2016.03.26 (土)   K2Couple No.0533 

鳴神山
なるかみやま(群馬県)
980m
      鳴神山 980m 叶花ヤシオ山 322m
花を探してウロウロ、アカヤシオ初見

コース最大標高差 : 570
コース累積標高差(+) : 620
コース累積標高差(−) : 620
コース沿面距離 : 6.32.7km
行動時間 : 4'00"1'50"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です ▲ やっと見つけたハナネコノメ
  7:45 = 伊勢崎 = 8:55 桐生駒形登山口
 駒形 9:05 ... 10:35 肩の広場 10:40 ... 10:50 桐生岳(鳴神山) 【L】 11:15 ... 11:20 仁田山岳 ... 11:40 椚田...
 12:15 赤柴登山口 ... 13:05 駒形
 駒形登山口 13:10 = 桐生 = 13:50 叶花集会所 13:55 ... 14:40 ヤシオ山 15:15 ... 15:45 叶花集会所 15:55 = 17:25

   鳴神山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)



 このところ仕事で毎日遅いおいちゃん。
 きょうは休養日と決め込んで全然お出掛けの意思がなく、車にガソリン入れてこなかったらしい。
 そうとは知らず計画を立てていたはらっぱはガックシ。
 肩を落として無口になるはらっぱに同情してか気を使ってか、楽な山なら付き合ってもいいってシブシブ ・・・。
 (^^ 任せろ  ガソリン満タンのはらっぱ号で行くことにしましたの。

                                     伊勢崎田園地帯から赤城山
                                  ▲ 榛名山の右に、志賀の山から苗場山へ

そうよ、きょうは完璧晴れマークで先週とは大違い。
道すがら赤城の右に日光白根、左には谷川連峰が白く輝いていました。
はらっぱルンルン。tanjun

駐車スペースに着くと、まるで指定席みたいに最後の席が空いている。
すると、先着していたmikkoさんご夫妻に声を掛けていただきました。

まあ久しぶりね〜
1年ぶりの再会ですね。

 駒形登山口PS(数台)

挨拶を済ませて、mikkoさんたちには先に出発していただきます。
すぐ行くからね〜。
トイレを済ませて私たちも後を追いかけます。

前回の鳴神山は、カッコソウ目当てでしたのでコツナギ橋から登った
ここ駒形登山口から入るのは10年ぶりです (^^;

赤柴林道分岐付近は土木工事中。
初めて来たときは、奥の奥まで車で入って往生したっけ ・・・

 赤柴林道分岐
 連続する小滝        ▲ 休憩ポイントも整備されている


 登山口から川沿いに登って行くのは変わってないけど、コンクリート舗装路もあり以前より綺麗に整備されていた。
 この時期はまだ花はほとんどなく坦々と登って行きます。
 今朝は冷えたようで、所々に霜柱が見られます。

 休憩中のmikko隊にようやく追いつき、先行しますね。
 日当たりの良い場所に、やっとカタクリの蕾やハルトラノオなどが咲いていた。

カタクリ睡眠中 ツルネコノメ タチツボスミレ
ユリワサビ (蕾) ハルトラノオ 同アップ

標高が高くなって振り返ると、樹林越しに赤城山です。
更に登れば左に浅間山も顔を出してきた。
薄っすらの雪。
先日の雨が山では雪だったのかしらね?

肩の広場でドリンク&おやつ休憩。
それほど寒くはないのに、寒暖計はマイナス2℃を指している。
鳥居が二つ建っていて、神社らしき建物もある。

ここから大滝登山口方面に下ったところにも、カッコソウの群生地がある。

 肩の広場 (稜線コル)
 カッコソウの案内              ▲ 神社もあった


 鳥居のところから踏み跡が分かれていて、左は仁田山岳、私たちは右の桐生岳(鳴神山)に向かいましょう。
 更に道が二つに分岐、左は整備された階段、右はトラロープが下がった岩岩な道で、このすぐ上が山頂です。

 うっすらと新雪っぽく              ▲ 山頂へダッシュ

ほんの僅かで山頂に飛び出しましたよ。
単独の男性が山を眺めています。

南半分はボケボケに霞んでいましたが、筑波山を眼力集中で見つける。
対照的に北の山々がクッキリ美しく並んでいました。
思わず叫びたくなるくらいの気持ち良さ
ベンチでお握り休憩。

 鳴神山桐生岳

mikko隊が登って来られるのを待って、私達は先に下ります。
これからアカヤシオ見に行くんだけど、一緒に行かない?
行く 行く (^^

余談ですが前夜のこと。
おいちゃんが私のコンデジに変な設定しちゃったので、それを知らないはらっぱの写真は全部コテコテ画像になってしまったの yameteyo

 赤城山             ▲ mikko隊と合流
                                  谷川連峰主脈
                                  上州武尊山
                                   足尾の山
                                  ▲ 日光の山


 ヒメイワカガミはいつもの場所で、茶色い葉っぱして春が来るのをじっと待っています。
 急な下山道は雪が溶けてぬかっていました。
 おっとっと〜、滑りながら滑らないようにバタバタ下ります (^^;

 もう一つのピーク           ▲ 第一展望台から赤城山
 とことこ下って           ▲ 椚田峠から赤柴へ下山

椚田峠からはアジサイの道らしいですが、この時期は茶色の木だけ。
花もなく展望もなく、落ち葉の中をガサガサと音を立てて下るのです。

杉林を下って林道に出る。
伐採された杉が林道の端や川の中まで放置されて、以前の姿はない。
おいちゃんはハナネコノメを求めて沢の中を下ってますけど、あるのはコケだけだし、倒木が散乱して楽ではなさそう (^^;

あっち探したりこっち覗いたりしてたら、mikko隊が追いついてきました。
mikkoさんの記憶を頼りに花探し。

 落ち葉の沢
 ネコノメソウないなぁ            ▲ 沢に下りて探し歩き

ヒメイワカガミ コガネネコノメ トウゴクサバノオ
ニッコウネコノメ ユリワサビ カタクリ咲いてた
シハイスミレ ノジスミレ ニリンソウ
ハルトラノオ ハナネコノメ ハナネコノメ

 あの見事な群落、何処にあるのさ
 期待したほどではなかったけど、いくつかハナネコノメ群落やニリンソウ、カタクリの花を見つけてプチ満足。
 10年前はニリンソウなど、登山道沿いに群生してたような記憶もあるし記録もあるのに。
 kazuさまにガイドをお願いすればよかった訳で (^^;

                                ▲ ハナネコノメ

駐車場に戻ってmikko隊と共に足利へ移動します。
マイパジェロの超旧型ナビが認知症気味で、変な誘導するものだから後続のmikko隊に迷惑をかけましたが、少し遠回りして目的地叶花に着いた。

早速カタクリの群生地に向かいますが、以前の面影はなく(鹿害?)無残な様相を呈しておりました。
また前のように復活する日が来るのでしょうか?

 叶花集会所に仲良く停めて

 里を飾るシデコブシ

              ▲ コルの標識
 

ポツンポツンと寂しそうに咲くカタクリを見ながら、稜線コルに上がりヤシオ山に向かいます。
低山だけど結構急な登りですよ
標高差200m。
mikkoだんな様だけザックを背負い、他は全員空身ですけど

遠めに花を付けている木を見つけても、それはヤマツツジばっかりです。
アカヤシオがない。

 ヤマツツジ

咲いてなかったらどうしよ  散ってたらどうしよ ・・・
偉そうに誘った重圧がじわじわのしかかり、不安に駆られて足速になる。

「ほんとに咲いてるんかい」 とおいちゃんが無慈悲なプレッシャーかけるし。
泣きそうになりながらピークに辿り着いたら、やりい 咲いてたよん。
咲いてて良かった〜。doyagao

 お久しぶり〜 ありがとう             ▲ 咲いてて良かった

今年初めてのアカヤシオです。
明日山の会の人たちを連れてくるという地元のおじさまがいらして、情報をいただきました。
この花は、あと2・3日の命だろうとのことでした。

アカヤシオの下で、mikko隊名物のスイーツをご馳走になりました。
亀戸の有名な葛餅らしいです。
アカヤシオ気分に浸って美味しかった

 ヤシオ山ピーク     ▲ mikko隊の本格スイーツ お皿も素敵
                            ▲ 足利の低山に春の訪れ

さあ帰ろう。
歩きやすい道ですので、下りは早いよ。

カタクリ群生地の柵外の道端で、寂しそうなカタクリさんを写真に収めて。
里の風景に溶け込みながら、ゆるゆる駐車場に戻りました。

駐車場で記念の1枚を撮って、mikko隊を見送ります。
思いもしなかった朝からのバッタリから始まって、丸一日ありがとう。

R50が空いていたので、明るいうちに帰って来れました。

 独りぼっちでも力強く生きる
 コブシ咲く里に石尊山           ▲ 道草しながらトコトコ