2018.03.18 (日)   K2Couple No.0592 

北横岳
きたよこだけ(長野県)
2,480m
RWでちゃちゃっと叶う山岳展望

コース最大標高差 : 245
コース累積標高差(+) : 320
コース累積標高差(−) : 320
コース距離 : 4.3 km
行動時間 : 3'10"

* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません

 北横南峰にて

  7:00 = 藤岡IC/上信越道/佐久IC = 8:45 ピラタスリゾート駐車場 9:10 《北八ヶ岳RW》 9:20 山頂駅

 北八RW山頂駅 9:20 ... 坪庭 ... 10:05 三ツ岳分岐 ... 10:15 北横岳ヒュッテ 10:20 ... 10:45 北横岳南峰北峰 11:25 ...
 11:35 北横岳ヒュッテ 【L】 11:50 ... 坪庭 ... 12:30 北八RW山頂駅
 北八RW山頂駅 12:40 北八ヶ岳RW》 12:50 ピラタス駐車場 13:00 = 13:35 立科温泉 14:35 = 佐久IC/上信越道/藤岡IC = 16:00

  北横岳の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

立科町 たてしなの里・権現の湯 (¥400 ¥360 JAF割 )

この時期次々と花が咲いて、行きたい場所はいくつもあるのですが。
花粉症のおいちゃんは、なかなか付き合ってくれないのですよ

おいちゃんの提案は、未だ雪の残っている北横岳だった。
膝を痛めているはらっぱでも、楽に登れるという妥協案でもあります。

今まさに河津桜が満開で、白木蓮咲く上信越道のお花見ドライブ
長野県に入れば花はないけど、素晴らしい展望が迎えてくれたよ。

 長野県に入ったら、北アがクッキリ見えた

通いなれたビーナスラインを走って、ピラタススノーリゾートへ。
出発が少し遅れたので、RWの始発便に間に合うかどうか。
もちろん道路に雪はなく、余裕でピラタスに到着しました。

RWの往復チケット(\1,900)をネット割引券で購入(¥1,700)
しかしRW乗り場は長蛇の列です。
結局始発便には乗れず、10分待ちが何気に長い (^^;

情報掲示板によると、山頂駅の気温は−4℃。
歩くには丁度良いかな。

 ビーナスラインから蓼科山を正面に

ゴンドラの後部に乗り、徐々にせりあがる山岳展望を楽しみますね。
南ア、中央アルプス、御岳、乗鞍から北アに続いています。
素晴らしいの一言。

昨日はどこまでも晴れ渡り、大展望だったとの情報でしたが。
今朝高崎を出るときはボヤ〜っとした空で。
余り期待をしてなかった。
そんな訳で、なお更に嬉しいゴンドラの空中散歩であります

  山麓駅の上に御嶽山( ゴンドラから )
 南ア北部             ▲ ゴンドラから乗鞍岳
 雪が少ないね            ▲ 赤いゴンドラとスライド

100人乗りのゴンドラは、スキー客と登山客でギュ〜ギュ〜です。
7分で山頂駅に着いて、大勢の人が急ぎ足で吐き出されて行く。

私たちは最後尾をトコトコ歩いて。

 山頂駅に着いて
 北八ヶ岳RW山頂駅前              ▲ 坪庭に入ります

山頂駅前には、足元を準備する人たちが大勢いましたが。
私たちはツボ足でスルー。

歩き始めてすぐに、「あたさん?」 と声を掛けていただきました。
帽子にサングラス姿  全然誰だかわかりません (^^;
7年前の烏帽子の帰りに、中分岐でお会いしたエフさんでした。
【REPO】

当時は我が家もまだ元気者でしたが、彼は今だに健脚のようです。
二人の若者同伴で、先に行かれました。

 坪庭からRW山頂駅と中央アルプス

私たちは例によってボチボチ。
ツボ足で歩き始めたのですが、坪庭の凍った坂道が登れず
敢え無く沈
途中のベンチで軽アイゼンを付けました。
8本爪も背負ってましたが、雪が消えたところもありそうなので軽です。

さすがに、しっかり足元を固めている方々が多かった。
だけどスノーシューの人には唖然。

 坪庭から一端下る北横ルート               ▲ 雪中石楠花

だんだんと眺めが良くなっていきます。
会心の山岳展望。
と言っても、RWのゴンドラから見たのと余り変わりませんけどね (^^;
ついつい何度も振り返って。

若い人にどんどん道を譲りながら、ゆるゆると登ります。
樹林が切れた場所で、前回と同じようにおいちゃんポーズをパチリ。
後になって発覚しますが、幻のパチリって訳で。

 2008.02 と同じ場所で同じポーズ
                            ▲ 鳳凰三山と南アルプスの眺望

100mの急登を頑張り三ツ岳への分岐を過ぎれば、北横岳ヒュッテで。
丁度ベンチが空いてたので、ドリンク休憩にしました。

ちょっと休憩して、山頂へ向かうよ。
100m足らずの急登を頑張れば、展望抜群の山頂が待っている。
『 尻セードをしないでください 』 の看板。
確かに
ステップが切られていない雪のスロープが続いている。

 三ツ岳・雨池峠方面分岐      ▲ 北八ツの森に囲まれた北横岳ヒュッテに到着

コメツガの森をシコシコ登っていると、下山者とスライドします。
皆んな速いよねって思うけど、要するに自分が遅いってことなのだ。

あっ エフさんが下りて来ました (^^
山頂の様子はあまり語らず、専ら世間話に興じる。
未だに山登りを続けられている、お互いの環境が嬉しい。
また何処かでお会いできますように。

 懐かしいエフさんと立ち話でした

ここからは急な坂道をひと登りで南峰です。
きょうも 360゜素晴らしい展望が迎えてくれましたよ。

南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳&北アルプス。
やや遠く頚城アルプスもしっかり見えます。
至近の蓼科山がでっかい。

西上州や奥秩父の山も。
何気に小気味良いシャッター音
山とおいちゃんの決めポーズを撮って、北峰へ向かいます。

 南峰に着いて
 7回目の北横でした        ▲ 蓼科山頂ヒュッテをズームしてみた
 南八ツの山が連なる         ▲ 八ヶ岳主稜の写真も撮ったし
                                   ▲ 北アの南部と北部を分ける蓼科山
               ▲ 北ア南部 穂高連峰から燕まで ( 手前は霧ヶ峰・美ヶ原と信州三峰山 )
                              ▲ 北ア北部 後立山稜線
                                  頚城アルプス

 北峰へ移動します          ▲ RWで隣り合わせた彼女と

北峰に移動中に、RWで隣に乗り合わせた東京の単独♀さんと出会う。
北アルプスから頚城まで、丁寧に山の名前を教えてあげた。

あれが妙高山で ・・・
「えっ妙高が見えるんですか」 って、感動の会話が弾む。
あの向こうにお婆ちゃんが住んでいるんです 、感慨深そうだった。

南峰と同じように 360゜見渡せるし、浅間連山や群馬の山も見えた。
山頂は風があり、展望を瞼に焼き付けて下りますね。

 北峰
 皆んな大きな山ばかり見てるけど          ▲ 両神山も頑張っていたのだ

南峰に戻って、名残りタイムです。
若い人がスマホでよくやってる、自撮りのまねっこをするおいちゃん。

それを見ていた親切な男性が、『撮りましょうか』 って。
連れがいますから大丈夫です (^^
じゃ、二人で一緒にと言われ、ご好意に甘えることにしましたの。

いちたすいちは ・・・ にっ
はいもう一枚撮りますよ、いちたすいちは ・・・ さん  ahoka

 南峰に戻って再び展望タイム
 自撮りでピースするおいちゃん              ▲ いちたすいちは

 本当に帰ります           ▲ まだまだ大勢登って来るし

北横ヒュッテは陽だまりの休憩ポイントで、上着を脱いでランチにしました。
ベンチが雪に埋もれ、出ているのは上板だけ。
ベンチじゃないじゃん。

ヒュッテを背にして、コメツガの森を眺めるランチ。
メニューは手作り とパンと珈琲。
質素

 とりあえずヒュッテまで下山          ▲ 静かな北横の森に佇む風情

下りは雪が緩んで。
これは朝よりも滑りやすく、慎重に歩きました。

後ろで激ドタッ
滑り歩きしていたおいちゃんが、見事な尻餅をやらかしました。
これを目撃した後続の青年が 「ストック貸しましょうか?」

・・・ 大丈夫です  hazukashi 〜

 厳冬期より歩きにくいかも
 坪庭の奥にRW建屋が見えて           ▲ 先行する優しいお兄さん
 飛行機雲が幾筋も            ▲ 坪庭から中央アルプス

私たちのことが余程心配だったらしく。
この後ず〜っと、初老の二人を見守りながら付かず離れず。

RWのベンチで、丁重にお礼を言ってお別れしました。
25歳の優しい青年でした。
山の子は皆んな仲良し (^^

 だいぶ雲も広がってきました

帰り道。
おいちゃんが探した激安立科温泉に寄って。
露天風呂から、黒々とした浅間山を眺めてのんびり〜。

きょうは天気に恵まれ、エフさんを始め心に残る出会いがいくつもあり。
後味の良い楽しい山行だったのに。

家に帰ってから ガックシ 落ち込んだ。
昨夜抜いたSDカードが、申し訳なさそうに炬燵の上にいた。
たくさん撮ったはずの絶景は何処に行ったの、バカバカはらっぱの馬鹿。
( カードの予備を持ってたのに ・・・ NOCARDの表示に気付かなかったばかばかばか )

 ピラタスリゾートから八ヶ岳主峰群
 白樺薫るビーナスライン          ▲ 町立立科温泉は綺麗だった