2016.12.25 (日)   K2Couple No.0569 

黒檜山
あかぎ くろびさん(群馬県)
1,828m

       黒檜山 1828m 駒ヶ岳 1685m

期待を超える霧氷で、嬉しい登り納め

コース最大標高差 : 480
コース累積標高差(+) : 630
コース累積標高差(−) : 630
コース沿面距離 : 5.6 km
行動時間 : 5'25"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 黒檜山頂稜線より浅間山 
  7:10 = 前橋 = 8:30 黒檜山登山口
 登山口 8:40 ... 8:50 登山口 ... 9:20 猫岩 ... 10:45 稜線分岐 ... 10:50 黒檜山 ... 10:55 展望台 【L】 11:30 ... 黒檜山 ...
 11:40 御黒檜大神 ... 11:45 絶景スポット ... 12:20 大ダルミ ... 12:40 駒ヶ岳 12:45 ... 13:00 下降点 ... 13:35 駒ヶ岳登山口 ...
 13:55 赤城神社 14:00 ... 14:05 登山口
 黒檜山登山口 14:15 = 前橋 = 15:30

 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


黒檜山の場所



 今年の登り納めは。
 暗黙の了解で、霧氷の赤城山と心に決めていました

 天気は良さそうだけど、期待の霧氷はどうだろうか?
 最近、赤城ライブカメラの調子が悪いみたいで (^^; ここは賭けるしかない状況です。
 駄目元で行ってみますね (^^

道中見える浅間山や谷川岳は朝日に輝いているけど、赤城山は ・・・。
やっぱし駄目かな ・・・。

一昨日、里に降った雨は山では雪だろうと期待してたのですが。
赤城南面道路には全く雪がなく。
姫百合駐車場を過ぎて暫く走っても、道路はカラカラで落胆の色濃く
日陰は所々でアイスバーンでしたが積雪はない。

目に写る鍋割山も荒山も、地蔵岳さえも黒々としててやや諦めムード

 烏川の関越側道から赤城山
 大鳥居と鍋割山

          ▲ 黒檜が私を呼んでいる

ちょっと落胆しながらも、車は快調に走る
ところが新坂平に差し掛かると、突然真っ白に化粧した山が現れたの。
黒檜山だけでなく、駒ヶ岳まで白く神々しい。

手のひらを返すように、車内の空気も一気にルンルンお祭り騒ぎです (^^
おのこ駐車場でトイレを済ませ、いつもの登山口に近い駐車場へ。
停めてる車はまだ少なく、残念ながら見知った車はなかった。

登山口に向かう途中の駐車スペースには数台の車。
あらら まきまきさんとてるてる坊主さんのparty(6)が準備中でした。

 おのこp のトイレ
 黒檜駐車場から霧氷の山          ▲ まきまき&てるてるさん発見

きょうは三連休の最終日。
昨日、一昨日と人が入ったらしく、トレースがしっかりあります。
トレースって言うか、夏道のまんまですけど (^^;
雪は想像を超えて少なく、拍子抜けですよ。

その夏道が「凍りついた夏道」 で、ツルツルよく滑りましたよ。
気をつけて頑張って登ってたのですが、慎重なはらっぱは速く歩けません。
後から来る人にどんどん道を譲るのろのろ隊です

 滑るんだってば

そして遂にギブ、猫岩手前でアイゼンを付けることにします。
しかし、それが良かったのか悪かったのか。(きっぱり悪かった^^;)

猫岩からは思いっきし岩の道を登るので、アイゼンは危ないし鬱陶しいし。
雪が少な過ぎだよ〜。
やっぱり速く歩けないはらっぱ。

富士山展望を過ぎ、急登を目前に控えて外すことにした。
スイスイ登って来る人の足元を見ると、簡易チェーンスパイクの人が多かった。

 アイゼン装着
 地蔵岳の左に富士山           ▲ すぐにアイゼン外すことに

我が家にも、あれみたいなスパイクあるんだよ。
だったら持って来なよぉ
結局、はらっぱ軽アイゼン、おいちゃんノーアイゼンで登ることにした。

そして、いよいよ霧氷ゾーンに突入ですよ。
こんなに霧氷が出来てるなんて思ってなかったので、嬉しさ百倍

振り返ると、樹間に八ヶ岳や浅間山が見えています。

▲ 浅間山

 ゆるゆる登りますね            きれいやね〜感動もん

何処から来られたのか、後続のカップルさんが賑やかです
女性の喜びようがハンパじゃない訳で。
「凄いね赤城、綺麗だね〜黒檜」の連発です。
しかも、メガホン級の音量(声量)

プチ地元の者としては、あれだけ喜んでいただければ嬉しいです。
私達は何度となく見てますが、やっぱり素晴らしい白銀の森ですよね。
来て良かった

 誘惑するような木々の佇まい
                    ▲ 梢の先っぽだけが白く、積雪はこんな感じで少ない

  そして、霧氷の中を登る。

高度を上げると、ミズナラの幹まで白くなってきました (^^
コエビのしっぽをパクッ、水分補給なんちゃって。
merry X'mas

汗っかきのはらっぱは、いつも山頂見晴台の岩陰で着替えるのですが。
谷口けいさんの事故があったので、「稜線手前で着替えろ」 とおいちゃん。
はいはい (^^

 稜線分岐で はらっぱを待つ           ▲ 写真を撮って時間潰し
 青空に霧氷が映える             ▲ 分岐から山頂へ

稜線に上がれば、霧氷をまとった木々のトンネル状態です
素晴らしい。

山頂には数人休憩していましたが、写真を撮ってスルー。
なだらかな頂稜をブラブラ寄り道しながら、展望台に向かいましょう。
ぽこぽこ歩き。

 トンネルですよん               ▲ 黒檜山頂で

右には筑波山。
前方に日光白根や男体山。
左には浅間山。

立ち止まってよく見ると。
八ヶ岳や四阿山そして北アルプスも見える。

岩菅山から苗場山、平標山と仙ノ倉山まではスッキリと綺麗でしたが、谷川岳には雲がかかり始めていた。

 山岳展望に立ち止まる
 左から日光白根山、皇海山、男体山               ▲ 筑波山
 浅間山の肩に乗鞍岳までも        ▲ あっち向いたり、こっち眺めたり
 八ヶ岳         ▲ 浅間山と四阿山の間に北ア

黒檜展望台にとうちゃこ
そこそこ風の冷たさが頬を刺す大展望は、いつものことながら素晴らしい。
山座同定に余念のないはらっぱでした。

ここでランチにしよう
そのうち誰かさんが登って来ればいいな
ちなみに気温はマイナス7℃、そして願ってもない微風。

 展望台にて上信越国境の眺め
                                    ▲ 上信越国境パノラマ風景
                                      ▲ 岩菅山から平標山
             ▲ 谷川岳本峰から朝日岳まで 馬蹄形稜線
 平標と仙ノ倉         ▲ 万太郎山は雲が邪魔して
 谷川岳 オジカ沢               ▲ 日光の山

一通り眺めて満足満足
まきまきさん達のそばに腰を下ろします。
とっても美味しい自家製の干し芋や可愛いみかんを頂きました。
ご馳走様でした。 

ここの雪の華は、いつも決まってモコモコなんです。
食いしん坊の私には美味しそうな金平糖に見えて、かじっちゃうのよね。
カリカリしてジューシーアイス風味だった imihumei

 もこもこ金平糖ですよん          ▲ 写真家 まきまきさん
 山の子は皆んな仲良し          ▲ 皆さんは先に出発です

下山はいつものように、駒ヶ岳を周回して帰りますね。
黒檜の岩ゴロ道は下りにくいし。

帰りも霧氷のトンネルを潜ります。
御黒檜大神に着いてびっくり
ほんとに雪が少なくて、足元のイワイワが全部出てるのに霧氷祭り。

まだまだ富士山も霧氷も健在でした。
ときは正午ちょっと前。

 御黒檜大神鳥居にて
                        ▲ 地蔵岳の上に、奥秩父、南ア、八ヶ岳
 八ヶ岳            ▲ 御黒檜大神をあとに

花見ヶ原の分岐に、新しい案内があり。
なになに  絶景スポットって書いてあるぜ。
しかもたったの60歩だって。

そう言われちゃ、行くっきゃないでしょよ。
はらっぱは64歩だったけど、おいちゃんは60歩だったって。
まあ大体そんなもん (^^

 絶景スポットまで 60歩

なるへそ
絶景には違いないけど、今まで見てたのと同じ景色やね。

小沼の先に前橋市が広がり、その先に我が家がある。
更に城峯山の山並みの上に雲取山、そしてはるか遠くに富士山の雄姿。
せっかくの絶景ならば、写真に残しましょう。
富士山をズームアップしてね。

ではさっきの分岐に戻って、階段を下りましょう。
急な階段なのよね。

 小沼は氷結進行中か           ▲ 2016 見納め富士山

  黒檜山下山

 きょうの霧氷はちっとも落ちない             ▲ 駒ヶ岳に続く道
 笹は秋色、木々には霧氷           ▲ 珍しい光景に出会えた
 こんな細い枝にも コエビのシッポが              ▲ ちんたら道中記

大ダルミ(黒檜と駒のコル)まで下りて、黒檜山を振り返りますと。
いつもはお昼になるとポロポロ落ちる霧氷ですが、きょうはいつまでも残ってて真っ白のままですよ。

登山道に積雪がないのに、こんなに立派な霧氷でいんでしょうか。
夢みたい

冷えてるのかと思えば、そうでもない。
登山道がドロドロになり始め、鍋割山状態ですよ。
嘘みたい

 駒ヶ岳方面もまだ白いまま
                             ▲ 大ダルミから白い黒檜山

  駒ヶ岳へ

 霧氷のトンネルに入ります         ▲ 黒檜山に背中を押されサクサク
 光を透かせてキラキラ輝いてた霧氷         ▲ 目を楽しませてもらった一日だった

またまた霧氷のトンネルを登って駒ヶ岳をめざします。
あっという間に着きますけどね (^^

この頃には足元の雪や氷が溶けてベチャベチャ、座る場所はありません。
立ったままのドリンク休憩です。
よくよく見るとビル群の中に、小さな小さなスカイツリーも見えましたよ。

 駒ヶ岳に続く階段         ▲ ほらっ、スカイツリーが見えるよ
 撮っちゃうのよね〜        ▲ 霧氷も残ってるし展望もまずまず

駒ヶ岳は、下り出しから楽しい雪庇ができるポイントなんですが。
肝心の積雪が殆んどない訳で。
この冬、ちゃんと積もるのか心配になっちゃいます。

きょうは、雪庇の代わりに泥んこ道です。
靴がベタベタになっちゃいました
しかし、年末になってこんなに雪が少ないとは 。。。

 果たして雪庇はできるのでしょうか

稜線の下降点で最後の展望。
筑波山の双耳峰を眺めてから、安全安心の鉄階段を下ります。

割と長く急な鉄階段ですが、両手すり付きの親切設計になっております。
しばらく下ったのちに、同じような鉄階段の第2弾もあります。

この下りは大きくジグを切っていますので、短い距離なのに手間取る。
氷結した覚満淵を見下ろすようになれば、登山口が見えてきます。

 鉄階段の始まり            ▲ ジグザグルートを下る

一度凍り始めたのに、いまは完全に解けてしまった大沼です。
穏やかな漣が打ち寄せる、荒涼とした岸辺を歩いて。
辿った白い稜線を眺めて。

毎年安全登山のお願いをしている赤城神社に寄って、今年一年のお礼参りをして帰ろう。

本殿の前で神妙にかしこみ。
赤城姫さま 霊験あらたかに、ありがとうございました。

 赤城神社に寄ってこう
 きつつき橋を渡って境内へ     ▲ 本殿の硝子に反射して、中と外が写った
                                    ▲ 赤城神社から黒檜〜駒稜線

駐車場に帰って来ましたら、若い単独♂さんが出発するところでした。

何はともあれ、多くの出会いにときめいた一年も無事に終わりそうです。
山との出会い、季節との出会い、そして人との出会い。
感動の出会いが心に残る。

まきまき&てるてる坊主さんpartyとは、絶景スポットで別れたきりでした。
みちほさん、kazu さん、はな2さん家に会えなかったのも心残りかな。

皆さん 良いお年をお迎えください。
ではまた来年 ごきげんよう (^^

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  レポ作成に当たり、まきまきさんのblogから勝手に 写真をいただいて使用しています。
    優しいまきまきさんには事後承諾をお願いすると共に、この場を借りてお礼申し上げます。