2016.05.01 (日)  K2Couple No.0539 

守屋山
もりやさん(長野県)
1,651m

   前嶽 1514m 東峰 1631m 西峰 1651m

三日月さんと三人静かなトレッキング

コース最大標高差 : 485
コース累積標高差(+) : 695
コース累積標高差(-) : 695
コース沿面距離 : 8.3 km
行動時間 : 4'50"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  ヒトリシズカ がいっぱい咲いてる山だった
 三日月山荘 6:20 = 7:25 杖突峠
 杖突峠 7:35 ... 7:50 立石コース登山口 ... 8:20 立石 ... 8:25 岩巡分岐 ... 8:40 鬼ヶ城 ... 8:50 百畳岩8:55 ... 9:10 浅間の滝 ...

 9:20 前嶽休処 ... 9:30(前嶽ピストン)9:35 ... 9:55 杖突峠分岐 ... 10:00 守屋山東峰 10:05 ... 10:10 橅難観音 ... 10:15 カモシカ ...

 10:20 ラビットハウス ... 10:25 守屋山西峰 10:30 ... 10:45 東峰【L】11:20 ... 11:25 立石分岐 ... 11:45 分抗平キャンプ場 11:55 ...
  林道 ... 12:25 杖突峠
 杖突峠 12:35 = 13:30 三日月山荘 15:05 = 16:25 道の駅とよとみ(車中泊)


  この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである(経緯度線は20秒間隔)
守屋山の場所


朝4時に目覚めると、天窓にお月様の姿が浮かんでいましたよ (^^
明るくなるのを待って5時過ぎに起きます。
テラスから朝日が昇るのを眺めてから家の周辺を散策すると、鳳凰三山や美しい甲斐駒が慈悲深く大地を見下ろしているように見えます。

 夜明けの金峰山と小川山                ▲ 八ヶ岳の最南端、権現岳はガスの中
 鳳凰三山                    ▲ 甲斐駒ヶ岳は美しい

家に戻って、おいちゃんを起こしますね (^^
そして、三日月さんが準備してくださった朝食をいただきま~す。

きょうの山は三日月さんも一緒に登るんです。
彼の道案内で抜け道を通って、杖突峠に1時間で到着。
広い駐車場にはまだ数台の車しかなかった。

しかし駐車場に がなかったので、再び峠を下って用足し。
昨夜は久しぶりにアルコール飲んだ上に御馳走も食べ過ぎたので、腹具合が悪いおいちゃんなのだ

 玄関前で(翌日)

 杖突峠駐車場        ▲ 先ずは足慣らしの車道歩きですよん
クサボケ ヤエザクラ アケビ
ムラサキケマン ウグイスカグラ キケマン カントウタンポポ

私たちは守屋新道・立石コースを登ることにしているので、まずは車道を下って行きます。

時々車に注意しなければいけませんが、桜やスミレなどの花を眺めながらなので気持ちよく歩けますよ。
とりあえず、何でも撮っちゃうはらっぱ。

 立石登山口です

アカフタチツボスミレ センボンヤリ アケボノスミレ

登山道に入ると、木々の梢を小鳥が飛び交っています。
廃屋ちっくな建屋が散見されるので、「リゾート清流の森」という別荘地だったのでしょう。

最初はスミレしかないと思っていたら、ヒトリシズカが延々と咲く道で「一人静道」と言うらしい。
これだけヒトリシズカが群生しているのは、初めて見ましたよ

 登山道は万全     ▲ 亀石( 手足頭眼甲羅があって良くできてる )
 一人静かに歩きましょう 三人ですけど           ▲ 群生しているヒトリシズカ
 御陰核岩( コメントしづらい )     ▲ コース名になった立石( こけし石ではどうかな )

やがてルートは二手に分かれます。
左は遠廻りの岩巡りコースで、右に行けば直登して百畳岩で合流です。

直登よりも岩巡りの方が話題性があって面白そうなので、迷わず左へ。
休む暇もない程、命名された岩が次々に現れます。

まあ言われてみれば、それらしく見えなくはないものから、見る方向によって嵌ると結構面白いものまで多彩ではあります。

 岩巡りコースの分岐
 十文字岩( やや難解 )       ▲ 平成のビーナス( これもノーコメント )
ヒゲネワチガイソウ フデリンドウ タチツボスミレ

 とりあえずイワイワちっく        ▲ 夫婦岩( 先入観に左右されるかも )
 親子岩( う~ん )        ▲ 屏風岩( ひねりが足りないような )

岩の命名に、ちょっと品がない感じもする訳で喜べない
おいちゃん元気なく、次第に無口になって淡々と歩いてますけど ・・・
そろそろ限界かな。

お腹すかしてるみたいだけど食べさせるのが怖いし ・・・ リンダ困っちゃう。
あのさ~、空腹と腹下し どっちが我慢できそうなん ?
そりゃもちろん空腹でしょよ 究極の選択迫るな。

 鬼ヶ城( 考える余裕がなくなってきたし )         ▲ 置いてっちゃっていいんですかい

先ほど分岐した直登コースが百畳岩で合流してきます。
そんなことはどうでもいいけど ・・・
伊那市観光協会さま 百畳岩の上に 設置してくだされ~

構わず登って行くと浅間の滝への分岐に着いたんですけど、標識に1400mと書かれている。
おいちゃんはもちろん、三日月さんも行かないと言う。

 百畳はないよね             ▲ でも百畳岩です

はらっぱ一人で小1時間もかけて往復する気にはなれないし、どうしよ
諦めて進むと、また浅間の滝の分岐があったのよ。

ひょっとしたらと入ってみたら、そこは滝の上らしい。
三日月さんに 「行ってらっしゃい」 と見送られて、滝の確認に下ります。
水はチョロチョロ落ちてる程度で滝らしくなかった。
滝というより蛙の住処らしく 「グェッグェッ」 と奇妙な鳴き声で歓迎された。

 浅間の滝 ( 洞窟から馬が這い出しそう )               ▲ 前嶽休処

皆んな行っちゃったので、あとを追うと僅かで前嶽のコル(休処)でした。

ここでまた三日月さんから 「行ってらっしゃい」 と突き放すお言葉。
独り寂しく前嶽をピストンします。
登ってはみたけど、特記すべきものはない訳で。

昔のワンゲルは、こんな感じで後輩をしごいてたのかな。
あのな~、そんな甘いもんじゃないぜよ。

 懇切丁寧な指導標につられて前嶽へ
 前嶽山頂制覇          ▲ 独りで前嶽行って来たもん
フイリシハイスミレ ヒメスミレサイシン タチツボスミレ ヒナスミレ
クロモジ 前嶽(四等三角点) ダンコウバイ ミツバツチグリ

ここからは急な登りです。
胸突き八丁とか息切坂などの励まし看板あり。

3人のお孫さんを連れたお爺ちゃんが登って来た。
子供は元気だな。
どんどん登って行っちゃいます

私は道沿いに咲くスミレに励まされながら登って。
杖突峠からの道に合流した。

 三人孫の世話をする偉いジージ  ▲ 胸突き八丁もあるよ
 気持ちの良い笹原の道が続く            ▲ 守屋山西峰が見えるし

杖突峠の分岐からすぐに東峰でした。

西峰が見えています。
いつものおいちゃんなら 「近いよ、すぐじゃん」 という距離なのですが、きょうは相変わらず絶不調で全く覇気がない。

ここで待ってるよ
二人で行っといでと、悲しいことを言う。

 守屋山東峰で三日月さんと

おいちゃんを置いて、三日月さんと二人で西峰までピストンします。
空身で行って来るから留守番頼むよ。

せっかくここまで来たのにぃ。
お天気もいいのにねぇ。

 何気に寂しそうなおいちゃん        ▲ 二人を見送って昼寝でもしようかな

独りになってお気楽モードに突入。
鉄柵の中の守屋神社奥宮の横で、芝草に寝転んで楽しい夢でも見よっと。

しかし、通りがかるグループが立ち止っては講釈をたれる。
物部守屋は曽我氏の敵だとか、聖徳太子との関係やら、いやそれは時代が違うだろう、ここは諏訪大社の御神体だとか ・・・言いたい放題。

どうでもいいけど  うるさいしやっぱり気になる訳で。
次のグループも、同じような激論を戦わして去って行くのであります。
そんな訳で楽しい夢はおあずけ。

 歴史問答が飛び交う

東峰と西峰の短い間に、いろんなモニュメントが盛りだくさん。
ブナの木の根元に橅難観音でしょ、巌となりて苔のむすまでの細石(さざれいし)でしょ、そしてカモシカ岩やラビットハウス。

ラビットハウスって小さな小屋でしたが、その昔日本家屋を風刺して兎小屋って言われたけどそんなところかな

 橅難観音 (ぶなかんのん)       ▲ わが道を行く (座右の銘 不言実行)
 細石 (岩巡りコースの勢いそのまま)       ▲ カモシカ岩 (ますます岩巡りコース)
 ラビットハウスらしい               ▲ 孤高の人

気持ちの良い稜線を歩いて、あっさり西峰到着。
囲いの側に「翁草植生中」と書かれていますが、翁草らしきものは無くサクラソウが2株咲いていた (^^

東峰は岩岩でしたが西峰は広い裸地です。
きょうは晴れてるのに霞んでいるので、展望はイマイチですね。
諏訪湖の上にやっと霧ヶ峰が見えるだけでした。
東峰で待つおいちゃんにテレパシーを送ってみますが ・・・ 届かず
ひょっとしたらこっちを見てるかもと手を振ったけど、寝てたらしい (^^;

 山頂で
 一等三角点      ▲ 東峰に向かってテレパシー送るも届かず

歩きやすい道をルンルンで東峰に戻ります。
眠っているおいちゃんを起こして、奥宮の側で陽だまりランチを楽しむ。

この間にも、次々と登山者が行き交っていました。
そうだろっ、うるさくて眠れなかったんだよ。 
眠ってたくせに言うよね

 楽しいランチタイムですよん
 東峰を経由して              ▲ 気持ちよく下る

帰りは寄り道せずに、ひたすら真っ直ぐ下ります。
はらっぱの苦手な膝にくる斜度の下りです。

まだまだ登ってくる人とすれ違いますね。
分杭平のキャンプ場に下りると、ニリンソウが咲いていました。

キャンプ場の施設は老朽化して、閑古鳥が鳴いてるけど どしたん。

 立石コースと杖突峠コースの分岐
 白樺 大好き            ▲ キャンプ場の幟旗
 倒れかかってますがね             ▲ ニリンソウさん
クリンユキフデ マルバスミレ アカネスミレ

ここからは林道をクネクネ。
この林道にもヒトリシズカがいっぱい咲いてて、守屋山はヒトリシズカの山という認識です。
ヒトリシズカさんを三日月さんに捧げます、シンボルフラワーとして (^^;

尾根上を歩きたいおいちゃんですが、誰も付き合わず。
車道を1本横切り、今度は林道から山道に入って駐車場に帰って来ました。

 三日月さんに捧げるヒトリシズカ     ▲ 若い頃一緒に歩いた仲間も、あれから50年

車で帰る途中、下諏訪の町では御柱祭りの関連行事でしょうか。
はっぴを着た人たちが、川の近くに大勢集まっていました。

南八ヶ岳の麓を快調に走って、三日月さんとのコラボ山行は終了です。
楽しかった~。
また連れてってね

 住むには最高の環境ね

山荘に戻ってお風呂やコーヒーをご馳走になり、一息ついてから明日の山に出発します。
2時間くらい掛かると思うので、きょうのうちに登山口近くまで移動したい。

すっかりお世話になりました。
気が向いたら又来たいけど、三日月さんは海外遠征を年に数回もこなす猛者ですからタイミングを計らないとね。

明日これまた同期の前田さんが谷川山行の帰りに寄ることになっているので、釈迦ヶ岳下りたらまた寄るけどさ。

 明日また来るよ~

で、どこに泊まるの
日向坂峠では寂しそうなので、適当にナビ検索したら道の駅とよとみ。
道の駅の近くになって富士山が見え、明日の好天気に期待が高まる。

「とよとみ」ってさ、八ヶ岳で会ったKai Sweet Farm のSATOさん家が近いんじゃないか。

しかし、住所ももメモってなかったので、カーナビで調べても見つからず。
カーナビの地図が古いしne (^^;
それにきょうはもう遅いから、明日の下山後に考えよう。
うん それがいい (^^

 道の駅とよとみ で車中泊