2016.05.29 (日)   K2Couple No.0544 

浅間高原 しゃくなげ園
あさまこうげん しゃくなげえん(群馬県)
鋸岳引返点2,046m
ザレの浅間北麓、P2046ケルンまで

コース最大標高差 : 500
コース累積標高差(+) : 590
コース累積標高差(−) : 590
コース沿面距離 : 6.0 km
行動時間 : 4’25”

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 P2046ケルンにて (浅間本峰)

  6:30 = 二度上峠 = 北軽 = 8:20 浅間高原しゃくなげ園

 しゃくなげ園 8:40 ... 9:00 かもしかコース西登山口 ... 9:50 尾根山頂 9:55 ... 10:15 展望地 L】 10:45 ...
 11:15 ケルン(P2046)11:25 ... 12:00 尾根山頂 ... 12:35 しゃくなげ園top ... 13:05 しゃくなげ園
 しゃくなげ園 13:15 = 北軽 = 二度上峠 = 15:35


昨日は親戚の法事に呼ばれて、山はお休みでした。
自粛していたビールを飲んだらしく、体調を崩してしまったおいちゃん。
そんな訳できょうは休養日かなと思っていたのですが、シャクナゲを見に行こうなんて珍しく早起きしたのよ。

急遽私の用事をキャンセルして決行です
お天気も良く午前中は晴れ、午後は曇りの予報です。

高崎では、近くの山も霞んでいて殆んど見えませんが。
二度上峠を越えて北軽に入ったとたんに、綺麗な浅間山と雪をまとった後立山連峰に会心の笑みがこぼれますね (^^

嬬恋のパルコールGCから、しゃくなげ園への案内看板が立っていた。
きょうはこの看板を頼りに行きましょう。
訳あって、車はTOYOTA RUNX。

この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである
(経緯度線は20秒間隔)
          ▲ 倉渕町川浦の県道54
                     嬬恋村しゃくなげ園の場所

                         ▲ 嬬恋村の高原野菜畑から浅間連山
                                   ▲ 四阿山

北軽の別荘地を抜け、高原野菜で有名な嬬恋村のキャベツ畑の道をクネクネ進みます。
キャベツはまだ植えたばかりで、ちっこくて可愛い〜の

浅間山から四阿山まで、ぐるっと山に囲まれている浅間高原。
開放的な田園風景が広がっていますね。

 浅間山

駐車場に着くと、春蝉が賑やかに歓迎してくれます。

仮設のテントでは、まだお客さんを迎える準備中でした。
入園料は基本的に無料ですが、しゃくなげ祭り期間中は環境美化協力費として一人300円となっております (^^

空気がさらっとしていて、高原の朝は気持ちが良い。

 しゃくなげ園の無料駐車場

親切なおじ様が、最近の花情報等をかいつまんで説明して下さいます。

アズマシャクナゲは既に終わり、今はヤクシマシャクナゲが満開ですよとのことでした。
そしてアズマシャクナゲとヤクシマシャクナゲの見分け方を教授 (^^

一時間おきに園内無料ガイドがスタートするので、どうですかって。
ありがとうございます。

 ヤクシマシャクナゲと四阿山
 ミヤマキリシマと四阿山              ▲ アズマシャウナゲ
 ヤクシマシャクナゲ                ミヤマキリシマ

私たちは二度目(2014年6月の記録)だし、園内を楽しんだら鋸岳に向かいますと告げて出発しました。
特に登山道はないので気をつけてくださいって、優しいおじ様。

ヤクシマシャクナゲは今を盛りと咲き誇っていましたが、園内のほとんどのシャクナゲは終わっていて前回来たときと同じ状態

その代わりに、
レンゲツツジのオレンジ色が華やかに園内を飾っておりました。

 レンゲツツジと浅間山

森の中から届くカッコウの声。
何か下手な鳴き方で、途中で声がひっくり返ってしまうので大笑いです。
初めて聞くカッコウの裏声。
でも一生懸命さが伝わってきます。

園内の展望台から、四阿山や志賀方面の山々が綺麗に並んでいます。
遠く日光白根山や上州武尊山も健在でした。

 園内の展望台へ

コマクサはまだ咲き始めたばかりのようです。
でも、今年の初コマクサ。
可愛い〜

相変わらずカッコウとウグイスの競演です
ウグイスさんは上手に鳴いてたっけ。

 園内のコマクサ

園地トップの避難壕を兼ねた休憩所の横から登山モードに。

落葉松林の中にはそこそこ綺麗に見える花もあるけど、殆んどのシャクナゲはここでも咲き終わっている。zannen

笹の登山道は刈払いした様子もなく、覆い被さっている場所もありました。
ガサガサ進みます。

 笹を掻き分け           ▲ 林間のアズマシャクナゲ
 根性松とベンチ             ▲ ここは覚えてた場所
 区長さんへ笹の花をプレゼント               ▲ 何だかな〜

お目当てのシャクナゲには遅いし、高山植物にはまだ早く。
ちょっと時期を外してしまった感じですよ。

ガッカリして歩いていたら、コイワカガミさんが咲いていました
珍しい花ではないけど、本日は貴重 救世主。
あんたがいなけりゃ私泣いてたよ。

全体的に感じたのは、前に来たときより登山道が荒廃しているようです。

 コイワカガミ様様
 コケモモは蕾             ▲ ゴゼンタチバナも蕾

砂礫の尾根山頂に着くと、そこはコマクサの群生地だす。
ロープで囲って保護しています。

しかしコマクサはまだまだ
覚悟はしてたけど、ショックを隠せないはらっぱです。

花から展望に ・・・ 気持ちを切り替えましょう。
ロープを潜って先に進みます。

 尾根山頂のコマクサ群生地
 もうちょっとなのにね        ▲ コイワカガミさんだけ元気いっぱい
 ムシカリ(オオカメノキ)はボロボロ            ▲ マイヅルソウも蕾だし

足元にはマイヅルソウの葉っぱがびっしり敷き詰めていますが、まだ蕾を付けたばかりですよ。

コマクサもコケモモもゴゼンタチバナもマイヅルソウも。
皆んな皆んな蕾でした

あっクロマメノキ見っけ。
おいおい、お前も蕾ですかい。

 マイヅルソウの絨毯が続きます
 ヤマハンノキ (雌花)            ▲ ヤマハンノキ(雄花)
 クロマメノキの蕾           ▲ 雲が元気を出してきました

樹林帯を抜け砂礫の斜面に出ると、ミネズオウのオンパレードです。
適当な場所で、白馬三山を眺めながら軽くランチにしましょうね。

角間山が後立山の稜線を寸断しちゃってます (^^;
五龍岳はほぼ角間山の陰で、左に鹿島槍爺ヶ岳、右に白馬三山です。

スィーツもあるし、展望ランチということでプチ満足

 ミネズオウエリアでランチタイム        ▲ 桟敷山の上に鹿島槍が見えている
                                     ▲ 美しきかな白馬三山
 これは定番メニュー             甘党の出番ですよ

ミネズオウが咲き乱れるザレ斜面を登って行きます。
この辺からルートは適当で、道があるような無いような。
歩き易そうな場所を選びながら登る。
前回あったピンクリボンは、朽ちてなくなっていました (^^

天気も良いから、もう少し行ってみようかね。
外輪山への尾根道には、びっしりとミネズオウが咲いています。

 ミネズオウばっかですけど
 ミネズオウ                 これも
 おいちゃん森林限界突破           ▲ 砂礫は続くよ何処までも
 見下ろせば         ▲ しゃくなげ園と駐車場が見える
 ツガザクラさん発見           ▲ 火山砂礫の登りにくさ哉

  黙々と登りましょう

 先が見えてきたぞ          ▲ コメバツガザクラが咲いてた

段々と浅間山が近付き、どっしり構えて大きくなってきました。
大迫力

きょうの浅間山は、全く噴煙がなく静かな風情です。
現在の噴火警戒レベルは 『2』、Jバンドまでは登山可能になっています。
厳密には賽の河原分岐点までなので、鋸岳は不可です。

浅間隠山と鼻曲山の間に薄っすらと榛名山が見えるけど、写真にしたら写ってなかった (^^;
 浅間隠山と鼻曲山
 威風堂々 浅間山              ▲ 角間山方面です
                            ▲ 珍しく噴煙を上げていない浅間山と外輪山の鋸岳

P2046のケルンに着く頃には、何気に北アルプスも霞んでしまいました。

きょうは何しに来たんだっけ ?
シャクナゲ見物よ。
じゃ ・・・ この辺で帰ろうかね。
相変わらずチョンボ心は暗黙の了解 ・・・ お気楽K2隊です
ケルンでだらけて、とっとと帰ることにしましたの (^^

 浅間をバックに               ▲ のんきだろっ
   
 とっとっとっと              ▲ ミヤマヤナギ

下り始めたら、前方にカモシカがいたのよ はらっぱが見つけた。
カモシカ君でも出て来ないかな〜って話した矢先の出来事。

とっとっとって走って来て立ち止まり、じ〜っと私たちを見つめてる。
しばらく様子を伺ってたけど、そのうち下の林の中に入って行っちゃった。
下ってみても、もう何処にも姿はなかった。
ほんとに会えたね

 颯爽と現れてカモシカ走り             ▲ あいこんたくと中

私たちが尾根頂上付近まで下ったとき、二人♂♀さんが登って来られた。
上に行けば展望がいいですか ?
もちろんいいですけど、だいぶ白けてきちゃいましたよって答える。

この二人は何処まで行かれたのかしら。
ちゃんとした登山道はないけど、見るからに山慣れしてる感あり。
余計な心配は要らないみたい (^^;

 前回来た時に囲ってあげたコマクサかな      ▲ 上空は青いままだった (中央は仙人岳)
 ちんたら帰りましょう              落葉松の葉っぱ
 登りでは咲いてなかったゴゼンタチバナ            ▲ ツマトリソウも花開いて


  しゃくなげ園に下って、再びのちょろっと散策をして帰ります。

 ジシバリ     ▲ モンローリップ (マリリンモンローの唇らしい)
 ヤクシマシャクナゲ         ▲ 園内ガイドのおじ様 活躍中

 仮設テントの売店 (しゃくなげ園hpより)          ▲ 駐車場の車は増えていました

しゃくなげ園では、親子さんやカップルさんが歩いています。
ガイドさんも張り切って、詳しい説明をされているようです。

駐車場に戻ってみると、売店付近は活気が溢れていました。
生産者直売の苗木がたくさん並んでいましたが、これいいなと思うものは¥10,000以上です (^^;
ちょっと買う勇気が出ない訳で。

帰りも二度上峠経由でしたが、浅間隠の登山口は超満車。
バスまで停まってる繁盛ぶりでした。

 浅間隠山登山口付近 (往路で)

 先週の赤城山から、おいちゃんのカメラにシミが入るようになってしまった (泣)
 どうやらレンズじゃなくてセンサーの不具合らしい。
 FUJIFILMではコンデジの生産をやめてしまったし、他メーカーに替えるのも何なのでキタムラに入院することになった。