2019.08.04 (日)   K2Couple No644 

地蔵岳
あかぎ じぞうだけ(群馬県)
1,674m
孫♂♀二人の夏バテ対策 (^^

コース最大標高差 : 180
コース累積標高差(+) : 185
コース累積標高差(−) : 185
コース沿面距離 : 3.3 km
行動時間 : 3'50"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  山頂肩のケルンで、朝日を浴びる子供たち
  3:35 = 前橋 = 4:30 鳥居峠 = 4:45 八丁峠
 八丁峠 4:55 ... 5:30 地蔵岳(BF)6:20 ... 6:50 八丁峠 6:55 = 7:00 赤城ビジターセンター (覚満淵入口)
 赤城VC 7:00 ... 覚満淵散策 ... 8:55 ベンチ 【L】 8:25 ... 8:45 赤城VC
 赤城ビジターセンター 8:50 = 前橋 = 10:10

地蔵岳の場所


夏休みに入って、長野の孫たち二人♂♀が新幹線でお客に来ている。
一人は来春受験を控えているので、その準備のためもある訳だけど。
軽井沢辺りから高崎に来るなんて ・・・ 逆避暑だよね (^^;

恒例の夏休み合宿 in 群馬で、みっちり絞られる運命です。
今年の暑さも半端なく、きょうは暑さ対策の息抜き山歩きにしました。

近くの山となれば赤城山。
子供たちの希望はと言うと、星と日の出を見たいらしい。
今の時期☆は難しいけど、日の出なら何とかなるかも。

 朝靄に霞む赤城山上

赤城山での日の出の時刻を調べたら 4:40 で。
3時には家を出なければならない。
ところが寝坊して、出発が30分遅れになっちゃったのでした  痛恨

そんな訳で、鳥居峠で日の出を拝むのが限界。
しかし、無情なことに鳥居峠はガスガスのガスの中でしゅ。
篭山も覚満淵も見えないという、最悪のコンディションだった
仕方ないのでもう少し登って、地蔵岳に転戦。

この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである
(経緯度線は20秒間隔)
 土砂崩れのため赤城温泉側には下れません     ▲ 日の出は見れなかったな (八丁峠スタート)

八丁峠から、お日様が見える場所まで急いで登ろう。
子供たちはガンガン登って行くけど、年寄りが付いていけない展開 (^^;
いつの間にか、あの幼かった子たちも頼もしくなっていた。
参ったなあ

山頂は一番高いところだから、高みをめざして先に行けってことにしたら。
ラジャ〜の言葉を残して、二人はどんどん登って行きます
私たちは空身で、荷物は全部お任せしているのに。
疲れ知らずってホントだ。

 待ちぼうけ

ヨレヨレあとを追いかけていると、上からコールが届く。
おじいちゃん 朝日だよ。とっても綺麗だよ〜早くおいで〜。

ほんとだ
雲間から太陽が昇っているところだった。
実はそれほど綺麗な日の出ではなかったけど、子供たちは満足したようだ。
非日常の景色に喜んでもらえたようで、先ずは良かった。

 若い子は速いな         ▲ おじいちゃん、ほら日の出だよ
 鳥居峠の上に昇った          ▲ グングン高度を上げるお日様

三人で、太陽を振り返り振り返り登る。
たちまち太陽は高度を増して行くが、おばあちゃんが高度を上げて来ない。
地蔵の肩に陣取って、待ちの態勢に入る。

しゃがみ込んでいるおばあちゃんは、上から丸見えなのに (^^;
コールを掛けても返事が返って来ない。
たまらずBLUE君が迎えに走る。

RENREN と二人で、山頂までショートカット。
生茂った露払いルートだったので、二人ともズボンびしょびしょ

 地蔵の肩でおばあちゃん待ち
ホタルブクロ キバナノヤマオダマキ ヤマオダマキ
オトギリソウ ハナチダケサシ コメツツジ トウゴクシソバタツナミ
カワラマツバ シモツケ ケナツノタムラソウ ウスユキソウ
キオン (蕾) ノハナショウブ ウメバチソウ アザミ
ウツボグサ ハンノキ タマガワホトトギス(蕾)

BLUE君とおばあちゃんも、あとを追って濡れてきた (^^;
山頂はすっかり晴れ上がって、素晴らしい青空が広がっている。
大沼と黒檜を見せるつもりだったが、大沼は雲の下に沈んでいた。
どっちみち、それほど興味はないようだったけど。

二人とも地蔵岳は二度目なので、過去の記憶が少し残っていて。
その時の話で盛り上げながら、いつもより1時間早い朝食です。

おばあちゃんが、電波塔の下で花の分布調査 (^^ をしている間に。
途中のコンビニで調達した好物を、誰かさんに食べられちゃったらしい。
「おばあちゃんの」 って書いとけば良かったなぁ

 山頂の電波塔群
 黒檜は見えるけど、大沼は雲の下             ▲ 地蔵岳 1974m
 やっぱここに座ってみたい            とりあえずセルフで全員
 早い朝食だね am 6:00              ▲ ウスユキソウ
ハクサンフウロ ワレモコウ コバノギボウシ(蕾) ダイコンソウ
イワキンバイ ニッコウキスゲ ネバリノギラン ヤマブキショウマ
タチコゴメグサ ツリガネニンジン ツリガネニンジン(白) 帰るじょ〜

山頂で何だらかんだら小一時間過ごして、撤収します。
トンボの数が凄いので、虫が少なくて良かった。
異常に虫嫌いな二人です。

登りと同じで、やっぱり若い者はダ〜っと先行する。
ヤマ慣れしていないのに、足の運びが滑らかだ。
歳を重ねるとはこういうこと。

 脱兎の如く下って行く           ▲ 脱亀の如く下っている
 下っては待ちの繰り返し       ▲ 八丁峠では石蹴りでおばあちゃん待ち

 県立赤城公園ビジターセンターに移動して            ▲ 覚満淵を歩いてきます

八丁峠からビジターセンターに移動し。
覚満淵に入場します。
鹿の食害から植物を守るため、扉を開閉して入るシステムに変わりました。

周りの山にはガスが流れているので、地蔵岳よりも涼しく感じるね。
ベンチで涼む子供をよそに、周回コースを歩いてみる。
君たちは?
あとから追い掛けるから、先に行ってていいよ (^^ だって。

 そのまんま        ▲ 覚満淵の水面に映る雲間の太陽
エゾノカワラナデシコ 白花 ネジバナ ヒヨドリバナ
ダイコンソウ ヤマホタルブクロ キツリフネ ヤマハギ
 鳥居峠方面へ            ▲ 桟橋を行くおばあちゃん
 これは振り返って大沼方面              ▲ 遠く五輪尾根
                            ▲ 覚満淵の風景を切り取ってみた
 鳥居峠分岐          ▲ さっき登った地蔵岳が見える

鳥居峠分岐で二人を待っても来ないので、かまわず先に進もう。
覚満淵の山側遊歩道は、草木に覆われているので風通しはイマイチ。
花は多いけど。

子供たちを待ちながらゆっくり歩くのだが、追いかけてくる気配がない。
まさか、鳥居峠に上がっちゃったんじゃないだろな。

 繁茂の季節

ちょっと心配しながら対岸が見える場所に出ると。
最初に座ったベンチで、そのままダウンしている二人が見えた (^^

二人のベンチに戻り、更に奥のテーブル付きベンチに移動します。
そこでだらけて、一家団欒的コンビニランチにするのでした。
霧が流れて心地良いひととき。
あのガスの中に入れば、もっともっと涼しいんだよ。

 ベンチで爆睡中           ▲ 霧が忍び寄る快適なランチ
 ペットボトル積み大会             ▲ 早く帰って寝よっ
 桟橋が老朽化して、くねってるし         ▲ 鴨は気持ち良さそうにスイスイ
 いっぱい咲いてたクガイソウ          ▲ 夏バテ対策の赤城山でした
ヤマアジサイ ゴマナ マユミ アメンボ
コオニユリ(蕾) カモ アザミ チダケサシ
シュロソウ ニワトコ キオン オトギリソウ
カワラマツバ オカトラノオ オカトラノオ ヤマオダマキ
クルマバナ キンミズヒキ マツムシソウ(蕾) ヤマハギ
カラマツソウ ワレモコウ クマイチゴ ゲンノショウコ
クガイソウ ウツボグサ トモエソウ タマガワホトトギス
シモツケ ニガイチゴ トンボ ヒメシロネ
走る姫 オオヤマサギソウ ニガナ レンゲショウマ
ヤマトウバナ コバノギボウシ アカバナ
メマツヨイグサ シシウド

 こうして災害級の猛暑の中、束の間の休養登山が終了したのであります。
 出発時は27℃ → 17℃、帰りは23℃ → 36℃だったので、きょうの赤城山大沼湖畔は我が家より10℃くらい低かった。
 10時に家に帰ってから昼まで、いっせいに爆睡 (^^;