2021.03.06 (土)   K2Couple No.0704 

堂上 節分草園
せつぶんそうえん(埼玉県)
580m
ツツジ新道の
最高到達地点
森の妖精に会いに行こう

コース最大標高差 : 260
コース累積標高差(+) : 415
コース累積標高差(−) : 415
コース沿面距離 : 4.1 km
行動時間 : 3'20"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 セツブンソウが見頃を迎えていた

  9:40 = 小鹿野町 = 10:50 堂上節分草園第二P

 第二P11:00 ... 11:05 つつじ新道登山口 ... 12:05 山居分岐 12:15 ... 12:40 山居広場(散策)13:00 【L】 13:25 ...

 13:50 押留登山口 ... 14:20 第二P

 堂上節分草園第二P14:30 堂上節分草園 15:10 = 16:20


   堂上節分草園の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


今週末は、お婆ちゃん家の庭の手入れをするって言ってたのに。
朝の仕事を済ませて、パソコンを開いたおいちゃんがバタバタし出した。
秩父の予報が変わって天気が好転しそうなので、四阿屋山に行くと言う。
急すぎだよ〜(^^; 急すぎっ

それに、四阿屋山は登山禁止の筈だけど ・・・ 
山登りじゃなくて節分草だよ、セツブンソウ見物っ。

慌ただしく車に乗り込みスタートした
9時過ぎになって、蜂の巣をつついたようなテンヤワンヤ劇場だ。

 あれは両神山ですね

 ガラ空きの節分草園第二駐車場

        ▲ 駐車場から見える四阿屋山かな

今年1月に発生した滑落死亡事故以来、山頂部一帯が登山禁止らしい。
東面登山道は両神神社奥社で、つつじ新道は山居分岐で通行止めだ。

先月の安中節分草見物が不完全燃焼に終わったので、そのリベンジ的に。10年前の同日に辿ったルートそのままに、山麓を周回して節分草園へ。
5,000uの園地は、日本有数の規模を誇る節分草自生地なのだそうです。
2007年に初めて訪問してから、今年が6回目になる。

第二駐車場から車道を少し戻って、つつじ新道を登りますね。
何も知らされていないはらっぱは、ただ付いて行く (^^;

 つつじ新道登山口

つつじ新道は四阿屋山南面を直登する、ちょっと岩岩なコースです。
第二駐車場から恰好な南尾根があるのに、何故かしら沢から入るのだ。
近くの両神山や二子山ほどではないが、基本的に岩山で。
低山にして、クサリが設置されている危険個所が多い。

取り付きから、いきなり急登が始まる。
このルートは3度目ながら、登山道の詳細は忘却の彼方に消えちゃって。

 やっぱし階段だよな 昔は秩父郡両神村だった(現在は小鹿野町に吸収合併)
 登山道を塞ぐ倒木多く        ▲ 放置された感のあるつつじ新道

杉花粉症の兆しを感じながら、マスク装着のおいちゃん。
沢に面した杉の斜面は、恐らく豪雨水の影響を受けたように荒れている。
登山道も部分的に流され、道を遮る倒木は数知れず

登山道が、沢から這い出て南尾根に乗るポイントが山居分岐。
この先から、クサリ場が始まる楽しいル〜トなんだけど。
60歳♂の滑落事故死を受けて、当分の間登山禁止措置がとられている。

 つつじ新道は山居分岐で通行禁止措置       ▲ はい♪了解して、ちょっとおやつ休憩
 これから山居まで下りトラバースで         ▲ 沢の源頭部を渡渉しますね

つつじ新道から山居広場までは、50m下りの沢捲きトラバース。
トラバース道も雨に抉れて狭く、滑落のリスクはある。
岩道ではないけど、そこそこ急斜面のトラバースなので気を遣う。

サングラスに覆面姿の、陽気な5人組♀さんとスライド。
全員同じに見えて、区別不可能な滑稽さがあった (^^
彼女たちとは逆回りで、帰りの車道歩きでも挨拶を交わす仲になった。

時間的にも山居広場は閑散として、黄色い花ばかりが目立っていた。
山居イエロ〜ワールドって感じかな。

 山居広場入口のミツマタ
 サンシュユ            ▲ 春告花の福寿草
ツツジ新道の柑橘系 ニシキゴロモの葉っぱ ミツマタ サンシュユ
ミニ水仙 日本水仙 福寿草

終わりかけの福寿草園を廻り、梅や蕾の桜、ロウバイの残り香。
季節は巡って春やね〜。

古民家風の休憩舎やトイレにも人影なく、広場中央の東屋も貸し切り。
コロナ禍にあって、山居広場の密だけが懸念されたけど嬉しい空振り。
のびのび〜。

つつじ新道の登りはそよとも風がなく、長い急登で汗を流したけど。
山居広場では、優しい早春の風が心地よく (^^
少しばかり顔を見せた青空が、いつの間にか雲に隠れてしまった。

 古民家ちっくな休憩舎

東屋にしっかり腰を据えて、春の景色を楽しみましょう。
ロウバイや寒紅梅花、桜の蕾を透かして武甲山が近い。
武甲山は、右側に大持山小持山を従えて秩父の盟主的存在ですね。

もともとこの広場でと思っていたランチタイム。
スタートが遅かったので、1時を廻ってしまった腹ペコランチです (^^;
長閑な季節やね〜。

 山居広場で腹ペコランチ           ▲ ガイドマップ掲示板を写す
 彼岸桜と武甲山            ▲ ロウバイと武甲山
 馬酔木の花                ▲ 寒紅梅
彼岸桜 蝋梅 寒紅梅 白い椿

 押留に下るよ            ▲ 完全に曇っちゃって

車道をグレ歩きしている私たちを見つけて、車を停めてくださって (^^
何とも嬉しい 「てるてるさん&まきまきさん」 に、お声掛けいただきました。
過去に山中で何度もお会いして、その度にお世話になったまきまきさん
大病を克服しつつある姿に、希望と勇気をいただきました

 てるてるさん&まきまきさんとバッタリ            ▲ オオイヌノフグリ群落
ヤマイモの咲き柄 オオイヌノフグリ ハコベ 白梅
ノジスミレ 菜の花 ショカッサイ
 最近マイブームな車道歩き        ▲ ひと廻りして朝の登山口に戻った


 堂上節分草園

午後2時半に駐車場に戻って。
ちょっと遅くなっちゃったけど、本日のメインイベント節分草に会いに行く。
第二駐車場から車で3分。

曇り空ということもあったので、開花状態が心配だったけど。
皆んな健気に、春を謳歌する如く咲き競っておりました。

園地内の人影も少なくて、のんびり気ままに鑑賞できて良かった (^^
管理の人たちが片付けを始める頃に、ゆるゆると園地をあとにする。

 節分草園受付棟
 入ってすぐ            ▲ 感動的な咲きっぷり
 寄り添って咲く        ▲ カメラおばちゃんは腰を据えて
 緑の葉っぱだ            ▲ 石垣にも咲いちゃって
                             白い絨毯模様に咲き乱れ
                             ▲ いろいろな形の花があるらしい
花弁4枚 丸く5枚 尖って5枚
丸く6枚 尖って6枚 7枚 変則8枚?
8枚 数えきれない アズマイチゲ咲きかけ
                      ▲ 立ち去りがたい心境ですが、セツブンソウもそろそろお休みタイムなので帰ろうか

 神川町から赤城山            ▲ 藤武橋から榛名山

慌ただしい出発だったけど、山居広場では比較的のんびりできたし。
時間が遅かったせいで、山も園地も人が少なくて良かった。

明日は大人しく庭仕事だな お婆ちゃん家の (^^

 藤岡市から妙義山と浅間山