2016.05.02 (月)   K2Couple No.0540 

釈迦ヶ岳/黒岳
しゃかがたけ / くろだけ(山梨県)
1,793m

     釈迦ヶ岳 1641m 御坂黒岳 1793m

富士山と南アの大展望は期待通り

コース最大標高差 : 340
コース累積標高差(+) : 800
コース累積標高差(−) : 800
コース沿面距離 : 8.1 km
行動時間 : 6'05"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  釈迦ヶ岳山頂でまったり
 道の駅「とよとみ」 5:30 = 6:25 日向坂峠 (どんべい峠)
 日向坂峠 6:45 ... 7:00 すずらん群生地分岐 ... 7:25 府駒山 ... 8:15 釈迦ヶ岳 【L1】 9:15 ... 9:45 府駒山 ... 10:20 日向坂峠 10:25 ...
 10:45 上芦川分岐 ... 11:40 御坂黒岳 ... 11:45 展望台 【L2】 12:00 ... 12:30 上芦川分岐 ... 12:50 日向坂峠
 日向坂峠 13:30 = 芦川農産物直売所 = 市川大門ウロウロ = 甲府昭和IC/中央道/長坂IC = 15:30 きららシティー(買出)15:50 =

 16:10 三日月山荘 20:40 = 清里 = 内山峠 = 23:10



                             
 ルート標高map

 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである(経緯度線は20秒間隔)
黒岳の場所


遠征3日目は、富士山展望の山です。
道の駅「とよとみ」で一夜を過ごし、怪しげな朝日に向かって日向坂峠(どんべい峠)をめざします。

ところが車は運転手の意向を無視して、まだ新しそうな若彦TNを抜けて河口湖方面へまっしぐら
林道入り口を見逃したのだ。

チョッと道迷いしながら着いた峠には、赤い車が1台停まっていた。
少な過ぎ〜 (^^

 朝日が雲間に

 すずらん型の街灯

              ▲ どんべい峠


峠から両側の山をピストンするつもりです。
まずは展望の釈迦ヶ岳に行ってみましょう。

明るい自然林を登ります。
釈迦ヶ岳までチンタラチンタラ、たいした登りはない。

まだ花が少ない時期なのでしょうね。
スミレやミツバツツジにほっとする散歩道。
マメザクラもアクセントに咲いてて可愛い。

15分も歩けば、すずらん群生地からの直登ルートが合流して来ます。

 マメザクラ
 振り返れば御坂黒岳         ▲ すずらん群生地からの合流点
ヤマガラシ ミミガタテンナンショウ マメザクラ マイヅルソウ
タチツボスミレ アケボノスミレ ヒメスミレサイシン クサボケ
 芽吹き           ▲ ミツバツツジさんおはよっ
ミツバツツジ キランソウ ミツバツチグリ フデリンドウ (帰りに)

振り返ると、次に登る予定の黒岳が樹間にどっしりと構えている。
大菩薩嶺の黒岳と区別して、御坂黒岳と言われている。
黒岳と言えば、まず脳裏に浮かぶのは花の大雪山系ですけどね (^^

小さなアップダウンするなかで、行程の中間点に府駒山がある。
その先で、おいちゃんが樹林越しの富士山を見つけた

桜と富士山をダブらせて足取りも軽く、はやる気持ちは山頂へ。

 府駒山スルー
 桜に富士 (日本の原風景)         ▲ 花が少ないので歩きに集中

岩と根っこの急登を過ぎて、痩せ尾根なので慎重に歩きます。
足もと注意

再びイワイワちっくになり、トラロープなどが下がっています。
特にロープは必要なく、補助的且つ注意喚起的なものです。
強いて言えば、普通の登山道といったところでしょう。

 どんどん行っちゃうおいちゃん               ▲ やせ尾根                     気を付けてね〜

山頂付近は木々も疎らになり、富士山が丸ごと見えて感動しますよ。
やっぱり山は富士だよね。

山頂に立つと反対側に、南アルプスの白き山稜が一直線。
天候に恵まれてこの景色、素晴らしいなあ。

ただ八ヶ岳や奥秩父方面は霞んでいて残念。
東に目を転ずれば三ツ峠山も見えていました。

 最後のイワイワ            ▲ 富士を望むマメザクラ
 いよっ 日本一     ▲ 素晴らしい眺めに満足 (南無妙法蓮華経)
 山梨百名山のひとつ    ▲ 真言宗智山派 甲州百名山登拝記念碑らしい
                                ▲ 安らかな顔してるのよ
                                         ▲ 南アルプス (赤石山脈)

私たち二人で山頂独占かと気分良くしていたら、反対側(すずらん群生地の下)から若いカップルさんが登って来られた。
お互いに写真を撮りっこして、彼らは次の山へと下って行った。

入れ替わりに地元の男性がやって来て、昨日は登山口に車が押し寄せて大混雑だったらしい。
きょうは平日なので人が少ないのだとか。

 少しでも高みを求めて             ▲ 富士にはらっぱ
 はらっぱの昼食    ▲ おいちゃんの昼食は超質素 (お腹に優しいよ〜)

おいちゃんのお腹も大分回復したようですので、少し分けてあげる (^^
余り食べなくても、エネルギーパフォーマンスの良い人なんです

山頂でゆるゆる時が流れて1時間。
慎重に岩場を下って行動開始しなくっちゃね。

登りでは蕾だったフデリンドウが、みんな笑顔で開いていました。

 よっこらしょっと              ▲ フデリンドウさん
 落ち葉を踏んで帰り道          ▲ アクセントのミツバツツジさん

どんべい峠に帰ってみたら、朝あった赤い車は無くなっていた。
それらしき人には会わなかったけど、何処に行っちゃったのかしら
寂しくマイカーが1台だけ。

ザックを車に仕舞って、峠を挟んで反対側の黒岳へ。
ペットボトルとおやつを持って、空身で登 ることにするチョンボ隊です (^^;
釈迦ヶ岳より150mほど高いのだ。

 第2ラウンド スタート

こちらの登山道は割とおおらかな印象ですが、釈迦ヶ岳よりもっと花が無くて寂しいです。

いくつか小ピークのアップダウンを繰り返し、上芦川分岐から300mの急登。
急な斜面にカタクリが咲いていましたよ (^^
激写

それにしても、全然人に会わない山です。

 初めとろとろ
 中ぱっぱ           ▲ 赤子泣いても休憩とるな
ヒゲネワチガイソウ ヒメスミレサイシン ミツバツツジ カタクリ
エイザンスミレ アカフタチツボスミレ ミヤマスミレ はらっぱ

急登を登りきれば御坂峠の分岐です。
雰囲気の良い場所だよ。
御坂峠まで1kmくらいで、約250m超の下りのようですから遠くはない。

分岐の先はすぐに広い黒岳山頂なのですが、展望はありません。
でも心配ご無用。
ちゃんと展望台が用意されているんですね。

 御坂峠分岐
 ここも山梨百名山           ▲ 展望台へ行ってらっしゃい

展望台に行ってみたら、釈迦ヶ岳ではすっきりと見えていた富士山が
無くなってる。
雲が湧き上がって、その雲の上に山頂がちょこんと見えていた。
真下の河口湖も薄っすらですよ。

パラグライダーが高いところでグルグル回っている。
暫くしたら若い4人衆♂がやって来まして、「富士山やばいっすよ〜」を連発しておりました。

 やばい富士山と河口湖          ▲ 風に翻弄されるパラグライダー
 雲から出たり隠れたり               ▲ 西湖の北の山

賑やかになったので、私たちは退散しましょう。

歩き易い道なので下山は早いです。
と言いつつ遊び歩き。

 気持ちがいいね
 上芦川分岐               ▲ ヤマザクラ

登山口には相変わらず我が家の車1台だけポツンと。
他の登山者は、すずらん群生地から登って行かれたのでしょう。

 きょうの山は全部終了

さて、きょうもまた三日月山荘に寄る約束をしてるのですが。
その前に、甘々娘(とうもろこし)を栽培している若者に会いに行きたい。
八ツのキレットで知り合った信也さんです (^^

市川大門というキーワードだけで探すことになりますが、公園のおじ様や畑仕事のおじ様に訊ねるも「山の中だよ」と言われるばかりで辿り着けず。
お〜い。

尋ね人は左画像をクリックすると、
UTYテレビ山梨の番組「山梨いまじん」の動画(MP4ビデオ)で見られます。

 Kai Sweet Farm の SweetCoupleさん

うろうろ迷っているうちに、三日月山荘から催促
何処にいるんだい、遅いよ。
はいはい、今回は諦めることにして三日月山荘に急ぐことになった。
昨日谷川岳に登った前田さんが、首を長くして待ってるし。

久しぶりに会った元ワンゲル3人は嬉しそうだった。
早速お風呂に入って楽しいおしゃべりの夕飯を囲み、またの再会を約して三日月山荘をあとにするのでした。

皆さん 2016想い出をありがとう。
甲府市内では28℃でしたが、八ツ山麓は22℃で涼しかった (^^

 八ヶ岳を見ながら長坂ICへ
 きららシティー          ▲ 元ワンゲル三人衆が集結