2020.06.18 (木)   K2Couple No.0676 

志賀高原
しがこうげん(長野県)
1,810m
    田の原湿原 1608m 前山 1810m
湿原に揺れるワタスゲ記念日

  田の原湿原+前山
コース最大標高差 : 30 m + 120
コース累積標高差(±) : 35180
コース沿面距離 : 1.0 km + 3.5 km
行動時間 : 1'05" + 3'35"

* 距離と累積標高差はKASHMIR3Dで テキトーに計測

 誰もいない田の原湿原を埋め尽くすワタスゲの穂

  5:00 = 5:20 前橋赤城邸 5:30 = 前橋IC/関越道/渋川IC = 渋川上信道 = 6:30 道の駅八ッ場ふるさと館 6:40 =

  万座ハイウェイ = 渋峠 = 7:55 硯川トイレ 8:05 = 8:15 木戸池 8:20 = 8:25 田の原バス停
 田の原バス停 8:30 ... 8:45 田の原湿原散策 9:20 ... 9:35 田の原バス停
 田の原バス停 9:35 = 9:45 硯川前山リフト
 硯川前山リフト 9:50 ... 10:30 前山 ... 10:40 渋池 10:50 ... 11:15 ひょうたん池 11:30 ... 12:00 渋池 【L】 12:50 ...
 13:00 前山 ... 13:25 硯川前山リフト
 硯川前山リフト 13:40 = 渋峠 = 14:35 道の駅草津運動茶屋公園 14:40 = 倉渕 = 16:25 前橋赤城邸 = 16:55


田の原湿原の場所

 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである
  トレッキングルート は手書き  (経緯度線は20秒間隔)
            白樺とレンゲツツジに囲まれたワタスゲ色にご満悦



 仕事&天候と両面にらめっこしながら、赤城隊と約束していたワタスゲ記念日を突然今日と決める慌ただしさ。
 気合を入れて4時起き、そのくせ寝ぼけ眼で5時スタート (^^;
 前橋で赤城隊をピックアップしまして、渋川ICを降りたあと、
 一部開通したばかりの渋川西バイパスや、地域高規格道路である上信自動車道を箱島まで走ってみる。
 上信道は、渋川から鳥居峠経由で上信越道に繋がる便利な道になるでしょう。

志賀草津高原ルートのうち草津側は、夜間閉鎖中です。(pm5-am8)
更に天候不良の場合も通行止めになるので、
浅間白根火山ルートの万座ハイウェイを利用する。

万座プリンスホテルの営業自粛が6/30まで延長されたためだろうか、万座ハイウェイのゲートにも管理人の姿はなく無料開放されていた (^^
行き交う車も殆どなく、ガスガスでガラガラの道を万座温泉へ

 万座ハイウェイは新緑&ガス      ▲ 万座三叉路から草津方面は夜間通行止め
 積まれた雪が残る渋峠             ▲ 目的地を一望する

志賀高原は曇りでも群馬側よりガスの発生が少なく、花写真日和です。
先ずは、渋池の登山口である硯川に寄ってSOUNDINタイム。
上信越道経由の所要時間と余り変わらずに来れた (^^

木戸池に下る途中で、白樺とレンゲツツジの素晴らしい場所があり。
思わず車を停めて、志賀高原モードに酔いしれる。
ここは、2年前にホタル観賞に来た石の湯の入り口ですよ。【REPO】

▲ 笠越地区の白樺とレンゲツツジ         ▲ 一年ぶりの木戸池にとうちゃこ
▲ 木戸池畔に咲くズミ          ▲ トイレ棟周りも物色するはらっぱ
ウマノアシガタ ベニバナイチヤクソウ ヒオウギアヤメ ズミ
これは何ですか レンゲツツジ 咲きかけのオダマキ

 第1章 ワタスゲ鑑賞 

展望やら何やらで、あちこち寄り道した末にようやく目的地着 8:30。
ここは、田の原湿原の入り口バス停の駐車スペースです。

第1ラウンドは湿原のワタスゲ見物なので、思いっきし観光客ムード。
水とおやつだけ持った割には、時間を掛ける4人partyです

白樺やレンゲツツジ越しに垣間見える湿原は、期待通りの真っ白白
薄い曇り空の下に、赤や白や緑の風景が凝縮されて素晴らしい。
真吾パパに、父の日のささやかなプレゼントだよん dahat

▲ 超軽装でスタートします
 一昨年の思い出が彷彿           ▲ 湿原が白く染まってた
 白樺とツツジで志賀高原気分を醸し出す               ▲ フムフム
アカツメクサ ミツバツチグリ ニガイチゴ ニョイスミレ
マイヅルソウ コケモモ ウマノアシガタ オランダミミナグサ
ツマトリソウ レンゲツツジ ノギランの蕾

田の原湿原は感動的なワタスゲの原に衣替えし、その隙間に隠れてモウセンゴケやヒメシャクナゲが、窮屈そうに咲いている。
こんな癒し系で感動的な風景は、久しく見てないような ・・・

それぞれが自分の世界に陶酔して、この景色を脳裏に刻むひととき。
ワタスゲの穂に触ってみると、しっとりと若々しく。
今まさに、見頃を迎えているようだった。
この規模から推して、今年は運良く当たり年なのかも知れない。

 ワタスゲに埋もれる新しい木道           ▲ 風に揺れるワタスゲの穂
 モウセンゴケは活き活きと         ▲ ヒメシャクナゲはちょっぴり終盤
                          ▲ ワタスゲの原に立ち尽くす乙女心かな
                       自然が織りなす美しさ in 志賀( 2020 初夏ver. )

思い残すことはないくらい、ワタスゲの景を堪能し。
休憩ベンチに腰かけて、おやつとドリンク休憩をして満足度100%。
空はずっと変わらず薄い雲に覆われ、湿原を渡る微風が心地よい。
暑くもなく寒くもなく、最高の日和に恵まれた。
訪問客が誰一人いなかったので、気分的な贅沢も味わった (^^

誰しも見飽きることがない風景を、しっかりと瞼に焼き付けて。
第2ラウンドの、池巡りトレッキングの章に移りますね。

 いつまでもベンチで休憩していたい      ▲ 全員が冥途の土産に持って行くらしい
 またいつか来ようよ            ▲ 帰りも足取り軽いよね

 第2章 渋池 ひょうたん池トレッキング 

田の原湿原から硯川地区に移動しまして
前山リフトに乗って、渋池から四十八池ピストンする内緒の予定です。
リフトはam8 運行開始のはず。

あの〜、リフトが営業してる気配ないんだけど 平日だし。
えっマジですか
そりゃ〜大誤算だ  ゲレンデを歩いて登るしかないですね
おいちゃんのバカっ。
全員ガックシ

 硯川から志賀のランドマーク笠ヶ岳         ▲ 企画者のチョンボでごめんちゃい
 スズラン畑            ▲ レンゲツツジもいっぱい

ゲレンデのだらだら登りは想定外につき、気分的に重いけど。
たった120mの登りだから、昼飯前の仕事にちょうどいいよ。
おいちゃんのつれないひと言に、全員へこみまくり大会で無言の抵抗

そんな時に、いきなり真吾パパがカモシカを見つける幸運が訪れる。
道なりに先導するように距離を保つカモシカ君。
立ち止まっては振り返り、じっと私たちを見つめる彼を追いかけて。
気が付けば、知らぬ間にゲレンデを登り切ってしまってた (^^ lucky

真吾さん に窮地を救われたおいちゃん

 笠ヶ岳を背負ってゲレンデ登り      ▲ 何気に想定外のダラダラ登りが余分だよね
 何を撮ってるのかと思ったら         ▲ カモシカ君とアイコンタクト中です
 イワカガミ群落に癒され        ▲ アカモノも、これでもかって咲いてた
ミヤコグサ ヤマガラシ スズラン 芝桜
アカツメクサ シロツメクサ 西洋ジュウニヒトエ コイワカガミ
ツマトリソウ オオジシバリ アカモノ
軽快なカモシカ君 頭隠して尻隠さず

リフトに乗れなかったおかげで、花にも会えたしカモシカのおまけ付き。
約30分で登ったので、時給換算で¥1,000の稼ぎだ
遊びながら休みながらのアルバイトにしては、申し分ないよね (^^

登ってみれば、前山湿原@もワタスゲで真白けじゃないですか。
もう腹いっぱいなんですけど、それはそれでまた楽し。
前山山頂は帰りに寄るとして、ショートカット道をちんたら進むと。
再びワタスゲ群落Aが広がっていた。
正真正銘のワタスゲ記念日だ。

 何とかの高上り
 この天気じゃ北ア展望は無理だろな         ▲ 前山リフトが動いてたら怒るぜよ
 横手山を背後にワタスゲの前山湿原@           ▲ ワタスゲ記念日第2幕
                     ▲ 前山を捲いて前山湿原Aへ向かえば再びワタスゲの原
                       ▲ 前山湿原Aも、可憐なワタスゲが楽しませてくれる
 渋池周辺もワタスゲ三昧            ▲ ミズバショウで口直し

通過点の渋池に着いたところで、作戦会議を開きます。
前山リフト分を歩いたので、四十八池ピストンの力が残っているか否か。

体力気力が残っている人は手を挙げてください。
全員揃って意思表示なく、うつむき加減でボイコット作戦に出る
未だ11時前なので、代わりにひょうたん池まで行ってランチにしようか。
そうしよ そうしよ (^^
「すぐ近くだから」 と、適当なことを言う企画者が怪しい
やっぱしな  歩き出したら、どんどん下るじゃありませんか。

 渋池の浮島

 ひょうたん池分岐           ▲ ムラサキヤシオに遭遇
 ノウゴウイチゴ      ▲ 志賀高原らしくなく北八ツちっくな道だった
 ひょうたん池でのんびり          ▲ 渋池より全然渋いよね

 北八ツの森を抜けたら、周りをミズバショウに囲まれた静寂この上ないひょうたん池に出た。
 茶色のグラデーションがかった池の淵や、黒く穏やかな水面に映る樹々が妙に神秘的な佇まいです (^^
 木道が敷かれているけど、壊れて傾いてギッタンバッコンしている。
 ここでランチじゃ、 が転げ落ちるんじゃねっ
 熊注意のエリアらしいし。

 人知れず秘境っぽい池を眺めて、しばらくドリンク休憩をしているうちに。
 世間から忘れられた素朴な美しさが、じわじわと伝わってくるような気がしてきた不思議な池。
 

ゴゼンタチバナ 再びのコケモモ グンバイヅル ミツバオウレン
アカミノイヌツゲ 何だっけ コミヤマカタバミ ノウゴウイチゴ
オオタチツボスミレ ムラサキヤシオ フキ ムシカリ
イワナシ 花みっつ ミズバショウ
                                ▲ ひょっこりひょうたん池の北半分全景

でもやっぱりさ、明るい小綺麗なところでランチしたいよね。
結局、登り返して渋池に戻ることにしたところ。
帰りは登りだったのに、とっても近く感じたあるある物語。

腹へった騒ぎのおいちゃんを筆頭に、お急ぎランチの始まりです。
渋池やワタスゲを眺め、賑やかな蛙の声を聞きながら。
持ち寄ったご馳走をシェアして、美味しかったね。
最後は、待望の真吾カフェ open したし。

 渋池に戻って満腹になる
 前山にて、ワタスゲ記念日の締めショットです      ▲ 横手山を正面に逃げ足max の赤城隊

カモシカ君にはもう会えなかったけど、熊さんに会わなくて良かった。
花に関してはもういいという事を知らず、帰り道も花の撮影に勤しみ。
帰ってから写真の選別が大変だ。

硯川から渋峠を越えて群馬に戻ります。
万座三叉路には交通指導の人がいたが、草津に向かうことができた。
せっかくだから、久しぶりの志賀草津高原ルートを楽しもう。

真吾さん りい様 おかげ様できょうも楽しい一日でしたね。
お付き合いいただき、ありがとうございました

 そして笠ヶ岳に向かってゲレンデを下り        ▲ 天気はそろそろ下り坂の兆候だね

            ▲ 展望には見放されたものの、久しぶりに志賀草津高原ルート全区間を走り抜けた

  ☆ レポ作成にあたり、赤城隊から提供された画像をたくさん使用しています。 この場を借りて御礼申し上げます