2020.04.19 (日)   K2Couple No.0671 

三ツ岩岳
みついわだけ(群馬県)
1,032m
吹かれまくりのアカヤシオ Sunday

コース最大標高差 : 390
コース累積標高差(+) : 465
コース累積標高差(−) : 465
コース沿面距離 : 3.2 km
行動時間 : 3'50"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 アカヤシオに囲まれて三ツ岩岳直下の登り
  5:50 = 藤岡IC/上信越道/下仁田IC = 6:40 大仁田ダム登山口

 大仁田ダム登山口 【BF】 7:15 ... 7:25 竜王コース分岐 ... 8:00 林道出合 ... 8:20 南西コル ... 8:30 第二コル ...

 9:10 竜王コース合流 ... 9:20 三ツ岩岳 9:25 ... 9:40 展望ランチ 【L】 10:10 ... 10:20 竜王大権現 ... 11:05 大仁田ダム

 大仁田ダム登山口 11:20 = 富岡R254 = 12:30


     三ツ岩岳の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである(経緯度線は20秒間隔 (は昨年のログ)


今は、日本全土が新型コロナウィルス緊急事態宣言下にあるので。
人同士の密な接触、クローズコンタクトは自粛しなければならない。
地元の藤岡庚申山でトレーニングでも、と思ったけど ・・・
こんな状況だから、公園風な庚申山はかえってリスクが高いかも

三密を回避するには、西上州の山がいいかなと。
なるべく人と接触しないように、早朝に行動開始して登山口直行直帰。

 上州のマッターホルン(大岩と碧岩)         ▲ 下仁田ICから四ツ又山と鹿岳

ダムの駐車スペースには、未だ2台しか停まっていません。
青空の下は清々しい冷気で肌寒く、気温は5℃。
フリースの上着を持って来て良かった。 

早速花撮り&トイレに出掛けるが、上空の風音が気になる。
車に戻ってゆっくりモーニング、 をして。
例によって、出だしから登山道の花たちを観賞。

 大仁田ダムは晴れている        ▲ ダムサイトの上に聳える大津の岩塔
 竜王里宮に不審者がいた         ▲ 登山口からのんびりム〜ド全開
ムラサキケマン キケマン ヒメウツギ キランソウ
マルバスミレ エイザンスミレ タチツボスミレ ヒトリシズカ
タネツケバナ コクサギ ゴヨウアケビ
ニッコウネコノメ コガネネコノメ ツルネコノメ ハナネコノメ
ユリワサビ フタバアオイ コケ ハシリドコロ
 苔むす斜面を行く          ▲ 沢沿いの道は若干荒れている
 廃林道でまったりドリンク休憩です             ▲ あちこちにキランソウ

登山口から南西コルまで、短いながら急登が続く。
ここは珍しい地形になっていて。
南西コルから、更に第二コルへと急登りです。

杉や自然林をかすめる風切り音が徐々に大きくなり、ちょっと何なの。
おいちゃんは、フリースを脱いでウィンドブレーカーに替えた。
そして、飛ばされそうな帽子からタオル姿に変身。

そんなとき、同年代の単独おじさまが追い越して行った。

 南西コル
 最後の急登りして          ▲ いつも咲いてるミツバツツジ
 北風吹き抜ける第二コル        ▲ ここからは岩と根っこのアップダウン
 飛ばされそうになりながら            ▲ 三峰合わせて三ツ岩岳
 こんな岩稜のアップダウン       ▲ 最初の大岩は右に捲いて上に出る

岩稜帯をヨロヨロと北風に吹かれ、大岩を廻り込んで次の大岩へ。
風が冷たい。
大きな岩を左に斜上すると、ロープの下がった根っこの急登ポイント。
誰もいないので急ぐ必要もなく、根っこを掴んで写真を撮って。

ヒカゲツツジはちゃんと咲いていました。
アップで激写するも、ボケボケの結果で残念だったけど (^^;

 大岩の裏登りは木の根が多く滑るからね               ▲ ヒカゲツツジ
 後続の青レンジャー             ▲ 荒船山の方角かな

アカヤシオとヒカゲツツジのコラボポイントを過ぎれば。
竜王コースとの合流点まで、ゆるゆると斜上しますね。
ここはアカヤシオの密集地帯。

もともと花付きの良くない年なのかも知れませんが。
例年より疎らな感じで、風雨に傷んだ花が目立っていました。
でも、青空に向かってほぼ満開に近いかも。

 そしてアカヤシオ通りへ           ▲ 青空に映えるアカヤシオ
 まあまあ満足          ▲ 竜王コースに合流して山頂へ
                           ▲ 表妙義と鹿岳(遠景は榛名山)
                            山頂から北の展望

いつもなら山頂に人が溢れる季節ですが、案の定きょうはひっそり。
一人だけ先客さまが山を眺めておりました。

見合い写真を撮って、山座同定に臨みますが西上州は難しい。
4、5人のグループが来たので、さよならしましょう。
彼らは竜王コースからの周回らしく、下る道を教えてあげた (^^

いつものランチ指定席めざして、アカヤシオの中を下る。
あそこなら絶対濃厚接触はないよね
朝方はあんなに強かった風が、いつの間にか収まっている。

 三ツ岩岳山頂

 花を撮りながら帰ります           ▲ 雨風に打たれてイジケ気味
 右側が思いっきり切れてる             ▲ ちょっと危ない場所

貸し切りのランチ場所に陣取って、三ツ岩岳を振り返る。
アカヤシオ色に染まる岩峰を期待してたけど、今年は無理みたい。

未だ10時前なのでランチには早いけど、ここで食べなきゃ食べ損ねる。
三ツ岩に向かって岩のゴツゴツ椅子。
頭上のアカヤシオを満喫しながら、久しぶりの西上州を味わう。

ここに来るまでに5組くらいは遭遇しているが。
如何に皆んなが山を自粛しているか、痛切に感じる三ツ岩岳だった。

 三ツ岩岳東岩壁
 裏妙義稜線               ▲ 蕾と花と
 これでお別れやね        ▲ 人のいるところは山頂ではありません
 竜王大権現に激下りポイント         ▲ 奇麗なミツバツツジを撮りに行く
 ミツバツツジさん            ▲ 竜王大権現まで下った
ミツバツツジ アブラチャン カテンソウ キランソウ
 アブラチャンも咲き競い        ▲ 小刻みなジグを切って急下降します
マルバスミレ マルバスミレ エイザンスミレ

昨夜の雨のお湿りが登山道に残っていて、何度かツルツルした
大岩を捲く根っこの急登に気を使い。
登山口からすぐの丸太橋の渡りが怖かった。
朽ちて沈むし滑りまくりだったので、最高の集中度でそろそろ渡った。

反時計周りの人とのスライドもあり、きょうは10人くらいに会ったかも。
竜王コースの急なジグザグを登る人は偉いなあと思う。
私たちにはそのパワーがない (^^;

 雨後のツルリンコ要注意
▲ 沢の恵みで手を洗い      ▲ AM11 駐車スペースはそこそこ埋まっていた

大仁田ダムに戻ってみると。
駐車スペースがほぼ埋まる、10台以上の車が来ていた。

山村は今花盛りで、柔らかピンクやショッキングレッドの街道を走る。
束の間の休日歩きで免疫を高めて (^^
コロナウィルス感染症の不気味な脅威に晒される現実へ。

今年は超大型の五月連休になりそうだが、特に計画もないやるせなさ。
皆んなで上を向いて歩こう !

▲ 癒される山村風景