2020.01.19 (日)   K2Couple No.0663 

小烏帽子岳
こえぼしだけ(長野県)
2,043m
霧氷願望娘を誘って賑やかに

コース最大標高差 : 310
コース累積標高差(+) : 415
コース累積標高差(−) : 415
コース沿面距離 : 7.7 km
行動時間 : 4'55"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  小梨平より烏帽子岳
  7:10 = 藤岡IC/上信越道/小諸IC = 8:30 地蔵峠

 地蔵峠 9:00 ... 9:30 中分岐 ... 10:15 小梨平 10:25 ... 11:05 稜線分岐 11:15 ... 11:30 小烏帽子岳 【L】 12:20 ...

 12:30 稜線分岐 ... 12:50 小梨平 ... 13:25 中分岐 13:35 ... 13:55 地蔵峠

 地蔵峠 14:10 = 碓氷バイパス = 松井田妙義IC/上信越道/藤岡IC = 15:10 ららん藤岡 17:10 = 17:20


 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)
烏帽子岳の場所


霧氷願望娘に して、浅間に誘った。
二つの低気圧のせいで天候が読めないので、登る山は現地で決める。

彼女には我が家に来てもらい、乗り合わせて時間通りのスタートです。
群馬は快晴、長野に入っても八ヶ岳や北アが見事な展望でもって大歓迎。
いい天気になって良かったね〜。
浮かれた気分で右手を見れば、ぎゃ〜 浅間山がないよ〜。
膨れた風船がパンクしちゃって、車内しょぼくれマークです。

でもさ、この感じのガスは心配御無用 (^^ 上空は完璧晴れてるし。

 群馬県も浅間も青空いっぱい
 佐久平PA付近で北アに乾杯         ▲ えっ嘘でしょ 浅間連山がない
 あれを忘れたこれがない騒ぎのmichihoちゃん              ▲ 機嫌よくスタート

今シーズンは、未だ霧氷の山に恵まれないらしいmichihoちゃんなので。
何が何でも、きょうは絶対に霧氷が必要な訳で
地蔵峠にて、東西の山の様子を見比べてみるが。
どちらも霧氷の白さがない
強いて言えば、池の平外輪がちょっと白いくらいか。

車で登る途中で、烏帽子の尾根が少し白っぽかったので。
意を決して、烏帽子岳の霧氷に賭ける
もともと彼女は来るつもりだった山だし、我が隊は二週前のリベンジ山。

で、それぞれの思惑を胸にスタートする。

 キャンプ場から篭ノ登山
 最近雪が降った感じはない              ▲ 中分岐は半スル〜

二週間前に比べて積雪量は多いようだが、トレースはバッチリ。
道を外すと30cm くらいは潜る。

二人で大人しく歩くいつもの道と違って、きょうは姐御と一緒で賑やか。
話題も賑やかだし、笑い声も賑やかで楽しいね。
笑う門には福来るって言うし。

上空は良く晴れているのに、周りには雲が多く。
富士山展望スポットでも空振りだった (^^;
八ヶ岳は見えたけど。

 ふっかふかで気持ちいいよね トレース外せば
 終戦直後に生まれた ♂♀ (同年同月生のタメ ^^)           ▲ 霧氷を夢見て水平道を行く
ノリウツギ コエビのシッポ イワカガミの葉っぱ これ何?

小梨平に近づく頃、待望の霧氷林が眼に飛び込んできた
烏帽子稜線に取り付く尾根に沿った木々の梢も真っ白です。
欲を言えば、充分に陽射しが届かず輝きがイマイチだけど。
じっくり待とう。

まあ、輝きは置いといて。
これだけの霧氷には、ただただ当たりくじに感謝あるのみです。
小梨平は霧氷の発生確率が高いエリア、という認識を一層強くする。

綺麗やね〜。

 お待たせ〜

                       小梨平に近付くと落葉松の霧氷に美景の烏帽子岳

 はらっぱとうちゃこ〜           ▲ michihoちゃんもウキウキ

水平道から飛び出した小梨平は、少し風当たりが感じられる。
でもその程度で、それほど寒い訳でもなく。
ドリンク休憩&展望休憩。
地蔵峠ではマイナス6℃だったけど、ここも同じくらいの寒さか。

湯の丸山を眺めたり、雲を冠った四阿山を遠望したり。
烏帽子登山道は霧氷のトンネルを潜るように伸びて、夢の国へ誘うよ

 来る度に撮っちゃう冷凍ズミ
 霧氷景色を撮りまくり大会           ▲ オレンジさまとレッドさま
 烏帽子岳へ行ってみませんか           ▲ 後方はもちろん湯の丸山
 浅間ブルー どんだけ〜            小梨平の霧氷 どんだけ〜

小梨平から稜線に上がるのも。
ギュッと締まったトレースを辿ることになりますが。
いきなりの霧氷トンネルや烏帽子岳の展望に、嬉々として進まず。
青空にビビッドな白で、繊細な刺繍のようだった。

まあここは、お楽しみポイントのひとつでございますから
ゆっくり時間をかけて楽しんで参りましょう。

 ぼちぼち登りにかかりますか       霧氷の木々越しに白い烏帽子が待っている
 遠くの山に心奪われ            深雪に足を取られ
                                年寄り隊二人はなかなか登って来ないし
 微風でも霧氷が飛ばされて           松の霧氷は飛ばなそうだけど
                       四阿山と湯の丸に背中を押されて単独行ちっくに
                                浅間の左に浅間隠山
                               烏帽子稜線にとうちゃこ
 稜線に上がると北アの大展望(雲多いけど)              小梨平を見下ろして

                                       烏帽子稜線の180゜展開ビュー

烏帽子稜線に登り上げると、ぱっと広がる北アの大展望。
雲の塊が右から左に流れるので、その隙間から山座同定する状態だ。
何だかな〜、繋がって見えないからどの山が何山やら難しい (^^;

西に落ち込む谷の霧氷がキレ〜。
とりあえず小烏帽子岳めざして登ることにします
展望稜線だから、あっという間に着くよ。
風は殆んどないようだけど、空気が冷たい。

 もう少しだ                エビの尻っぽ
                                志賀の山を右に見て
                              小烏帽子の肩に頚城の山
                        十年以上前に周回した五龍唐松の後立山稜線
                           白馬三山 ここは20年前に縦走したっけ

お〜い早く来いよ、展望凄いよ。
山頂に行っても、特に展望はここと変わらないと思うんだけど。
確かに 小烏帽子山頂からは烏帽子岳が見えるだけだ。atarimaeda

きょうはここが目的地なので、そろそろ時間も良い頃だし。
ランチにしようと思ったけど、じっと座っているには少し寒すぎるよね。
風の当たらない直下辺りで場所探しです。

 二人で楽しんでるけど                凄い展望だぜ

                             小烏帽子山頂から新たに見えるのは烏帽子岳のみ

 あっちまで行きたい気もするけど          烏帽子岳は眺めるだけにする

拡大してみると、烏帽子岳の山頂は大勢のお客さんで繁盛している。
この山域で、きょうみたいに大勢の方と会うことは余りない。
いつもは、数人しか出会わない静かな山なのだ。

っと振り返れば、富士山が雲の間から出たじゃありませんか。
きょうは特別でっかいけど、雪少ねっ。

我が浅間山も忘れてはいけない。
秀麗富士に負けず劣らず、カッコ良く存在感あるな〜。
( 前掛山外側火口の中に生じた中央火口丘である釜山は、前掛山より70m以上高い )

 でかい富士山だった   ▲ 主峰釜山とゼブラ模様の前掛山 (手前は籠ノ登山)

山頂直下の岩場を、ランチ場所と決める。
暖かいものが美味しいが、眼の前に展開する山岳展望も美味しいよ。
雲りがちで煌びやかさはないけど、まどろむような山々が連なっている。

登ったことのある山ばかりなので、なお更に感慨深い。

深田百名山を、とっくの昔に踏破したパワ〜溢れる彼女がいれば。
まだ登り残しがいっぱいあるのに、一見で山の名前を当てる彼女もいる
人って ... さまざま。
だから、世の中面白い

 ここがいんじゃねっ             風もなく展望特等席
                               神々が微笑んだか槍・穂高
                                奥秩父の山と富士山
                              全然雪が少ない八ヶ岳連峰
                       後立山連峰ずらり どの山も絶品のおかずですよん

 おなかも展望も満ち足りて撤収            もっと雪が降って欲しいよ

                          大好きな山に未練を残す乙女ごころ

 うさちゃん              中分岐でお茶などして

きょうのミッションは、幸運に恵まれて成功裏に終わった。
繊細で素晴らしい霧氷を堪能できたし、いつもより賑やかで楽しかった。

浅間サンラインを軽井沢まで走り、碓氷バイパスで帰る。
松井田妙義ICから上信越道に乗り、ららん藤岡できょうの打ち上げ
何だらかんだらあることないこと、2時間もおしゃべりして終了。
michihoちゃん またいつかお会いするまで、ごきげんよう

 ららん藤岡のイルミ      ▲ ナイスな烏帽子山行ありがとう、お疲れさま