2017.02.12 (日)   K2Couple No.0574 

高峯山
たかみねやま(長野県)
2,106m
たっぷり雪の高峰高原、さぶっ

コース最大標高差 : 135
コース累積標高差(+) : 180
コース累積標高差(-) : 180
コース沿面距離 : 3.2 km
行動時間 : 4'35"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です ▲ 八ヶ岳を back に高峯山稜線にて
  6:50 = 7:00 いちょう駐車場 7:10 = 藤岡IC/上信越道/佐久IC = 8:55 車坂峠
 車坂峠 9:05 ... 9:10 高峰高原ホテル 9:35 ... 9:55 (R) 10:15 ... 10:30 展望台 ... 11:05 粒ヶ平(高峰温泉分岐)11:10 ...
 11:40 高峯山 【L】 12:15 ... 12:35 粒ヶ平 12:40 ... 13:00 展望台 ... 13:25 高峰高原ホテル 13:35 ... 13:40 車坂峠
 車坂峠 13:45 = 佐久IC/上信越道/藤岡IC = 15:25 いちょう駐車場 15:40 = 15:55

    高峯山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


                                   ▲ 北風強く 活発な噴煙が地を這う浅間山

昨日土曜は、おいちゃんの休養日。
山の店を梯子して、おいちゃんの冬用パンツを仕入れました (^^

最後の石井で、おいちゃんがMSRのスノーシューを見つけちゃって。
当然のように衝動買い (^^;
持っている激安君
(DOPPELGANGER SW-6)は、物置のコヤシだしね。

それでは履き試しということで、スノーシュー向きの山へ行くことにしたの。
「赤城の詩」隊との新春コラボをもくろんで、誘ってみる。
急な誘いにも拘わらず、快いお返事をいただきましたよ

 ASAMA2000 の天気は保証付き by WeatherNews

約束の場所でドッキングし、乗り合わせて出発します。
晴れマークの群馬から、雪のち晴れ予報の長野に向かいます。
昨日黒々としてた榛名山も薄化粧してるよ。
夕べ雪が降ったのかしら? 
(みちほちゃん家でも降った)

長野県に入ると思ったより良い天気で、八ツや常念が見えていました。
チェリーパークラインは除雪してありますが、圧雪道ですよん。 

 北アの銀嶺 (佐久平PAにて)            ▲ 正面に高峯山展望台

高峰高原ホテルの駐車場は、既に満車です。
隣の高峰高原ビジターセンター下の駐車場に車を廻します。
ここもほぼ満車でしたが、何とか場所確保しました。
しかも、玄関前のギリギリスペース (^^;
マイナス10℃。

高峰高原ホテルまでテクって、トイレをお借りしますね (^^
身軽になって、ホテルの裏手に廻ります。

 ビジターセンター下の駐車場          ▲ やれやれ炬燵が恋しいわい
 ホテルへ向かう            ▲ うっすらと富士山見っけ
 富士山をbackに男の友情 なんちゃって           ▲ 高峰高原ホテルの雛飾り

いきなり目に飛び込んだのは、ノートレースの白い雪面。
やった~。
心うきうきスノーシュー、慣れない初物スノーシューでもたもたおいちゃん
あんたね~ 来る前にちゃんと練習しときなよ。

あれっ、鳥居がない。
雪に埋もれちゃったのかな?
駐車場の雪かきで山になった壁をよじ登ると、雪の中から頭を出してた。
皆んな黒斑山に行っちゃったみたいで、きょうも嬉しい一番乗りです。
まっさらな雪を、ムギュッムギュッと踏みしめる好感触

 白い鳥居なので目立たないでしゅ
 雪をのせたハンノキ             ▲ はらっぱがトップ
 雪の林は何気に嬉しい            ▲ はらっぱラッセル要員
 和やかに出初めショット          ▲ 八ヶ岳を眺めてドリンク休憩

しばらく深いラッセルした先に、トレースの名残りを見つける。
吹き溜まりは深雪で、樹林の中はトレースを埋める昨日の雪が優しく。

名残りと言えども、トレースに乗れば全然楽チン。
雪を冠った落葉松やダケカンバの林を登って行きます。

トレースを外し、富士山や八ヶ岳の見える場所を確保して整地(雪)。
のんびりドリンク休憩にしました
振り返ると、黒斑山は寒々と真っ白な霧氷に覆われています。

 展望台まで100mの登り

ここから僅かで、いよいよ展望台に登り上げます。
任せろ
核心の雪壁でトップに立つのは、喜寿を迎えたばかりの真吾パパです。
若々しい足取りでグイグイ高度を上げる。(5mくらいかな ^^;)

さすが展望台、気持ちよい眺めでございます。
休憩ベンチは雪の下なので、無雪期のようには休めませんけどね。

 真吾パパに続く りいママとおいちゃん          ▲ 真吾トレースをカッコよく刻む
                        ▲ リードで登って、ご満悦の仲良しカップルさん

                    雪が柔らかすぎて、せっかくの真吾トレースもままならず

 スノーシュー履き心地はいかがですか       ▲ 普段の行いがいいから最高の天気に

ここからは、最高に気持ちの良い稜線歩きです。
高い木が途切れると、形の良い雪庇があったり綺麗な風紋があったり。

しばし撮影タイムに突入
カメラマンの指図が小うるさく、無給のモデルさんなのにこき使われます。
前に出たり後ろに下がったりさせられ、今度は横移動かい (^^;
写真撮影にじっくり時間をかけて、楽しみ放題やり放題。
何しに来たのか訳わからん。

 展望台をあとに             ▲ 高峯山をめざします
 待ちなはれ               ▲ コブを捲き
 やっぱり素晴らしい 雪山の開放感       ▲ カメラマンは夏道に下りて被写体を狙う
 風紋がきれいだ              ▲ タカミネシュカブラ
                    ▲ 落ちても大丈夫だから、雪庇に寄って下さいね (アホか)
                         ▲ はい、今度は三人で八ヶ岳が背景ですよ
 撮影班も被写体になる訳で    ▲ カメラマン特権(?)で 、りい様を借りました

吹かれて遊んでるうちに、だんだん寒くなってきました。
下のスキー場から吹き上げてくる北風を、まともに受ける稜線です。

ザックポケットに入れてたおいちゃんのお茶が、シャーベットになってたし。
駐車場の気温がマイナス10℃だったから、ここの体感ではそれより更に10℃くらい低いかも。
懐にしまって暖めていたりい様のカメラが、めでたく復活しました

 寒さに弱いので先を急ぐはらっぱ         ▲ 秋田女性は寒さなんかへっちゃら
 固まっていた りい様のカメラが復活               ▲ やっほ~隊
 吹かれてばらける party           ▲ 夏道から見上げる雪庇

寒さに弱っちい広島生まれのはらっぱは、皆んなを置き去りにして
何気にバラけるパーティー。

高峰温泉との分岐、粒ヶ平に着いて立ち休みしますね。
ここからは高峰温泉からのトレースばっちり、舗装道路です。
ガイドさんに引率された9名のお客さんが、ちょうどここでスライドしました。
高峰温泉主催のスノーシュー登山なのかな?(全員MSR装着)

吹き飛ばされるくらい風が強いよ
そんな言葉を残して、高峰温泉に下りて行きました。

 お~い、待ってくれ~
 粒ヶ平(高峯温泉分岐)           ▲ 空模様が怪しくなってきた

おいちゃん一人だけ、天気好転に望みを繋いでいますが。
ここから引き返しても、不満不足はないよね~ (^^
と言いつつ、何気にずるずる山頂へ。

時期になれば、ここからは石楠花の小路です。
丸い蕾をつけて葉は垂れ下がり、必死に寒さに耐えてる姿がいじらしい。
この石楠花のように強く生きたい。

 ここまで来たら山頂まで行きましょう          ▲ 黒斑山も雪雲急襲の気配
 シャクナゲ健気                ▲ 寒いし

小さなコブを登って下りて、ようやく山頂に着きました。
やれやれパパ

この頃になると、残念ながらあちこちに雲が湧き。
八ヶ岳も北アルプスも、重苦しい雰囲気に包まれているのでした
佐久や小諸は晴れている。

 高峯山頂で
 高峯神社から下界を望む               ▲ だめだこりゃ
 池ノ平方面             ▲ カラマツボックリさん

山頂でうろうろ、身の置き場がない感じ
冷たい風に乗って、何処からかチャイムの響きが届きました。
時計を見たらちょうど正午です。

風を避けて。
岩陰に身を寄せて。
冷凍 の ひえびえランチ。
あまりの寒さに手指も口もぎこちなく、ランチの途中で切り上げます。

 岩陰で忍耐ランチ        ▲ 雪で埋まった岩の上で最後の気勢

 粒ヶ平まで戻って、りいチョコ立ち食いパーティー      ▲ 普段の行いの悪い人が混ざっているらしい

生憎の空模様ですが。
天気が崩れたときの方が、人の心をよりデリケートにするらしい。

雪庇の稜線だけ楽しんで、途中で帰るのも悪くはないけど。
山頂まで行って来たという微妙な達成感 も捨てられないし。
まっ、きょうのところはお疲れさまということで。
帰り道を楽しみましょうね

 おいちゃんの期待を完全に裏切る天気なれど           ▲ これはこれで心に残るよね

冷たさに手がかじかんで、あたしゃ凍傷になるかと思ったわ。
歩いていれば暖かくなるので、スタスタと歩いては皆が来るのを待ちます。
天気は悪化の一途を辿り。
周囲が見えなくなってきましたよ。

ブワ~っとプチブリザードが来たかと思えば。
いくつもの白い結晶が。
綿毛のように、ふわっと空から舞い降りる。
静かで幻想的な光景。
ちょっとファンタスティックな時間が、ゆっくり流れておりました
 

 雪が降ってきた ほんの少しだけれど        ▲ 私の胸の中に 積もりそうな雪だった
 ガスガスの山にも それなりの魅力あり           展望台に若者グループあり

寒気と幻想の余韻に浸って下っているうちに、展望台にとうちゃこ。

展望台からの下りは、ふかふか雪三昧。
トレースを辿るのもよし。
無垢の雪を踏みしめて下るのも夢心地です。
寒かったけど楽しかったね。

真吾さん りい様 お付き合いいただきまして、ありがとうございました。
赤城隊のレポはコチラです。

 深雪を下る            ▲ まねっこさせられて
 風は相変わらず吹き抜けてる             ▲ ようやるよね
 また変なルートこしらえてるし         ▲ 高峰高原ホテルに無事帰還
 やれやれ撤収            ▲ 高速道から浅間連山


 下山時の気温はマイナス8℃で、朝とあまり変わらなかった。
 それでも道路の雪はだいぶ解けていて、街まで下りたら朝と同じように晴れていました。
 振り返ると山の上は相変わらずのガスガス。

 群馬に帰ってきたらやっぱり晴れていて、白くなってた榛名山はまたいつも通り黒くなってた。
 ん 雪雲に覆われて赤城山がない。
 上越国境は猛烈な雪だったようです。



  レポ作成に当たり、赤城の詩隊から提供された画像をたくさん使用しています。 この場を借りてお礼申し上げます。