2021.04.11 (日)   K2Couple No.0709 

鷹狩山
たかがりやま(長野県)
1,167m
山頂芝生広場で北ア展望ランチ

コース最大標高差 : 390
コース累積標高差(+) : 485
コース累積標高差(−) : 485
コース沿面距離 : 6.0 km
行動時間 : 4'20"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 山頂駆け登りコース(尾根道)からの眺め
  4:55 = 藤岡IC/上信越道/更埴IC = 美麻村 = 7:15 大町山岳博物館P(大町公園)
 山岳博物館P7:40 ... 7:45 付属園 ... 7:50 登山口 ... 8:30 尾根道(駆け登りコース)分岐 ... 8:40 展望休憩 8:45 ... 9:00 車道出合 ...
 9:30 植物園 9:35 ... 9:40 鷹狩山(展望台)10:10 ... 10:25 鷹狩山 【L】 10:50 ... 11:05 車道出合 ... 12:00 山岳博物館P
 大町山岳博物館P12:10 = 美麻村 = 更埴IC/上信越道/藤岡IC = 14:40

  鷹狩山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


西上州のアカヤシオも気になるところだけど、雪山にも未練があり。
おいちゃん曰く 「あした北アはどうかな」
北ア  あほか

よくよく聞けば、残雪の北アを見に行くということなので、速攻乗った(^^
昨日は足腰を酷使したので、筋肉痛でギコギコ動くおいちゃんだけど。
行くと言うんだから、連れてってもらいましょう

はらっぱナビでは、白馬への道から大町に南下するのがベストです。
更埴ICから先は道もいいし、美麻村大町間は信号もない貸切り道路。

 美麻村からは、鹿島槍や五龍が見えてきた
                               ▲ 大町市街地に近づくと名だたる名峰が横並びです
 大町山岳博物館         ▲ 大町公園から爺、鹿島槍、五龍

山岳博物館の直下広場が、桜の名所大町公園のようで。
桜はまさに今が満開のとき。
時間が早いせいか人出は未だ殆んど見られないし、出店もクローズ。

何はともあれ、山岳博物館のトイレを借りて。
公園の桜をこよなく愛でて、桜花と山岳のコラボを楽しむひとときです。
無風快晴の中で空気はひんやりして、身が引き締まる氷点下3℃。

 公園内でお花見気分          ▲ 満開の桜の上に美しい銀嶺

大町公園のさくら&山岳展望に気を良くして、ゆっくり山支度にかかる。
何処から登ったらいいのか、登山口らしい雰囲気がないな
ようやく案内標識を探して、舗装路を登って行くと。

山岳博物館の付属園に出た。
何かよそ様のレポと違っているようなので、戻ってやり直す。

はらっぱが、トレッキングコース標識を見つけてきた
最初に見つけた立派な標識は、山頂に至る車道案内だったって訳 (^^

 この登山口を探すのに手間取ったりして
アリアケスミレ センボンヤリ フキも満開だし スミレサイシン
カキドオシ ヒメカンスゲ モミジイチゴ ネコヤナギ
                         ▲ 最初に開けた所から大町市街地を俯瞰する

北ア展望は、蝶ヶ岳から白馬まで途切れることなく続いている。
群馬からも眺められるお馴染みの稜線だけど、近いだけに迫力満点。
眠い目をこすって朝駆けしたのも、この景色が見たかったから。

後立山連峰の中でも、特に爺ヶ岳が印象深い。
北アで初めて小屋に泊まって、山の素晴らしさを心に刻んだ想い出の山。
あの頃は未だ若かった
もう一度種池山荘に泊って、山上をブラブラしたい衝動に駆られる

 想い出の爺ヶ岳をズームする
 山登りはこのポーズから始まる           ▲ 花粉はあるけど花は少ない
アオイスミレ ツルリンドウ シュンラン(蕾) クロモジ ダンコウバイ
 駆け登んないけど、展望の尾根コースにしよう           ▲ 少しでも高いところが好き
                           ▲ ここで休まないとバチが当たりますので、切り株に腰掛けて展望休憩
 唐沢岳とダンコウバイ         ▲ 尾根コース右前方は南鷹狩山
 展望も良く歩きやすい駆け登りコース               ▲ 車道に出て
 山道に入り直す        ▲ 親切すぎる道標が何気に可愛い
 植物園と言われちゃ無視できないはらっぱ       ▲ 怪しい道が続く植物園ってどんなとこかな
 途中にショウジョウバカマだけ咲いてた           ▲ 廃道寸前の雰囲気ですね

霜柱を踏んで植物園らしき場所に出たら。
花の銘板はいっぱい並んでいるけど、花どころか葉っぱも皆無で。

このあと山頂展望台に上がったら、この山に咲く花の写真ポスターがあり。
ササユリ、サンカヨウ、ニッコウキスゲ、マツムシソウetc。
花の山らしいことはわかったけど、今は雪解けしたばかりで殺風景です。

壊れかかったベンチやテーブルはあるが、ランチ気分にはなれない
別ルートで山頂に向かう。

 殺風景な植物園エリア

山頂の芝生広場やベンチは、大勢の若いグループに占領されてて
年寄りは控えめに、遠くから山岳展望を楽しみますね。
恋人の聖地モニュメント も何気に気恥ずかしく、はらっぱだけ速攻撮る。

山頂展望台に上がってみても、朝から同じ景色なので気合入らず。
鉄階段を随分登ったのに、何気に無駄な作業だったような (^^;

落ち着かないので、みはらし展望広場に移動してランチにしよう

 恋人の聖地          ▲ 山名表示板と照らし合わせて
 山頂展望台に上がって山座同定           ▲ 5F屋上テラスの展望台
                            ▲ 山頂展望台から後立山主稜線
                         ▲ 安曇野平の絶景、南は蝶ヶ岳から北は白馬小蓮華山まで一望できる
 みはらし展望広場に行ってみましょう  植物園の先はヤブっぽくなったのでイヤになった
   車道経由でリタ〜ン  何だかなぁ 無駄足に終わった
     ▲ 山頂に戻ったら若者たちがいなくなっていたので、我が世の春とばかり芝生に陣取って山岳展望ランチタイムです

 帰りは、遊歩道を反対側に下ることに                  ▲ コブシ

標高差はそれなりにある山だったが、山頂まで車道が延びていて。
車族も結構いたような感じで、鷹狩山は観光地という認識です。
山頂部の施設等も俗っぽいけど。
それを我慢すれば、広角な眺望は素晴らしく一度は登ってみたい山だ。

下りでは、普通にトレッキングコースを歩いたがつまらなかった。
花のない時季だったので、なお更そう思ったのかも知れないが。
尾根通しの山頂駆け登りコースをピストンする方が、眺めも良くベターだ。

登りでは気付かなかったコブシの花が、あちこちに咲いていた
足元の花を探して下ばっかり見てたからね、登りでは (^^;

 杉林や自然林の遊歩道
ヒナスミレ ナガバノスミレサイシン アオイスミレ ナガバノスミレサイシン
キブシ ヤエザキスイセン イチヤクソウ コガネネコノメ

登山口に近い展望場所に立って、山に囲まれた大町を改めて見下ろす。
ここに住んでる人たちは、毎日こんな景色に囲まれて倖せだよね。
まあ、何処に住んでもそれなりの苦労があると思うけど。

花を求めて二人で沢に下りてみたら、コガネネコノメの群落を見つけた。
終わり良ければ全て良しということにして、駐車場に戻ったその時に。
ちょうど正午を告げるチャイムが鳴り始めた

 ずっと同じ景色だったけど、何気に名残惜しい           ▲ 二人で沢に下りて花探し


 駐車場は満杯で、空きを探す車が次々と出たり入ったりしていた。
 山岳博物館は入ったことがあるのでカット、付属園もついでにカット (^^
 勝手な推察ですが、殆んどの車が大町公園の桜が目当てで、博物館に入る人はいないような感じだった。
 コロナ禍と言えども、日本人は桜の美しさに桜の季節にじっとしていられないのだろう。


 駐車場は激混みで       ▲ 花見客で賑わう昼下がりの大町公園

昔懐かしい葛温泉仙人閣で、お風呂に入ってのんびりしようか。
私、コロナが恐いから行かないよ。

他に何処か行きたいところあるかな。
ないっ。
結局何処も寄り道せずに、真っ直ぐ家に帰ることにした
特に楽しいことはなかったが ...
北アを眺めに遠出して、ちょっと幸せな一日になった。

 桜と山を満喫したので真っ直ぐ帰ろう
 沿道の桜や          ▲ 里を飾る山桜も綺麗だった
                        ▲ 北アの山岳展望と華やぐ里の季節をお土産に