2020.11.07 (土)  K2Couple No.0691 

大峰山 P1179まで
おおみねやま(群馬県)
1,254m
心和む秋の日に

コース最大標高差 : 310
コース累積標高差(+) : 385
コース累積標高差(−) : 385
コース距離 : 6.9 km
行動時間 : 5'05"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です ▲ 陽射したっぷりの稜線上もキレ〜だった

  6:35 = 高崎玉村SIC/関越道/月夜野IC = 7:45 大峰沼登山口

 登山口 8:00 ... 8:15 古沼 8:25 ... 8:55 大峰沼 【BF】 9:15 ... 9:40 大沼越 ... 10:25 P1179 【L1】 10:45 ... 11:10 大沼越 ...

 11:30 大峰沼行止まり ... 12:00 展望ポイント 12:05 ... 12:15 大峰沼 【L2】 12:35 ... 13:05 登山口

 大峰沼登山口 13:20 = 月夜野IC/関越道/高崎IC = 14:25


   大峰山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


▲ 先週行った榛名山だよ                ▲ 子持山
▲ 紅葉はここまで下りてきている               ▲ 上州武尊山
▲ 月夜野ICを出てR18へ           ▲ 彩やかな林道のアプローチ
▲ 道はだんだん狭くなり            ▲ 最後の詰めはオフロード

天気予報は芳しくはなかったが、大峰山の紅葉の残り香を訪ねる。
終日薄曇り予報なので、それ程の冷え込みはなく 7℃。

登山口には、トイレ付きの駐車場が整備されている。
数台の駐車スペースだが、すぐ上に20台は楽に置ける広い駐車場がある。
12年前にREIREI同伴で来たときは、上に停めたっけ。
【REPO】

先客は1台だけで、ひっそりしていた。

▲ 駐車場

大峰沼のキャンプ場まではなだらかな登りで。
積もった落ち葉をガサガサと踏みながら、紅葉樹を見廻しながら歩く。
派手でもなく地味でもない林の風景は、最高の気分転換薬。

光が届かないため落ち着いた雰囲気で、ハイな躍動感はない。
行き交う人もなく、二人でのんびり歩きです。

古沼に寄り道して、ゆるゆると周回してみる。

▲ 林床はすっきりして下草は少ない       ▲ ホウノキの葉っぱがガサガサ音を立てる
▲ モリアオガエルの生息地、古沼          ▲ 周回するうちに陽が射してきた
▲ 古沼を離れて長閑な秋歩きが続き         ▲ 薄雲が秋のちぎれ雲に変わった

陽射しを少しずつ受けて林が目覚め、紅葉が綺麗に浮かび上がる。
キレ〜やね〜。
黄色い林に赤のアクセントが素晴らしい。

熊鈴の音を忘れるほど、落ち葉を蹴散らす音だけが絶え間なく。
風はそよとも吹かず、私たち意外は無音の世界。
たまにハラっと、枝から離れて枯葉が舞う。

センチメンタルトレッキング (^^

▲ 見てみ! 赤が頑張ってるよ           ▲ カエデの色が降り注ぐとき
▲ 秋だよね〜もうすぐ冬かい      ▲ 紅葉の上は、ちぎれ雲も消えて青空全開
マルバフユイチゴ ヤマアジサイ メグスリノキ ゴマナ
ガマズミ ウバユリ アザミ

大峰沼周辺は、ちょっと錆びた感じになっていた。
今はオートキャンプ全盛の時代で。
車で乗り付け可能で、それなりの設備を整えてないと流行らない。

上空には鳥の群れが旋回しているだけで、生き物の気配はなく。
その鳥たちをズ〜ムで追って、シャッター切っても写ってないし
ただただ平和。

▲ 大峰沼です

腹減って歩けねっ。
きょうはまだ何も食べてないので、お腹空いたよね。
これから登る大峰越を控えて、祠の横で少し腹ごしらえしよう。

湖面に写り込む紅葉をボケ〜っと眺めて。
大峰沼の上にも、おっきな青空が広がっていた (^^
想定外の好天が嬉しい。

▲ 国内最大級と言われる浮島も枯れている
▲ 湖面を埋め尽くすジュンサイ           ▲ 湖畔の祠で朝食にする
                        ▲ これから歩くあの稜線の紅葉に期待がかかる
                                     ▲ もうちょっとワイドに大峰沼

お腹にパンだけ入れて、さあ出発。
通行禁止の大峰沼の周回路が気になるので、帰りに偵察してみよう。

稜線のキレットが見え、例の長い鉄梯子もそれらしく見えていた。
キレットの上にお月様がぽっかり。
のどか〜。

▲ キレットの梯子まで見える           ▲ 杉林を抜けて大峰越へ
コアジサイ キレット拡大 お月さま
ツルリンドウ アキノタムラソウ ジュンサイ アキノキリンソウ

大峰沼をあとにして稜線に取り付く。
けっこうな急登は階段登りから始まる。
お日様の恵みで、稜線上はひと際明るく輝いて見える

稜線直下に大岩が立ちはだかり、その左を捲いて道は続いている。
落ち葉が堆積して、足元の様子が見えないので。
払い除けながら足場を決める繰り返しです。

▲ 大岩は登れないよね          ▲ 上のコルには大峰越の標識が
サラシナショウマ 寸足らずの紅葉 トリカブト カニコウモリ
階段登り 大岩を見上げて 登ってなんぼ

稜線に上がればこっちのもの。
崖になっている右側だけ気を付ければ、あとはポコポコ歩きで。
樹間を透かして僅かに見える山岳展望。
落ち葉の道を行き、紅葉した木々を眺めることだけが仕事って訳。

これだけ紅葉の路が続くと飽きてくるよね。
などと贅沢を言いながら、いっぱい写真を撮るおいちゃん。

▲ 稜線歩きの始まり               ▲ 朝日岳
▲ 上州武尊山              ▲ 日光白根山
                             ▲ こんな道を歩いています
                               ▲ 秋色まぜまぜ
                         ▲ 冬は雪、春は花、夏は高原、秋は今 ・・・
                                 ▲ 晴れて良かった
▲ どっかの山が見えるよ                ▲ 天を突く
▲ 視線は花へ                ▲ 押忍 !
▲ たまに大峰沼が見えた              ▲ たんたんと秋思
▲ カエデさんが素晴らしく映える            ▲ 眼が変になりそっ

キレット手前のP1179にとうちゃこ (^^
激下りを控えて、急遽ランチ休憩といたします。

下りの道形を覗き込んで見ると、若い頃とは違って恐いよう。
一旦こけたら、200m以上は墜落する。
よれよれ様の安全を考えるとき、ここを下るリスクは避けることにした。

ちょっと距離は伸びるけど、お弁当を食べて往路を戻る。

▲ 大峰山方面      ▲ この先は、キレットへ大下りして登り返す

▲ 帰りまっしゅ                ▲ おふざけ
▲ 稜線から大峰越コルに下る             ▲ 岩肌を飾る紅葉
▲ 大峰沼に戻った               ▲ 沼を廻る道
 周回路はこの橋で通行止めになってた              ▲ キレイやね〜
▲ 大峰沼も曇ってきたみたい     ▲ ここは観光地じゃないよね、全然人いないもん

キャンプ場に戻って、ランチ本番をする前に。
管理棟の裏のちょっとした高台に上がってみよう。
山上の樹間から眺めた山の全貌を、スッキリ見たかったので。

トイレの横から、綺麗な紅葉林に突入してみたけど道はなく。
藪を漕いで東端に達すると、刈り払いされた場所に出た。
すっかり雲量が増えて、朝の状態に戻っていた。

山は見えたけど、谷川岳と上州武尊山しか同定できない。
中央は尾瀬周辺の山並みか。

▲ 紅葉の中を抜けて高台へ
                                       ▲ 朝日岳から至仏山まで

さてそれでは、大峰沼の前のベンチで本日のランチ本番。
途中でちょこちょこ食べていたので、本番と言えどもカップうどんだけ。

他に訪れる人もなく、頭上からカラマツの枯葉が落ちてくるだけ。
カラマツ落ち葉だらけのテーブルで、一杯を二人で交互に突っつく (^^
時すでに正午を廻り、のんびりと秋の日を寛ぐ時間。
あまり人気のない山なんかな、静かすぎ〜。

 閉鎖されて久しいキャンプ場管理棟    ▲ ランチはというと、大好きなカップうどんだけ

落ち着いた雰囲気の広々とした帰り道。
ときどき陽射しが届く中、それぞれが開放的な足取りで。
ちんたらポコポコ。
いつの間にか駐車場に戻った。

これから紅葉は西上州に移り、妙義山のシーズンを迎える。
今年はどんなんだろうな、行けるかな。

 静かな秋の一日だった               ▲ ただいま〜
ダンコウバイ サルトリイバラ シロヨメナ コウゾリナ
 民家の屋根に谷川岳  ハンググライダーが上州三峰山から飛び立って滑空していた