2018.10.21 (日)   K2Couple No.0615 

長七郎山
ちょうしちろうやま(群馬県)
1,579m
    長七郎山 1579m 小地蔵 1474m
紅葉には出遅れたけど、小春日和

コース最大標高差 : 210
コース累積標高差(+) : 365
コース累積標高差(−) : 365
コース沿面距離 : 6.2 km
行動時間 : 4'50"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 紅葉の谷にクギヅケ (^^

  7:05 = 前橋 = 8:20 小沼

 小沼 8:30 ... 9:05 小地蔵 9:15 ... 9:30 長七郎山 9:35 ... 9:45 【L1】 10:00 ... 10:15 長七郎分岐 ... 10:45 折り返しポイント ...

 11:25 おとぎの森標識 ... 11:35 小滝展望 ... 11:50 長七郎分岐 ... 12:00 水門 L2】 12:40 ... 小沼湖畔散策 ... 13:20 小沼
 小沼 13:30 = 駒形 = 14:55

   長七郎山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

                                    ▲ 標高グラフ by KASHMIR 3D


 関越道側道から赤城山            ▲ 前橋市街地を抜けて
 明るい白樺林                ▲ 主峰黒檜


 きょうは、珍しく北海道から九州まで全国晴れマークがついた。
 どこへ行っても天気は良さそうだけど、何故かご無沙汰の赤城山へ行くことにしました。
 前橋を過ぎて南面道路(赤城白樺ライン)に入ると、観光シーズンらしい車の行列ができましたよ。
 こんなに行ったら駐車場は溢れちゃうよ。
 

駐車場の心配しつつ向かいますと、姫百合駐車場は早くも満車状態で
大洞駐車場もいっぱい、ビジターセンターもいっぱい。
凄い人出ですね。

目的地の小沼駐車場も埋まりつつありましたが、何とかセーフ
ちょっと見に、小沼周辺は紅葉終盤の錆色で気合入らず。
紅葉観賞には、やや出遅れ感はありますが。
久しぶりの秋空が味方してくれるでしょう。

 小沼駐車場

 赤城小沼の豆知識(小沼入口の案内板より)

小沼は標高1,450mで、地蔵岳の南東に位置する寄生火山の爆裂火口湖である。
形状は丸い皿状で周囲の傾斜はかなり急であるが、内部は極めて穏やかであり、湖水は南方の外輪山を突き抜けて粕川となり、銚子の伽藍や不動大滝の景勝を作っているとともに、農業用水としても利用されている。

また小沼の伝説として、麓の赤堀道元という長者の16歳になる娘が入水し、竜神に変わり沼の主となった悲しい話がある。

なお近くには、ミズナラの天然林で構成されている幻想的な雰囲気のオトギの森がある。

 悲しい伝説もある小沼らしい

さて、きょうは何処をどう歩こうかね。
お昼には湖畔に日が射すだろうから、先に長七郎山へ行くことに。

少し歩いたところで、おいちゃんが真っ白になった富士山を見つけた
先週行った上州武尊方面は見えますが、谷川岳は雲の中だった。

道沿いの笹の葉には霜が降りたのでしょうか。
濡れて朝日にキラキラ輝いていました。

 朝の光が眩しい          ▲ 小沼の上に富士山見っけ
 大沼展望地で             ▲ 大沼と上州武尊山
 近くで見れば綺麗だった            ▲ もっと引いて見てみよう

小地蔵どうする?
せっかくだから、寄って行きま〜す。

道なりに登って行くかと思いきや、昔から藪こぎ好きなおいちゃん。
笹の斜面を登って行っちゃった
もうちょっと行けば、ちゃんと登山道があるのに ・・・。
昔はいざ知らず、今どきは登山道以外はご法度のご時世なのよ (^^;

正規の登山道に合流して、小地蔵岳の山頂に着いた。
展望はないものの、ナナカマドの実がいっぱい生っていました。

 道じゃないし
 小地蔵         ▲ 小地蔵分岐に戻って長七郎へ

小地蔵分岐に戻る途中で、樹間に筑波山を探すはらっぱ。
ちゃんと見つけちゃいましたよ。
倒木に腰掛けてドリンク休憩。

分岐に戻って緩やかな稜線を辿れば、北の眺めが広がります。
左から日光白根山、皇海山、袈裟丸山とスッキリ並んでいた。
改めて、筑波山のシルエットをじっくり眺める。

 日光の山々 (日光白根山、皇海山、袈裟丸山)           ▲ 双耳峰が美しい筑波山
 ズミの実が空いっぱいに            ▲ 赤城にもコケがあるよ
笹っ葉 ナナカマド ズミ メギ
黄色いカエデ オレンジのカエデ ヤシャブシ アザミ

 緩やかな稜線を長七郎山へ          ▲ やる気あるのかないのか不明

山頂に着いても、富士山は相変わらずぼんやりとしたままで。
「ボ〜っとしてんじゃね〜よ」 って。
突然 チコちゃんかい (^^

よく見ると、荒山の奥に榛名山、その上に浅間山や八ヶ岳も見える。
「皆んなボ〜っとしてんじゃねえよ」 の連発 (^^
ま、見えるだけいいじゃん。

 山頂カメラマン    ▲ 小沼では4℃だったけど、山上では氷が張ってた

数人の先客さんが休憩中でしたが、私たちは一通りおちゃらけてスル〜。

少し下って、誰もいない広い場所でドリンク休憩にしました。
晩秋と言うには早いけど、地蔵岳や浅間山等たしなみながら。
何気に
小春日和のマッタリタイムです。

それでは重い腰を上げて、おとぎの森めざして下りますね。
その心は、紅葉景色期待の巻です。
と言うのも、これまでのところ紅葉がイマイチだったのですよ
やっぱり台風のせいだろね、こりゃ。

 永らくご無沙汰の地蔵岳
 アンテナ山の所以     ▲ 荒山(前浅間山)の上に、浅間山と榛名山

湖畔からの道(長七郎分岐)に合流して。
おとぎの森に下りずに、どんどん上の道を歩いて行っちゃうおいちゃん。
その心は、周回するするつもりらしい。

こちらは台風の被害で、倒木が道を塞いでる場所があったり。
派手に松の枝が落ちていたり、相当強い風が吹いたのでしょうね。
迷惑な話。

 紅葉まばら              ▲ 青空に映えれ〜

茶の木畑峠分岐(変則三叉路)に着いたので。
長七郎山の南面に廻ってみます。
何度か登った、南東から長七郎に直登するルートです。

綺麗な紅葉が、直登ルートの取り付きを飾っていました。
わざわざ見に来るということは、隙あらばここから登りたかったのかも。

分岐に戻って、おとぎの森へ向かいます。

 直登ルート取り付きの紅葉
 まっかっか             ▲ 茶の木畑峠分岐

 小鳥の声が聞こえるよ            ▲ 何処へ行ったのかな

チチッチチッと小鳥のさえずりが聞こえるけど、姿見えず。
あっ いたいたあそこ。
2羽3羽のすばしっこい小鳥。
どっかり腰を下ろして、小鳥を追跡して遊ぶくらい暇な二人だった。

きょうは、この辺りからおとぎの森周辺が一番綺麗だった。
横引尾根の紅葉も素晴らしく綺麗だ。
赤城の紅葉は、1300m付近まで下がってたんですね。
ネット情報やTVでは、大沼周辺見頃って言ってたけど ・・・ 。

道は掘れてるので、一段高いトレースを辿る。

 静かな日やね〜

白樺帯に突入。
赤黄に紅葉するミズナラに混ざって、白樺の木も多いおとぎの森です。
白樺は既に裸になってましたけど (^^;

株分かれした白樺の木に嵌って、童心に還るはらっぱです。
気持ちいいよ〜。

 子供の頃から木登り大好き        ▲ 童心の部から枯尾花の部へ
 色合いもハデではなく      ▲ 山の混雑は嘘のようで、誰もいない森

様々な葉が、秋の光を透かして綺麗でした
おとぎの森だよね。

あれっ はらっぱがいなくなった  kamikakushi
木の陰に隠れていたなんて ・・・ また童心のやり直しかい (^^

おとぎの森の開けた場所からは。
紅葉真っ盛りの銚子の伽藍や、我が街高崎市方面が見えた。
粕川支流の谷間は、素晴らしい紅葉ゾーンの連続です。

 ドウダンツツジ
                                 ▲ おとぎの森
 はらっぱは何処に          ▲ いつまでも童心してんじゃね
                          ▲ おとぎの森から銚子の伽藍の絶景
 落っこちんなよ       ▲ 下の粕川斜面が紅葉真っ盛りだぜ

何処までがおとぎの森なのか分からないけど。
おとぎの森から離れ、ここからは粕川左岸上の笹に覆われた道を行きます。

対岸の美しい紅葉の下に、小滝が見えてきた。
いつも空滝ちっくなのに、きょうはハッキリと水が落ちてますよ。
小滝に下る踏み跡ポイントには、赤布マーキングがあったけど ・・・ パス。
また、次の機会といたしましょう。

 小滝と対岸の紅葉           ▲ 小滝の流れ 白糸の如く

笹の緑が気持ち良く。
長七郎分岐まで約100mの登り返しですが、結構な登りで汗が出る
真面目に登りましたから (^^

お昼にしようと思っていた小沼の水門ベンチに着いてみれば。
先客に占領されていて (^^;
さっき通りがかった、もみぢの木の下まで戻ることにした。

 赤黄のあとの緑は新鮮        ▲ 川沿いに真っ赤なもみぢが見えた

道から外れ、粕川源流(^^; に向かって腰を下ろす。
ご飯だご飯だ、さあ食べよう。

と、そんな初老な二人の後ろ姿が気になったのか nazo
若者♂がうしろから近付いてきて、「写真を撮ってもいいですか」 って。
怪しそうな人ではなかったので、後ろ姿ならどうぞご自由にって答えたけど。
世の中には、いろんな人がいるんだね〜。

 赤城には珍しい鮮烈な赤の下で      ▲ 真似っこして、セルフショットしてみた
 小沼に戻りましたよ          ▲ 反時計回りに小沼を歩いて
 何となく撮って             ▲ 何となく帰って来た

食後は湖畔を廻って帰ろう。
小沼水面を眺めていると、大きな鯉や小さな魚が泳いでいた。

きょうは、小さな子供を連れた家族が多かった。
駐車場に帰ってびっくりしたよ、大きな観光バスが4台も。
その中の1台は、庄内No (KQさんのふるさと)。
群馬県人としては、逆に山形の絶景紅葉を見に行きたいよう

 小沼に映る光がキラキラ        ▲ 最高の天気に恵まれた一日だった