゼンタチバナ ハバヤマボクチ(蕾) ミヤマコウゾリナ

 烏帽子稜線に着いて           ▲ 烏帽子稜線から湯の丸山

稜線に着いて、いきなりのヤッホー
北アルプスが並んでいます。
鹿島槍、五龍岳、槍・穂高岳そして乗鞍岳。
御嶽山や八ヶ岳、富士山も。

展望を楽しんでいるところへ、見覚えのある方が登って来られましたよ。
単独ですけど、妙義のシゲさんの奥様でした。
凄いですね独りで

 上田市と槍・穂高連峰          ▲ 北アルプスが横並びだにゃ〜
 せっかちな葉っぱもありまして              小烏帽子岳へ
                          ▲ 小烏帽子岳から烏帽子岳と四阿山
                              ▲ 東御市付近と八ヶ岳
                                 ▲ 展望の稜線から後立山連峰を一望する
イワインチン マツムシソウ ニガイチゴ ズミ(実) オヤマリンドウ

                         ▲ 烏帽子稜線から湯の丸山、浅間山方面
 ちょっとだけ              ▲ はらっぱも

登山道整備事業のおかげで、どの標識も真新しいですがね。
何気に一流の山っぽくて嬉しい (^^

素晴らしい展望のプチ稜線歩きで、小烏帽子岳を通過。
烏帽子岳ピークは風が強く、岩陰に陣取って三人で絶景ランチです。
シゲ奥様ありがとうございました。
すでに湯の丸を越えてきた彼女とはここでお別れ。
一足先に下山しました。

 烏帽子岳山頂は風が強かった          ▲ 四阿山をbackにバッタリショット
 山頂から頚城アルプス            ▲ お先に下山しま〜す

烏帽子岳の急な岩場を下ったあと、アクシデント発生
展望に気をとられたはらっぱが、思いっきり岩を蹴飛ばして前のめり転倒。
信じられないくらい平坦な道でですよ。

咄嗟に反応したので、打撲だけで済んで良かったのですが迂闊でした。
これからは、ここからは気を引き締めて下りますね (^^;

 下山します         ▲ 石の椅子が並んでいる小梨平

コルまで下って作戦会議。
このまま来た道を帰りたいチョンボおいちゃん。
同じ道を歩いてもつまらないから、湯の丸越えがいいと思うはらっぱ。

何気に魔が差したように、湯の丸山に登り始める二人でした。
しぶしぶ登るわりにはおいちゃんの足が速く、はらっぱは定番の亀さん。

 捲き道を帰りかけたけど、気が変わって引き返す

置いてかれるままマイペースで、エッチラオッチラ汗を流して
烏帽子岳より高いところまで登らなくてはいけません。
振り返っては、烏帽子山頂のレベルを確認しながら頑張る。

山頂直下で待っていたおいちゃんと合流。
やっと湯の丸山頂で〜す。

 湯の丸への登りは結構しんどい
リョウブ(種) アサマヒゴタイ ネバリノギラン タチコゴメグサ

北峰までピストンしてもしょうがないよね。
そうだ そうだ (^^
周りの山に雲が掛かり始めたし、さっさと帰ろうよ。

あとは下るだけ。
ここで北アルプスの展望とはお別れです。
岩や石の登山道を下るのって結構歩き辛いですよね。

 じゃ〜ん 山頂
 湯の丸南峰から北峰&四阿山&角間山            ▲ 湯の丸山から烏帽子岳

 花開いたオヤマリンドウ

           ▲ 地蔵峠に下りましょう

調子よく下っていたおいちゃんが、滑って笹薮に突っ込むし
関節がコキコキするので、踏ん張りが利かないって。

そのあと
環境省の若いレンジャーさん♂♀(自然保護官)が登ってきました。
言葉を交わしましたが、カッコいいユニフォームがお似合の二人。
デスクワークもあるけど、歩くのが仕事みたいなものですね。

 岩石ゴロゴロの下り             ▲ 鐘分岐 (ツツジ平)              環境省レンジャー
 こんな立派なものができてた              ▲ ウメバチソウの道

鐘分岐からは牧柵沿いのチンタラ道です。
右にあった東屋が左に移っていました
上信越高原国立公園 湯の丸高原』 なる立派な構造物も新設。

スキー場トップで最後の タイムをとり、スキーゲレンデ(牧場内)を下る。
放牧牛が数頭草を食んでおり、そばで座ってる二人もあり。
のどか〜。

牧場から出るところには係りの牛さんがいますので、通行料は不要ですがお礼を言って通らせていただくシステムです。usodayon (^^

 オニギリ食べて牧場を下る
 はらっぱ 二人 牛さん           ▲ あんた、関所の役人かい

ずっとチンタラ歩きばかりしてる間に、私たち足の筋力が弱ったようです。
結構疲れました。

浅間方面に来た時は必ず利用する野菜直売所に寄って、野菜購入。
最近は天候不順で野菜が高いから、こういう店は嬉しいですね。

浅間サンラインから軽井沢、碓氷バイパスを走って松井田妙義ICへ。
高速料金節約した分が野菜になりましたよ (^^

茹でたもろこし¥120 を買って、かじりながら帰って来ました

 浅間サンラインの野菜屋さん