2017.05.20 (土)   K2Couple No.0575 

駒ヶ岳
赤城 こまがたけ(群馬県)
1,685m
アカヤシオの残花を求めて、足慣らし

コース最大標高差 : 335
コース累積標高差(+) : 630
コース累積標高差(−) : 630
コース沿面距離 : 5.6 km
行動時間 : 5'00"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 大沼を飾る、駒ヶ岳斜面のアカヤシオ
  8:20 = 前橋 = 9:35 鳥居峠
 鳥居峠 9:40 ... 10:05 篭山 ... 10:20 篭山東尾根分岐 ... 10:35 折返し点 ... 11:05 登山道分岐 11:15 ... 11:35 駒ヶ岳 11:40 ...

 12:00 ランチ 【L】 12:15 ... 12:40 駒登山道分岐 12:45 ... 12:55 アカヤシオ 13:05 ... 13:35 覚満淵入口 ... 14:00 鳥居峠14:05 ...

 14:10 利平茶屋分岐 ... 14:20 シャクナゲ 14:25 ... 14:40 鳥居峠
 鳥居峠 14:45 = 桜の広場 = 16:15

   赤城 駒ヶ岳の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


忌明けを迎えようやく落ち着きを取り戻したので、久しぶりに山に行こう。
昨夜になって舞い込んだ、衝撃的な知らせが気がかりではあるけれど ・・・
ときには気分転換も必要だ。

再始動は近くの赤城山からです。
今年の春は、季節を感じることがないまま通り過ぎてしまった訳で。

アカヤシオ鑑賞には、ちょっと遅いかもしれないけど。
僅かでも残っていることを期待して、出発します。

 県都前橋を経由して
 大鳥居を潜り抜け        ▲ 新緑みずみずしい赤城道路を走る

行動開始が遅かったので、鳥居峠に着いたのは9時半です。
篭山を眺めて言葉少なく
もう完全に遅いよね、時間も時期も。

所々にピンクはあるものの、時期的に余り期待は持てないでしょう。
気を取り直して篭山に取りつきました。

 鳥居峠から覚満淵              ▲ ちっこい篭山

タチツボスミレ フモトスミレ ヒメイチゲ

さっそくスミレに会えて嬉しい
山に自生するスミレは格別可愛いですね。
他の人達は、足元の小さな花には目もくれずに行っちゃったけど。

木に付いてる花より、足元に落ちてる花の方が多いくらいなのよ
それでも奇麗そうな花を探して、せっせと写真に収めましょう。
アカヤシオさん こんにちは (^^

 アカヤシオと地蔵岳               ▲ 地面に満開
 これは若々しく美しい             ▲ 篭山で右往左往
 覚満淵方面も              ▲ 青空にピンク
 楚々として、ややお疲れ気味            ▲ オオカメノキも協賛

少しでも高い所の方が花付きがいいと思い、はらっぱは上の方へ。
おいちゃんは下の方で、何やらウロウロ。

それぞれ好きなように歩き回って、何気に合流しました。
まあ何とか咲き残ってて良かったよね〜
やっぱりアカヤシオは外せないよ。

 青空に美しく映えて              ▲ 咲いてて良かった

篭山でプチ満足し、東尾根に向かいます。
下りてきた人から、「もう殆んどなかったよ」 って悲しいお言葉。

東尾根の分岐は進入禁止っぽくなっていましたが、ちょっとだけね (^^
う〜ん、盛りは過ぎてるけど ・・・
篭山よりは賑やかに咲いてた。

次の駒ヶ岳へ向かいましょう。

 東尾根分岐付近から皇海山と袈裟丸山シルエット
 アカヤシオ               ▲ オオカメノキ
 駒ヶ岳東尾根               ▲ 青空に高く

近くの山桜の枝の中から、可愛い鳥の鳴き声が聞こえます。
小さな鳥がチョコチョコしてるけど、はっきり見えない。

最後の急登をエッチラオッチラ頑張りますよ 汗だらけ。
おのこ駐車場に下りる道と合流する分岐広場には、大勢の人たちが休憩しています。
いつも思うんですけど、このポイントに名前をつけて欲しい。

 ヤマザクラ           ▲ 主尾根に戻り気持ち良く
 満開〜      ▲ 名前をつけて欲しいポイントに合流しました

私達もドリンク&パン休憩をとり、小腹を満たして駒ヶ岳へ。
気持ちの良い登山道です。

桜がいっぱい咲いていました。
春爛漫の赤城山です。
山桜の尾根です (^^

 カスミザクラ らしい          ▲ それではボチボチ駒ヶ岳へ

時間的に、黒檜から周回してくる人達とのスライドが多くなる。

駒山頂近くなると、左には樹林越しに谷川連峰が並んでいます。
それにしても木が邪魔だな。
良い場所を探して移動 (^^;

この尾根は山桜の木が多かった。
ゆるゆると写真を撮りながら、駒ヶ岳山頂にとうちゃこ。

 駒ヶ岳直下の階段
                                            ▲ 上越国境線

谷川連峰や大沼を眺めて、年配の単独男性と話に興じるはらっぱ。
山好きの話は、止められないし止まらない。
おじさまの話は、どんどんエスカレートして何処へ行くかわからん。

でも本当に楽しそうに話すので、絶対振り切れません (^^;
つかまったら最後。
山仲間は楽しいよね  一期一会 (^^

 赤城神社と五輪尾根             ▲ 駒ヶ岳から黒檜山

駒ヶ岳の細長い頂稜に沿って、大勢の人たちが食事休憩中ですね。
私たちはアカヤシオを求めて、山頂から東に派生する尾根を下ってみます。

途中から踏み跡が無くなった。
適当に下ってはみるものの、アカヤシオの「ア」の字もなかった訳で。
多分もっと下だろう。

余り下っちゃうと登り返しがきついので、アカヤシオとの対面は諦める。

 日光白根山の頭だけ
 東尾根をズンズン下って            ▲ ここでも桜が見ていた

途中の岩に腰掛けて、ショボショボランチにしました。
二人っきりの静かな岩で。
小鳥のさえずりが快く耳に響く。
が、決してお勧めできる場所とは言い難い

早々にランチを済ませ、山頂に戻ります。
登りは楽しくないけど、まあまあ快適な笹ヤブでした
アカヤシオの群生は、見果てぬ夢だったけど。

 下りた分だけ登り返す

山頂に戻ると、まだまだ大勢の人たちが寛ぎ中でございました。
精一杯の愛想をふりまきながらスルー。
あとは下るのみ。

名前をつけて欲しい分岐には人影なく。
ベンチが空いてたので、ではではと貸切りドリンク休憩。
休んでばっかりの、のんびり隊です。

小沼の上に見えるはずの富士山は、見えなかった

 気がかりな富士山は見えなかった

さて、おのこ登山口に下ります。
鉄階段を下り木の階段も下って、駒ヶ岳の西斜面に入り込んで。
アカヤシオの穴場に寄り道しますよん

オォ〜絶景かな
ここには、きょう一番の奇麗なアカヤシオたちが競って咲いてましたよ。
アカヤシオ越しに、赤城神社が荘厳なたたずまい。

 美しくもはかなく
                          ▲ 女性の願いを叶える赤城姫の社
                         ▲ 残雪の谷川岳を背景に、時には凛々しく

アカヤシオ鑑賞タイムを終えて、登山道に戻りましょう。
大きなザックを背負った、日本工大WVの2party と遭遇して立ち話。
若い子はハツラツだね。

小さな子供連れの家族と前後して下ったり。
きょうは退屈しない下山路です。

 無雪期の駒登山道は久しぶり           ▲ オオカメノキも咲き誇り
                            ▲ 覚満淵を散策するカップルさん
キジムシロ ニオイタチツボスミレ ヒゲネワチガイソウ エイザンスミレ

覚満淵の岸辺を散策しながら帰りましたが、まだ花は咲いてなかった。
この暑さだもの、岸辺より桟橋を歩いたほうが涼しかったかもです。

鳥居峠に戻り、ソフトクリームを買ってもらって喜ぶおいちゃん。
子供を扱うより簡単 楽勝 (^^

ちょっくら利平茶屋側に下りて、石楠花を見に行ってみましょう。

 食べる前に撮りなよ

登山道から下の斜面に、石楠花の花を見つけたのが悪かった。
おいちゃんは、私にかまわず例の石楠花ポイントへ行ってしまったので。
一人で石楠花めざして笹の斜面を下った。

アクシデント
立ち木を頼りに下っているうちに、枯れ木を掴んでしまったのだ。
いきなり根元から折れて、もんどりうって斜面をスッテンコロリン。

通りがかりのお兄さんたちに目撃されたらしく。
痛めた手をシップしてたら、上から大声で 「大丈夫ですか〜
下から小さな声で 「大丈夫でしゅ

頑張って石楠花の証拠写真を数枚撮り、登山道に這い上がる

一方おいちゃんは。
はらっぱが来ないので、コールを掛けてみたが返事なく。
やむなく登り返したら、はらっぱが斜面から這い上がったところだった。

どしたんその顔 右半分擦りむいて血がにじんでるじゃん。
3Rくらい闘ったボクサーみたい (^^;

久しぶりの山歩きなのに、最後に間抜けなオチがついちゃった。
幸い大事に至らず良かったけど、無茶するなっておいちゃんに叱られた

 分岐から利平茶屋へ下る
 ずっこけても撮ってきたアズマシャクナゲは終盤            ▲ 傷心のトボトボ林道

先日14日に、おばあちゃんの七七日法要、納骨を済ませました。
可愛くて、お茶目な女性だった。

父と死別して10年余り。
少し弱虫になったけど、健気に93歳の天寿を全うした。

ありがとう、おばあちゃん。
またいつかお会いしましょう (^^

 笑顔で生きたおばあちゃん