2020.11.29 (日)   K2Couple No.0693 

黒檜山
あかぎ くろびさん(群馬県)
1,828m
ライブカメラを見て速攻お出掛け

コース最大標高差 : 480
コース累積標高差(+) : 535
コース累積標高差(−) : 535
コース沿面距離 : 4.3 km
行動時間 : 4'55"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 黒檜山頂稜線の霧氷 (^^
  7:20 = 前橋 = 8:30 黒檜山登山口
 登山口 8:40 ... 8:45 登山口 ... 9:10 猫岩 ... 9:45 富士山展望標識 ... 10:35 稜線分岐 10:40 ... 10:45 黒檜山 ...
 10:50 展望台 11:05 ... 11:10 黒檜山 ... 11:15 御黒檜大神 【L】 11:40 ... 13:30 登山口 ... 13:35 登山口
 黒檜山登山口 13:45 = 前橋 = 15:10

    黒檜山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


きょうは何の予定もなかったので、朝仕事を終えてPCを開いてみる。
うわっ 赤城山のライブカメラが凄いことに
昨夜は遅かったらしく、熟睡中のおいちゃんを大声で起こしに行く。

寝ぼけ眼のままバタバタ支度をして、速攻出撃
空自機のスクランブルみたいな慌ただしさ (^^;
この時期の霧氷は融けるのが早いから、間に合うかどうか。

大沼はマイナス1℃で、地蔵岳も白くなっていたが霧氷確実な黒檜にする。
人出はまだ少ないようで、紅葉時季の喧騒が嘘のようです。

 ライブカメラ画像
 県道4号 赤城南面道路から        ▲ 黒檜登山口の駐車場から見上げる

先着はまだ10台に満たず、意気揚々と登山口まで舗装路をポコポコ歩く。
昨年末以来のほぼ一年ぶりです。

登り始めてすぐに、見覚えのある人がはらっぱに声を掛けて前に出る。
近づくにつれて輪郭がはっきりして、何とゆうやけさん だった。
裏妙義で先週お会いしたばっかり。
今日ここでバッタリするなんて、嬉しいを飛び越えて超々びっくしポン。

 黒檜山登山口            ▲ またお会いしましたね
 笹に霜かな          ▲ 霜柱ができる季節になりました

地形図を見ればわかる通り、黒檜登山道は緩急交互の岩の道。
登山口からいきなりの急登で、ゆうやけさんの姿はすぐに見えなくなった。
代わりに、振り返れば大沼や地蔵岳が見えるようになる。

この辺りの木には霧氷のムの字もないけど。
少しずつ、登山道を白く覆う霧氷の欠片が目立つようになった。
積雪期に比べると、イワイワで歩き難い登山道です。

 一旦尾根の端っこに出ると     ▲ 背後には、地蔵岳や大沼に浮かぶ赤城神社
 猫岩標識を過ぎ      ▲ 登山道が白いのは、散乱する霧氷の欠片だ
 緑と白のコントラストも良い         ▲ 亀足隊なので休まずに頑張ろう

樹林に潜って二度目の急登を終えると、登山道は沢寄りに延びる。
そして、富士山の展望を促す標識があり、見えて嬉しい富士山を確認。

ぼちぼち木の枝に張り付く霧氷が賑やかになり、束の間の写真撮影。
この先は稜線に着くまでは、それなりの急登ですよ。

痛てっ
きょうは殆ど無風なのに、霧氷の塊りがバサバサって落ちてくる。
気温の上昇によって、枝から塊りが剥げ落ちてくるのだ。
これで吹かれたら、霧氷様はひとたまりもない。

 見えて嬉しい富士山
 霧氷を励みに登る       ▲ 若い人は足が速いのでバンバン抜かれる
 アラ古稀の余裕    ▲ 霧氷見たし、これできょうの満足度70%くらいで
 見下ろせば大沼の影         ▲ 最近、サブザック大好きなはらっぱ
 お客さん! 頭も霧氷になってますよ〜               ▲ キレイやねえ
 霧氷の額縁           ▲ 霧氷ゾ〜ンに突入の模様

寝不足おいちゃんも、霧氷林に入ってようやくオメザです。
青空を覆い尽くす感動の胸騒ぎです (^^
きょう入山した人たちは果報者だ。

急な岩の道はいつしかツルツル滑る道になった。
「あの〜アイゼン貸してあげましょうか」 と単独♀さんの優しいお言葉
「ありがとう 持ってるんですけど、意地でも付けたくない年頃なんです」

 サクラみたいに霧氷満開           ▲ 稜線まで最後の頑張りです
                              ▲ こんなところで隠居したい


 稜線分岐手前で、下山中のゆうやけさんと再会  兎と亀のほのぼの物語 (^^;
 亀さんは霧氷に釣られて頑張って2時間で登って来たのに、兎さんは1時間もかけずに駆け抜ける韋駄天だ
 そこに下りて来られたyamayuriさん を紹介してもらった
 御黒檜大神辺りには、てるてる坊主さんご夫妻 がみえてるとの情報もゲット。
 
 

 稜線分岐で、てるてる坊主さんご夫妻と          ▲ 黒檜山頂はごの通り激混み
 山頂はスル〜して展望台へ           ▲ 青空に真っ白白できれ〜
 霧氷の世界           ▲ 何気に嬉しい霧氷のシャワ〜

黒檜山頂では、大勢の方々が休憩していたのでスル〜。
そのまま展望台に続く道も、霧氷のシャワーが気持ちいいよ

ほぼ無風なので、展望台に陣取ってランチを楽しむ人が多い。
八ヶ岳から上信越国境の山々、尾瀬から日光の山まで一望です。
この景色をしばらく眺めて、赤城霧氷登山の満足度も遂に100%達成。

ちょっとウロついてみたけど、安住の地が見つからず諦める。

 浅間山
                             ▲ 展望スポットで寛ぐ人たち
 日光白根山           ▲ きょうの皇海山と男体山

 展望台から見た山の様子は、5年前のものと殆ど同じだったので、今回は手抜きをして過去分を流用しました
 けっこう面倒な作業なので、たまにはいいかってことで自分で納得済み ・・・
 以下、5年前のパノラマを貼りました (^^;

                                  ▲ 日光方面

                        目に飛び込む大展望の中心は、美しく連なる上信越国境線

                                          ▲ 南アと八ヶ岳
                                          ▲ 北アと四阿山
                             ▲ 岩菅山 - 佐武流山稜線(群馬県境100km稜線トレイル)
                                       ▲ 特異な山容の苗場山
                                    ▲ お馴染みの谷川連峰主脈稜線
                  ▲ 朝日岳から巻機山へ(昔は藪混じりの登山道があって歩いたことがありますが、今はバリルート)
                                      ▲ 孤軍奮闘する上州武尊山
                                        ▲ 燧ヶ岳と会津駒ヶ岳

 鎮座する祠は日光方面の展望           ▲ 山岳展望を確認して撤収
 帰りの山頂は人影まばらだったので、記念ショット          ▲ 素晴らしい青空に恵まれて
 霧氷が付着する冬枯れの木々         ▲ 拡大すれば、エビの尻尾っぽく

静けさを取り戻した山頂に戻って、とりあえず写真を撮り。
腹減った騒ぎのおいちゃんを連れて、御黒檜大神に向かう。
何か、こっちの方が山頂より落ち着くよね。

てるてる坊主さんご夫妻が休んでいまして。
またまたご挨拶したら、手作りの美味しい差入れをいただいちゃいました。
ごちそうさまです (^^

小沼を眺めてから、パンとカップラーメンのお手軽ランチ。
ときは11時過ぎ。

 御黒檜大神でランチタイム
 それでは引き揚げましょう       ▲ 見上げる霧氷を何枚もカメラに収め
 下るときまで残っていた           ▲ 落ち葉と苔と霧氷の欠片
 頭上から降り注ぐ霧氷の欠片         ▲ 拾い集めて持って帰りたい

下り出しは転倒リスク対策で、チェーンアイゼンを付けた。
この時期の赤城山には威力を発揮する。
100mくらい下って外したけどね

ヨレヨレ様にとっては、要注意の赤城下山道なのです。
早く雪が積もってくれればいいのにね。
ゆっくりゆっくり足元を確かめて、登りと同じだけ時間を掛けた。

きょうは家でゴロゴロするつもりだったけど、思わぬ感動を味わった。
これからあちこちの山で、雪景色が展開することだろう。

 完全に冬の気配は終了