2020.10.31 (土)   K2Couple No.0690 

榛名 天神峠
てんじんとうげ(群馬県)
1,132m
榛名神社から天神峠へ片道切符

コース最大標高差 : 290
コース累積標高差(+) : 320
コース累積標高差(-) : 70
コース沿面距離 : 3.5 km
行動時間 : 4'35"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 おしとやかな黄葉の道を、おしとやかに歩く

  6:50 = 松之沢峠 = 7:50 沼の原(松之沢県営G 集合)8:00 = 8:05 天神峠下市営 (2台デポ)8:15 = 8:25 榛名神社隋神門

 榛名神社随神門 8:35 ... 9:15 榛名山番所跡 ... 9:30 九折岩 9:40 ... 10:05 車道バス停分岐 10:20 ... 10:45 常滑の滝 10:55 ...

 11:05 丁目石 ... 11:10 紅葉ランチ 【L1】 11:30 ... 11:50 長野堰用水 ... 12:15 天神峠 【L2】 12:55 ... 13:10 天神峠下市営

 天神峠下市営 13:20 = 13:30 榛名神社隋神門 (車回収)13:35 = 13:55 上ノ山公園 15:15 = 松之沢峠 = 16:45


  天神峠の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


                                      きょうの行く先は榛名山です

赤城隊 のお二人&みちほお嬢 を誘って、榛名山に行くことにする。
上毛三山は、赤城、榛名、妙義の順に紅葉が楽しめるからね。
総勢5名ですが、最近平らなとこしか歩かないメンバを揃えてみた
きょうは気合を入れて、標高差300mの挑戦ですよ (^^

松之沢峠から県営グランドに下って、ギリちょんで入場すると。
他のメンバは、ちゃんと真面目に集結しておりました (^^
きょうは風もあるし、この秋一番の冷え込みで寒い、榛名の気温4℃。
榛名神社から天神峠まで登るので、天神峠下に移動します

 お馴染みの松之沢県営グランド駐車場に集結
 榛名湖畔を走って        ▲ 掃部ヶ岳を正面に市営駐車場入り
 ちゃんとトイレがあり58台収容です            ▲ 特等席にデポする2台
ユキザサ シラネセンキュウ ヤクシソウ

天神峠下市営駐車場に、XV車とみちほ車をデポしまして
フォレスタに相乗りして、榛名神社に下りましたよ

参道の一番上のお店駐車場に置かせてもらって、
榛名神社の山門を潜っても、山登りモードに切り替わらない面々です。
とりあえず堰堤までは平坦な道、そのあとは本気モードになるでしょう。
楽しみ~。

 駐車場で気合入れるの忘れた            ▲ スタート前の元気な姿
 ブラブラと鳥居を潜る           ▲ 随神門は見えているが
 なかなか辿り着かない              ▲ ようやく鞍掛岩


 きょうは参道を上がらず沢沿いを歩くので、おいちゃんの指示で沢に下りたら道が終わってるじゃないのよ
 沢に下りるのが早すぎたのだ。
 こいつは端から調子が悪いぜよ、おいちゃん

 見とれる榛名川支流の紅葉          ▲ 滝を見たり沢を覗き込んだり
 こんな調子ですから            ▲ 小滝でも眺めて待つか
                       ▲ 見上げれば、陽射しがなくても紅葉が奇麗だった
イワタバコ(葉っぱだけ) いらっしゃいまし~ モミジガサ タマアジサイ
ダイモンジソウ ヤマアジサイ 壊れかかったマムシグサ 三重塔
シロヨメナ カメバヒキオコシ アズマヤマアザミ マルバノホロシ

道間違えたり終わりかけの花を撮ったりしているので、遅々として進まず。
この調子じゃ、榛名神社境内を抜けるのに1時間掛かるんじゃねっ。

まあゆっくり行って、お日様が本気出すのを待つくらいが丁度いいか。
きょうは正真正銘の秋晴れが約束されてるしね。
それにしても、のんびり歩きが似合う人たち。
自分もか、ねっ (^^;

 繊細なみすずの滝           ▲ 参道は朝日を浴びて明るい
 振り返れば、けっこう奇麗な道を歩いて来た   ▲ 彩やかな真紅の葉っぱかと思ったら欄干だった
 撮る阿呆に待つ阿呆、同じ阿保なら撮らなきゃ損だ        ▲ 高崎市指定史跡 榛名山番所跡
ナギナタコウジュ ゴマナ あちこちにヤクシソウ リンドウ
キツネノボタン ハキダメギク ミツモトソウ 天神峠に挑む三重連

1時間は掛からなかったけど、ようやく榛名神社エリアを脱出した (^^
文科省登録有形文化財らしい砂防堰堤にとうちゃこ。

堰堤の先に、特異な形をした九折岩が見える。
由緒ある堰堤の右岸を捲いて登る仕掛けになっている。
堰堤を越えたあとは、沢の広場がお休み処っぽく見えたので即休憩。
尾根に取り付く急な木段が丸見えだから、休みたくなるのが人情だよね。

 砂防堰堤の先に九折岩            ▲ 紅葉に埋もれる九折岩
 堰堤を高捲き              ▲ 堰堤上部の紅葉
 榛名神社から、距離200m地点で休憩    ▲ 沢には小さなケルンがいくつも積まれており
ムラサキシキブ はてな 沢にケルン 真っ赤っか

さて、いよいよ山道の登りが始まります。
ステップの大きい木枠の階段で、登る気があるかどうか試される
「若い頃は、こんなとこヒョイヒョイ登ったけどね
口は達者だけど、足は達者とは言えない年頃のお嬢です。

5人合わせると何歳になるんだろうね。
こうやって山登りできるのが、健康の秘訣なんですけど (^^

 階段は下るより登りの方が安心             ▲ 杉林はつまらない
 ベンチがあったけど足届かないし            ▲ バス停分岐から一旦下り
こっちですよ~ モリアザミ リンドウ

車道バス停の分岐にお休み処あり、速攻おやつタイムですね。
ここまでは杉林だったけど、以降は自然林になるので楽しみです。

青い空に紅葉が映えますが。
「ここは黄色ばかりで紅葉が全然ないね」 って何回も言ってた人約一名。
「その内、真っ赤な紅葉が見られるよ」って、適当に言うおいちゃん。
同じ年月に生まれたタメだから、二人で漫才やってな。

 自然林の空は気持ちが良い         ▲ 赤と黄色を混ぜればオレンジ色で
 なだらかな登りが続く              ▲ でっかい木だね~
 着込んできたから暑いくらい             ▲ オレンジシャワー

突然道が通せんぼ。
先を見ると、登山道が崩壊して沢に落ち込んでいる。
山側の捲き道に上がる木の階段が、見るからに急でいやらしい。

本日2回目の試練
短いから、あっという間に通過できるよ

上に上がって暫く進むと、常滑の滝なる標識に出くわす。
笹を分けて近くに寄ってみたけど、見える範囲では他愛のない滑滝。
皆んなで、笹をガサガサやってきた

 登る阿呆に見る阿呆、同じ阿保なら ・・・
ヒメジョオン バテそっ そのまんま 滝確認して帰って来た
 常滑の滝らしい           ▲ 笹ヤブ漕いで喜ぶ二人

常滑滝で遊んだあとは、再び歩きやすいポコポコ登りが嬉しい。
「黄色ばっかり」 と5回目の吐息。

ときどき熊出没注意看板あるも、そんなこと無縁な三人娘。
ラジオを流すよりも効果がある。

天目山稜線の氷室山南西壁の紅葉がキレ~。
もう終盤かも知れないけどね。

 女三人寄れば ・・・                ▲ 氷室山
 丁目石(二十二丁目って彫ってあった)         ▲ 良いランチ場所を見つけたらしい

と、一本のオレンジ葉が、柔らかい光を透かして奇麗な場所があり。
ここで、ランチ休憩ということに決まったらしい。

何気に、天神峠でランチ休憩をするつもりだったので。
ここはプレランチということにして、半分食べてくださ~いという難題
意味わかんないけど、お腹も空いていたので従う。
紅葉シ~ンの笹ヤブにシート広げて、半ランチですよん (^^;
ちょっと楽しいような。

 赤城隊オレンジカップル      ▲ ちょっと怪しい笹の中だけど紅葉が素敵
 コースはしっかりしている           ▲ また人だかりができてるし
遊びに夢中 メギ 標識ちゃんとあります ガマズミ
秋のしるし 真っ黄っ黄 お嬢と6日違いで生まれた宿命を背負って生きる
 ベンチを見つければ速攻座る決まり           ▲ 天神峠が近い雰囲気で
 「もっと登りたい」 なんちゃって www           ▲ もみじ葉と戯れるリイ様
                          ▲ 休んでばっかしで、楽しい登山だった
 テーマ 「モデルと紅葉」 撮影中            ▲ 遠くにたわわなマユミ
                        ▲ 天神峠直下、無事に標高差300m登山達成記念

着きました天神峠。
三時間くらいのペースを心掛けたけど、ちょっとオーバーした
お日様のおかげもあって、楽しくのんびり歩けて良かった。

ランチ本番はちゃんとテーブルもあり。 (本当は椅子だけど)
持ち寄った食材を仲良くシェアして、秋の昼下がりを謳歌するのだった。
コロナ禍にあって疎遠になりがちだが、持つべきものは良き友かな

 天神峠でランチ本番          ▲ 広くて静かで快適な広場やね
          ▲ 秋更けて もみぢの前で 皆笑顔 飽きることなく セルフでパチリ  (天神峠にて ^^) dahat
もみぢ アカツメクサ コウゾリナいっぱい ニシキギ
 峠から山道を下り         ▲ 適当なマイルートで駐車場着


 フォレスタを回収しに、赤城隊とおいちゃんが榛名神社に下る。
 はらっぱはみちほちゃんの車に乗せてもらって、一足先に寄り道しながら上ノ山公園に向かいます。
 
                                  ▲ 途中の駐車場にちょい寄りして榛名湖外輪

  昔々、神代の時代。
  駿河の富士山にあこがれた榛名天狗が、一晩のうちに富士山より高い山を作ろうと考えた。
  しかし、完成前に夜が明けてしまったので断念しちゃったのよ。
  その時に担いでいた一モッコ分の土砂を放り投げたのが「ひともっこ山」となり、榛名天狗の悔し涙が榛名湖になった。
  出来上がった榛名富士の形は富士山にそっくりだったけど、高さは全然届かなかったんだってさ
(^^

 何処も車が溢れているね          ▲ 伊香保温泉まで行かないけど
 相馬山を横目に         ▲ ヤセオネ峠を下って上ノ山公園へ

上ノ山公園入口で、先発隊後発隊が合流。
ここで、標高差300m登山の打ち上げをしますが、その前に展望台へ。
きょうは縁がなかった山の景色を眺めてからね。

紅葉はそこそこ奇麗だったわりに、お客さんは意外に少なかった。
展望デッキからは、北東方面の山々が見渡せる。
先日の雪も殆ど無くなっているようだった。

 やっぱり展望台が先だよね
 紅葉の間に二ツ岳の頭が         ▲ あたしん家、何処かわかんな~い
                              ▲ 上ノ山公園展望デッキから上越国境や日光の山並み
ボタンヅル(綿毛) ノアザミ ムラサキシキブ 珈琲場所探し

皆さま お疲れさまでした。
きょうに限っては、平坦地ハイカー返上ということで頑張りました (^^
最後に珈琲で乾杯して、労いましょう。

おいちゃんの水を沸かして、赤城隊の珈琲をいただくいつものパタ~ン。
申し訳ないと思いますが、甘え上手なもので
皆様 きょうもありがとうございました

 山頂のテーブルで         ▲ 標高差300m達成祝賀パーティー
 しわしわコングラッチェ             ▲ 上ノ山を下りる
 榛名湖に登り返して       ▲ 松之沢峠経由、黒岩の横を通って帰る

  ☆ レポ作成にあたり、赤城隊から提供された画像をたくさん使用しています。 この場を借りて御礼申し上げます