2016.02.07 (日)   K2Couple No.0527 

高峯山
たかみねやま(長野県)
2,106m
新雪ゼロ、霧氷ゼロ、展望そこそこ

コース最大標高差 : 135
コース累積標高差(+) : 180
コース累積標高差(-) : 180
コース沿面距離 : 3.2 km
行動時間 : 3'05"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です ▲ 雪稜を闊歩するはらっぱ
 
  7:25 = 藤岡IC/上信越道/佐久IC = 8:55 車坂峠高峰高原ホテル
 車坂峠 9:15 ... 9:45 展望台 9:50 ... 10:10 粒ヶ平 ... 10:30 高峯山 【L】 11:15 ... 11:35 粒ヶ平 ... 12:00 展望台 ... 12:20 車坂峠
 車坂峠 12:35 = 浅間サンライン = 松井田妙義IC/上信越道/藤岡IC = 14:15

    高峯山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


前の晩に高崎市では小雨が降っていた。
こりゃ山は雪だぜ、と言い残しておいちゃんは12時過ぎに就寝。

目覚めてみれば晴れている。
寒いけど行こうか、スノーシュー。

高い山では雪が降ったかも知れないとか、寒いから霧氷が出来てるかもとか、おいちゃんの楽観的観測全開です。
とりあえずスノーシューを物置から出して、浅間方面に車を走らせる。

 妙義の向こうから、白い浅間が呼んでいる

浅間界隈の山を幾つか候補として挙げるおいちゃん。
黒斑だろ、烏帽子、角間、高峯と、え~とあと何だっけ。
その中で私が選んだのは、スノーシュー向きでしかも一番楽な山ですよ

佐久ICで降りて、グリーンロード、浅間サンライン、チェリーパークラインを繋いで、いつもの道をいつもの景色を見ながら高峰高原に向かいます。

さすがに長野県に入ると、田園地帯は見渡す限り雪景色ですね。

 グリーンロードから浅間連山

高峰高原への道は綺麗に除雪され、赤城山の道とは違っていました。
ASAMA2000スキー場があるからでしょね。

昨夜は雪が降らなかったのか、木々の着雪は見られない。
想像以上に雪が少ないし (^^;

 アプローチ楽勝
 車坂峠から小諸の街と八ヶ岳              ▲ 八ヶ岳連峰

高峰高原ホテルでトイレを借りて、あれこれ準備して出発しますね。
ここ車坂峠の気温は、マイナス12℃です。
団体様で賑わっておりました。

登山口の鳥居前でスノーシューを履いてレッツ・ゴー。
ところがトレースがしっかり踏み固められてて、何だか拍子抜けですよ
これじゃツボ足で充分歩けるじゃん。

稜線まで130m程の登りを頑張る。
わざわざトレースを外して登るおいちゃんです

 駐車場から黒斑山
 鳥居が高い (雪が1mくらい少ない)              ▲ もう登り終了

あっけなく登りが終了して、あとは頂稜線をポコポコします。
展望台に上がると八ヶ岳が見えて、嬉しいことに富士山まで見えます。

頭上はピーカンですけど、遠くの山は雲が多いです。
すっきり見えるという訳にはいきません (^^;

 展望台
 富士山         ▲ 八ツ 赤岳、硫黄岳、天狗岳

ここからトレースは稜線直下の夏道通しに付いていましたが、私達は稜線トップを歩くことにしますね。
雪は最中状にクラストしているものの、案外潜ります。

右の下からスキー場の音楽が流れてきて、ルンルン気分。
と思ったら、冷たい風が容赦なく吹き付けて頬が痛いですよ。

駐車場でマイナス12度でしたから、稜線の体感温度はマイナス15℃くらいですねきっと。
もっと寒いのかしら。

 展望台から下って
 寒すぎ~           ▲ 着膨れてるから大丈夫
                            ▲ 水ノ塔山が雪雲に飲まれそう
 黒斑山               ▲ 富士山だよ
 高峯山へ            ▲ 雪女の洗濯板

それでも歩いてると温まってきますが、汗かきのはらっぱが珍しくず~っと上着を着たままでした。
そして、お手々は凍りそう。

高峰温泉への分岐、粒ヶ平を過ぎて、石楠花の尾根を進みます。
昨年おいちゃんが退院後に、赤城の詩隊と一緒にシャクナゲを見に来たのを思い出す。

 粒ヶ平の落葉松               ▲ 分岐標識

石楠花の葉っぱが、可哀想な位に縮こまっていました。

暖かくなったら綺麗な花をいっぱい咲かせてくださいな。
また会いに来ますから。

 シャクナゲ
▲ やっぱり下の道が暖かい訳で              ▲ 着雪のつらら

ちょこっと展望のある場所から、何と槍・穂高が雲の上に見えました。
おいちゃんは絶対気付かないと思って待っていましたが、写真撮影に夢中なのかなかなか来ません。

待ちくたびれて迎えに行きかけたら、へこへこやって来ました。
写真じゃなくて、下山する人と話してたらしいですけど。

ほら見てみ、槍・穂高だよ。
ほんとだ。
私が見た時より雲に隠れてしまったけど、穂高は何とか見えてたわ。
写真撮ってみたら、かろうじて画面に収まってました (^^;

 前穂・奥穂・涸沢

ここからちょっとで山頂です。
いわゆる高峯山頂は、最高地点から少し下っているような。
私達が山頂に着いた時は、北アは全て雲の中でした。

日当たり良好なれど風が冷たく。
高峰神社にちゃちゃってお参りして、速攻岩陰へ避難するのでした。

スノーシューツアーの方々が、ガイドさんに連れられて来ていました。

 下って山頂 ?
 寒いし             ▲ 高峯神社にお参り
                           ▲ ツアーの人たちが引き上げるみたい
                                ▲ 黒斑山と剣ヶ峰

大岩の陰でランチにします。
駐車場からず~っと空中にキラキラ輝いてるものが浮遊していて、風花かなと思ってたのですが風花ではありません。
この細やかさはダイヤモンドダストのようでした

おいちゃんが雪だるまを作ろうとしますが、パウダースノーで固まりません。
思案の果てに、クラストした雪の欠片で代用しました 可愛い~。

 大岩の上でピース               ▲ 山頂標識
 足を投げ出して岩陰でランチ              きもかわゆい

帰る頃には風もおさまり、展望を楽しみながら下ります。
我が西上州の御荷鉾山や赤久縄山が見えていたのは驚きでした。
両神山や妙義山、奥秩父の山々も視認できます。

近くの籠ノ登山や水ノ搭山は見えていますが、湯の丸・烏帽子方面にはず~っと雲が張り付いていますよ。
ねっ 高峯山で正解だったでしょよ。

 御荷鉾山から赤久縄山まで

帰りもトレースより上の稜線を歩いて、二人だけの足跡を残してきました。
あっち歩いたりこっち歩いたり、トレースぐちゃぐちゃですけどね (^^;

風が収まればこっちのもの。
嘘のように暖ったかいよう。

 無垢な雪を踏んで
 おいちゃん先行         ▲ 籠ノ登山・水ノ塔山もスッキリ

高峯山はもちろん、水ノ登・籠ノ塔の雲も取れました。
空は限りなく青く、富士山もまだ見えている。

霧氷には遭遇できなかったし、新雪を蹴って歩くことも叶わなかった。
贅沢を言ったらキリがありません。
楽しい稜線歩きで満足です。

 気持ちいいよね                ▲ 高峯山
 展望台に戻って             ▲ 待ってたおいちゃん
 また変なルートこしらえてるし          ▲ 落ちそうで落ちない屋根の雪
 バチ当たるぞ          ▲ 駐車場の雪は溶けていました

 お世話になりました           ▲ 何処から来たんでしょうね
                            ▲ 浅間サンラインを走りながら浅間山を眺めて

帰りは浅間サンラインからR18の一般道にします。

先日の軽井沢(入山峠)のスキーバス事故現場には、花束を供えて供養している方々の車が3台。
手を合わせながら通過します。

こんな緩やかな場所で、悲惨なバス事故が起きるなんて信じられません。

 スキーバス事故現場