2018.01.13 (土)    K2Couple No.0588 

湯の丸山
ゆのまるやま(群馬県・長野県)
2,101m
烏帽子のつもりが湯の丸詣で

コース最大標高差 : 370
コース累積標高差(+) : 415
コース累積標高差(−) : 415
コース沿面距離 : 6.1 km
行動時間 : 5'10"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  湯の丸山頂 リーチ
  6:50 = 藤岡IC/上信越道/小諸IC = 8:25 地蔵峠

 地蔵峠 8:40 ... 9:10 中分岐 9:20 ... 10:00 小梨平 10:15 ... 12:10 湯の丸山 12:15 ... 12:30 雪中ランチ 【L】 12:45 ...

 13:00 鐘分岐 13:10 ... 13:20 中分岐 ... 13:50 地蔵峠

 地蔵峠 14:05 = R18碓氷バイパス = 15:15 坂本宿「峠の湯 16:15 = 17:20

  湯の丸山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

碓氷峠の森公園交流館 峠の湯 ( ¥500 リニューアル2周年記念料金

昨年同様、今年の登り初めは烏帽子岳に決めた。
行程が楽な上、展望が期待できるので私が行ける所までね

日本各地を襲っている最強寒波。
落葉松の霧氷も期待できるかもしれない。
天気予報では明日の方が良さそうだけど、決めたら譲らない相棒です。

出発時の家の外気温は−4℃で、今期最低を記録。
凍った瓶の底で、三匹の金魚がじっと身体を寄せ合っているのでした。

 浅間山もスッキリ晴れて (佐久小諸JCT)
 浅間サンラインに合流         ▲ 地蔵峠へのアクセスは完全除雪

地蔵峠へのアプローチは、雪も少なく霧氷の気配もない
風もなく穏やかですが結構な冷え込みで、車載温度計ではマイナス12℃。
駐車場には、スキー客の車がまだ半分位の入りでした。

キャンプ場への道はそれほど積雪はなく、二人ともツボ足でスタートします。
念のため、アイゼンとワカンを背負ってくよ。

 キャンプ場へ           ▲ キャンプ場から湯の丸山

キャンプ場では30cm位の積雪ですね。
思ったより少なく、歩きやすい雪です。

白樺やシラビソの雑木林に入り、杉の植林地の中は雪も少な目。
しっかりトレースがついているけど、先行者の気配はありませんので前日のものかしら。

中分岐でテルモスの珈琲ブレーク。

 中分岐です          ▲ 鐘分岐へのトレースあります

中分岐から湯の丸捲き道のトレースを辿り、雪中に立ち尽くすドライフラワーの写真を撮ったりしてチンタラ進みますと。
冬枯れた木々を透かして、烏帽子の稜線が見え始めます。

陽当たりのよい冬の朝を満喫しつつ、いつもの切開きから八ヶ岳や富士山の展望を楽しみますよ。
富士山はきょうも大きく見えました。

 湯の丸捲き道をだらだら
八ヶ岳  南八ツズーム           ▲ 薄いけどでっかい富士山
                            ▲ 烏帽子岳は颯爽として美景です

落葉松林が切れて、烏帽子の美しさに足を止める。
そこそこ着雪はあるものの、霧氷のムの字もありません

小梨平周辺は、いつもなら落葉松に霧氷が付いてるのですが。
カラッカラの落葉松にがっくし。
遠目に眺めて、烏帽子への登山道周辺にも霧氷はないような。

ちょっとちょっとあんた 後ろ見てみっ。
ん? 湯の丸山を振り返ると。
山頂付近に、霧氷らしきエリアが輝いて見えるではありませんか

 湯の丸と烏帽子の分岐標識
 湯の丸を振り返ってみれば             ▲ ぎゃ〜 木が真っ白

どうする ・・・ 急登だしトレースもないようだけど
湯の丸登る気があるか、膝と相談してみ。
トレースなくても、2時間くらい頑張れば着くと思うんだけど

そうしよ そうしよ (^^ ワカン持ってるしね。
はらっぱ即答です。
じゃ湯の丸山に登ろう 冬季の西斜面は久しぶりだし。

 トレースないけど           ▲ 誰かさんのトレースは多い
 早速ワカン装着              ▲ ぎっちり着けたぜ

300足らずの標高差、気長に登ろう。
烏帽子よりちょっと高いだけだから、烏帽子を振り返りながら測り登り。

こちら側の斜面は結構急で、昔手こずった記憶があるのですが。
きょうは雪がそれほど多くはないので楽勝でしょよ。
おいちゃんの後をゆっくり追いかけますね。

少しづつ高度を上げて、烏帽子の山頂と比べるのが楽しく励みになる。

 貸切の湯の丸は快適             ▲ まだまだでしゅ
 うさちゃんのウンチがいっこ           ▲ お正月気分を盛り上げる
 まだ傾斜は緩く、調子よく登るおいちゃん            ▲ 動物って凄いよね〜

うさぎってさ、走りながらいっこずつウンチするんだね
下らないことを言ってるうちに、徐々に傾斜が増してくる。

腹減った、何か食おう。
パンと珈琲でささっとお腹をごまかします。

烏帽子岳ってカッコイイね。
稜線の上に美ヶ原も見えてきた。

 まだ道半ば          ▲ 雪は少ないけど何気に疲れる
                          ▲ パンパワーで、はらっぱ直噴ターボ全開
                    急登のプチラッセル続きで、おいちゃんエンジン ノッキング気味
 休んで見上げる青空に白い雲          ▲ 山頂手前で、はらっぱリード
 キレ〜やねぇ              ▲ 頑張ったご褒美

おおよそ150m続いた急登もお終い。
雪がふわふわでワカンの効果少なく、おいちゃん腐る。
ようやく辿り着いた山頂直下です。

あとは余裕で霧氷の華を楽しみましょう
赤城で見るような背の高い霧氷じゃないけど、それなりに美しい。
ちょっと迫力に欠けますが、アイスキャンデーの木ではなく金平糖の木ばかりだった。

 君にあやかりたい     ▲ 詰めに強いはらっぱ (詰めに弱いおいちゃん)

小枝の霧氷をパクッて食べたり、ポーズをとったりやりたい放題。

全然人いないよね。
それもちょっと意外だった。

 時間かけ放題

っと、でっかい雲の塊が流れてきちゃった
せっかくの素晴らしい景色が色を失う。
何だかな〜。

これから霧氷が良いところなのに。
やめてよ

 湯の丸の太陽

山頂とうちゃこ。
烏帽子岳と同じ高さになりました (^^

残念ながら、北アや頚城方面は雲の中で見えません。
が ・・・ はらっぱ得意の仮想現実。
静かに瞼を閉じれば、くっきりと北アの稜線が浮かびますよ

でもそれ以外は、素晴らしいリアル遠望が叶いました。

 烏帽子より高くなったぜ
 Virtual View
                              ▲ はらっぱ 大いなる夢想
 飯縄山      ▲ 根子岳と四阿山 (手前は湯の丸北峰)

きょうは、山頂標柱のエビの尻尾も小さかった。
展望はまずまず。
いつものように吹き付ける風は強いが、写真には写らない訳で (^^;

四阿山の右に横手山や本白根山、遠く日光連山も綺麗に見えていた。
特記すべきは、浅間山の噴煙がきょうはやけに多かったです。
年末にはチョロチョロだったけど。

 岩だらけの山頂で風に吹かれるおいちゃん
 山頂から浅間山          ▲ とりあえず登頂記念ショット
                                       ▲ 山頂より北方の山並み
【 後日談 】10日後の1/23に、いきなり本白根山が噴火して、スキー客や訓練中の自衛隊員が被災した。

ここまで誰にも会いませんでしたが。
我が隊を追いかけて来た単独♂氏と、地蔵峠からの単独♀さんに出会う。

強い風の中で、のんびりする気分ではありませんので。
一通り眺望を満喫したら下りますね。

こっちの道はトレースバッチリ。
おいちゃんが先に下って、風のない浅間展望場所を整地していました。
ショートカットしたはらっぱは、片足踏み抜いて脱出劇場開演。
ようやっと展望ランチ処に到達、ゆっくり湯の丸を楽しんだのであります。

 地蔵峠に下る
 湯の丸山を振り返り              ▲ ゆっくりゆっくり
 食事処をめざしてショートカットしたら嵌りました     ▲ 元気いっぱいの浅間山を眺めながら最終ランチ
 やっぱりするのね             ▲ 心もお腹も満足して
 落葉松の向こうに籠ノ登山           ▲ 鐘を鳴らして待っている人

こちらはそこそこの斜面なので、シリセードを楽しみながら下りました。
きょうの登山客は少なく、お会いしたのはたったの5人。

鐘分岐(つつじ平)で、鐘を3回打ち鳴らし。
我が隊の楽しかった一日を、湯の丸山に報告する。
感謝を込めて。

スキー場に下山するのは気が引けたので、鐘分岐から中分岐に戻り往路に合流して帰ってきました。

 鐘分岐の新看板
 中分岐に戻り往路に合流          ▲ 植林地の奥が幻想的だった

烏帽子から湯の丸に変更して、ちょっと心配だったけど何とか歩けた。
そして、鐘分岐で迂闊にも膝をひねっちゃったのに、大禍なく済んだし。

娘が買ってきてくれた足腰健康守のおかげかな。
はらっぱの膝とおいちゃんの腰を気遣って、おそろのお守りです
REIREI ありがとう

 朝と比べて雲り勝ちの湯の丸山         ▲ 足腰健康守 ( 前橋八幡宮 )

時間が押してしまったので、予定していた息子宅訪問はまた後日に。
R18碓氷バイパス経由で、年末と同じ坂本宿「峠の湯」で膝の療養です。
きょうも割引料金でしたよ。
温泉の帰り道、坂元宿の民家の庭先を猿が歩いてたのよ
ここでは普通に住民なのでしょうか?
猫や犬みたいに、臆することなく平然と歩いてた猿って誰なん。

何はともあれ。
日の出と共に出発して帰宅は日没後、よく遊んだ2018初登りだった。

 あんた、もしかしてこの家のペットさん?