2020.08.29 (土)   K2Couple No.0684 

丸山 白駒池
まるやま しらこまいけ(長野県)
2,330m
     丸山 2330m 白駒池 2114m  
メルヘンちっくな北八ツの森

コース最大標高差 : 220
コース累積標高差(+) : 330
コース累積標高差(−) : 330
コース沿面距離 : 6.3 km
行動時間 : 6'35"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 苔尽くしの森がちょっと嬉しい丸山北面

  21:30 = 藤岡IC/上信越道/下仁田IC = 内山峠 = 佐久南IC/中部横断道/八千穂高原IC = 23:35 麦草峠 (車中泊)

 麦草峠 5:30 ... 5:35 麦草ヒュッテ、麦草苑地 5:55 ... 7:25 丸山 ... 7:50 高見石 【L1】 8:35 ... 8:40 カモシカの森分岐 ...
 カモシカの森 ... 9:25 白駒分岐 ... 9:45 青苔荘 【L2】 10:00 ... 10:10 白駒分岐 ... 10:20 白駒池駐車場分岐 ...
 白駒の奥庭、黒曜の森 ... 11:00 麦草苑地 【L3】 麦草ヒュッテ 12:00 ... 12:05 麦草峠

 麦草峠 12:15 = 八千穂高原IC/中部横断道/佐久南IC = 内山峠 = 下仁田IC/上信越道/藤岡IC = 14:20


  白駒池の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


おいちゃんが帰宅するなり、きょうは不快指数100%の暑さだったって
お風呂のあと、夕食しながらカープの応援もしたりして (^^
勝利に気を良くして 、ボチボチ出撃しようかってなった

内山峠経由で、佐久南ICから高速で麦草峠に着いたのが11時半。
はらっぱは助手席で、ときどき船を漕いでいたような
そして無料高速で無料駐車場に入るという、いつものちゃっかり隊 (^^
駐車場は10台位の入りで空き空き。

32℃の我が家を出て、13℃の麦草峠はまるで天国みたい。

 前夜発の方が気が楽でもあるし
 麦草峠無料駐車場の朝       ▲ 起きた時にはまだ余裕の駐車率だったが

今回はとにかく涼しい車中泊が目的なので、山は何処でも良かった
なるべく標高の高いところということで、麦草峠2127mにした。
朝の気温も13℃だったくらいだから、快適な夜を過ごすことができた。

目的エリアも特になかったので、未踏の丸山を越えて白駒池周回程度。
きょうの午前中の天気は、保証されている
by はらっぱ
麦草苑地で、早速の花遊びです (^^

 麦草ヒュッテ          ▲ 薄いガスの向こうから朝日が
 麦草苑地は朝露でシッポリ           ▲ 山に登るつもりは余りない
 噴煙上げる浅間山     ▲ 森歩きなので、ギラギラ太陽でもへっちゃら
ゴマナ ハクサンフウロ ワレモコウ アキノキリンソウ
エゾリンドウ オヤマリンドウ熱中症 ノアザミ ヤツタカネアザミ
クガイソウ イタドリ シシウド 何だっけ
ホソバトリカブト ハナイカリ ツクシコゴメグサ

麦草苑地で、目覚めたばかりのお花さんたちとひとしきり戯れ。
涼しいうちに丸山を登って、左回りすることに決定。
等高線を見れば北面の方がきつそうなので、登りにした方がいいだろう。
ヨレヨレ隊は下りに気を遣う。

浅間山の噴煙がやけに元気だ。
はらっぱが、木の間から槍ヶ岳が見えているのに気付いた。
運が良ければ、高見石から北ア一直線の展望が得られるかも知れない。

 さて登りに掛かりますか
                            ▲ 樹々の隙間から槍穂高連峰
 セイタカスギゴケ            ▲ 根っこが邪魔ですよ
                                ▲ 早朝の木漏れ日が優しく降り注ぐ丸山の森
目覚めの悪いおいちゃん 槍ヶ岳 苔ルート 一旦下って
丸山の森らしい 岩&根っこ 倒木製お休み処 トゲトゲの実
 霊気と冷気のダブル            ▲ 休憩もダブルタイム
                    ▲ シットリとした苔の手触りが良く、何気に山の恵みを享受する

我が隊の休憩は、文字通り疲れた身体を休めることの他に。
意味もなく立ち止まって、自然に身を委ねる時間を楽しむこともある。

そんなこんなでゆっくりと標高を稼ぎ、最後の急登を頑張れば山頂。
木に囲まれて展望はなく、これまでの森歩きの通過点です。
三角点にタッチして、丸山初登頂です〜。
あっさりスル〜 (^^

 最後の100mがちょっと急だね                ▲ 丸山山頂
 白駒池ルートも歩きやすいとは言えない        ▲ 将来は立派な木になるんだろうね
 ダッシュしたくてもできない年頃        ▲ 丸山北面に比べて神秘さが70%

高見石に下る途中に、分岐が2ヶ所あり。
最初の分岐は、カモシカの森を通って白駒分岐へ。
この道は歩いたことがないので、きょうは高見石からの帰りに使う。

次の分岐は賽ノ河原を経て渋の湯に下るもので、20年前に登って来た。
あれは山登りを始めた頃だった。

 カモシカの森を経て白駒池に下る分岐
 高見石小屋             ▲ 小屋のエントランス
 高見石へ             ▲ 高見石から白駒池

高見石には何度か登っているが、本当に久しぶりです。
大岩の間に荷物を落とすと回収できないので、小屋前にザックをデポ。
岩の上ではそれなりの人が展望を楽しんでいたが、北アは無理だった

あっ おいちゃんが、保冷ケース付きのペットボトルを落としちゃった。
何で持って来たん  あとの祭りを絵に描いたようなアクシデント。

このあと、小屋の前で傷心ランチにした (^^

 途中で      ▲ 岩に腰かけて南八ツを眺めるが遠望はない
 茶臼山もややガスで            ▲ 北アは雲に隠れた
 帰り際に写真を撮りながらペットボトル落とした         ▲ はらっぱは落ちないでくださいね

 先ほどの分岐に戻ってカモシカの森を下る        ▲ 木道は新しかったり壊れていたり
 ガタガタの岩道だったりするけど           ▲ 苔はずっと途切れることなく

カモシカの森は、傾斜が緩いので歩きやすいと想像していたけど。
案外、岩や壊れた木道が多く、北八ツ特有の歩き難さ。
それでも何組かのお客様が、運動靴で登って来る。
元ワンゲルは転ばない筈の傾いた木道で、おいちゃんがこけた
完璧に滑った挙句に、木道下にバッタリ横倒し
二度あることは三度ある = ペットボトル + バッタリ +
嫌な予感だ。

 白駒分岐にとうちゃこ             ▲ ここも苔ワールド
 白駒池までは観光メインストリート           ▲ 白駒池は紅葉前の静けさ

キャンプを目的に来ている感じの人たちもいるようだったが。
青苔荘前の広場は、総じて閑散としている。

ミヤマアキノキリンソウ シラネニンジン
 青苔荘とキャンプ場

 青苔荘から戻る上の道は真新しい木道         ▲ この辺りの苔の神秘さ50%

池の周回道にも全然花がないので、青苔荘で折り返すことにした。
上の道は木道が改修されたばかりのようで、木の香りがしそうな。

で、白駒池観光道路から離れて、白駒の奥庭に入る。
メルヘン街道に並行して、麦草峠に至る遊歩道的ルートです。
ちょっと楽しみな道だったが、やっぱり花の少ない時季なのが残念。

それでも、気持ち良く歩けるルートではあります。

 めっきり人影途絶えて呑気〜
 白駒の奥庭は木道整備             ▲ ガンコウラン群生
花探しヘルパー あちこちにコケモモの実 花も諦めが肝心
ガンコウラン 山道になった 黒曜の森 セイタカスギゴケばっか
シナノオトギリ ハクサンフウロ ゴゼンタチバナしょぼ

  スタート地点の丸山分岐に戻った              麦草ヒュッテと茶臼山

スタート地点に戻り、麦草苑地で花遊び再び。
苑地内のテーブルに陣取り、締めくくりのランチタイムも開店。
食べたり写真撮ったり、どっちつかずな訳で (^^;

山中では殆ど花はなかったので、ここに来て一気に挽回の勢いです。
朝出掛けに、一応眺めたエリアなんだけどね (^^;

午後は天気も崩れるという、はらっぱ予報官の言葉もあることだし。
正午には切上げようと思っているけど。
どうなることやら

 麦草苑地のテーブルで食事
ハナニガナ コウゾリナ ハクサンフウロ ゲンノショウコ
アキノキリンソウ マツムシソウ ヤマハハコ
コバノギボウシ マルバタケブキ トンボ君

麦草苑地の花は撮り尽くしたけど、何か物足りなく。
ランチテーブルを片付けて、足は野草園に向かっていた (^^

それ程広い野草園ではないが、全体を歩いたことがない。
きょうは、全エリアカバーの気合十分です。

まあ、似たような花ばっかですけど
それでも、ショッキングピンクのシモツケソウ群落と。
今シーズン初見の、可愛いレンゲショウマが眼を引いたのでございます。

 野草園( 協力金¥100 )
 シモツケソウ               ▲ レンゲショウマ
ワレモコウ レンゲショウマ カニコウモリ コオニユリ ノコギリソウ
キバナノヤマオダマキ ツクシトリカブト クジャクチョウ ウド
シモツケソウ タカネナデシコ ミヤマコウゾリナ タケシマラン
ウツボグサ無残 イブキジャコウソウ ノアザミ仲良く
小さな花だけど サワギク イワアカバナ

正午のチャイムが鳴ったので、花タイムは終了とする。
駐車場に戻ってみたら、朝の様子からは想像もできない満杯状態。

白線枠以外の駐車も法外にあって、こんな風に置くかな的な見事さ。
よく見れば、どの車もちゃんと出られるようにはなっているけど
出入口通路スペースは半分の狭さになってるし

帰り掛けに見た白駒池有料駐車場も激混みで。
警備員が出て、駐車待ちの車列をコントロールしていた。
紅葉時期に来た一昨年と同じ状況になっていたのには驚いた。

【本日の総括】 我が隊的には、三度目のアクシデントがなくて良かった

 無料駐車場は激混み 130%
 麦草峠 標高2127m 22℃              ▲ 順番待ちの車列
 チラホラ咲き始めた内山のコスモス街道        ▲ 群馬に帰って来たよ(高崎 37℃)