2016.10.15 (土)   K2Couple No.0561 

奥日光 逍遥
おくにっこう しょうよう(栃木県)
1,668m
小田代ヶ原 1410m 高山 1668m 竜頭の滝 1300m
紅葉は外れても、カープカラー全開

コース最大標高差 : 380
コース累積標高差(+) : 600
コース累積標高差(−) : 750
コース沿面距離 : 12.5 km
行動時間 : 7’15”
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  小田代ヶ原から太郎山と男体山

  3:10 = 4:45 足尾 = 第二いろは坂 = 5:15 竜頭の滝

 竜頭の滝 6:15 ... 竜頭の滝散策 ... 6:35 プチ吹割滝 6:40 ... 7:00 竜頭の滝 ...

 7:05 竜頭の滝バス停 7:14 【BUS】 7:23 湯滝入口バス停 ... 7:35 湯滝 7:45 ... 8:10 小滝 ... 8:35 泉門池 8:45 ... 小田代ヶ原 ...

 9:35 小田代ヶ原バス停 9:45 ... 10:10 石楠花橋分岐 ... 10:40 熊窪分岐 【L1】 10:50 ... 11:30 高山 【L2】 12::00 ...

 13:00 竜頭の滝上(高山登山口)... 13:30 竜頭の滝

 竜頭の滝 13:35 = いろは坂 = 足尾 = 16:05


   日光高山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


やった〜晴れたぜ〜。
珍しく週末に、快晴のプレゼントです。

土日晴れなら、紅葉狙いの東北とかちょっとした高い山に行きたいけど。
権現岳で壊したはらっぱの膝は、1週間では復活しなかったのよ
紅葉の便りに心が落ち着きませんが、今週は山はお休みかな

そんな折、はらっぱのことを気の毒に思ったおいちゃんが、簡単に歩けそうな奥日光戦場ヶ原をチョイスしてくれました。

 朝の竜頭の滝駐車場

奥日光は人気の紅葉スポットなので、6時前には駐車場が埋まるらしい。
ということで、早朝まだ暗い3時に出発します。

西の空には満月(二日前が十三夜)が残っていました。
順調に走ってまだ明けやらぬ明智平に着きまして、時間の余裕があればここで日の出を拝みたいところですが先を急ぎます。
ちなみに、ここの駐車場も満車に近かったです。

暗い第二いろは坂を登って中禅寺湖に着き、竜頭の滝へまっしぐら。
運良く空きスペース2台分の駐車場に滑り込み、続々と押し寄せる後続車は諦めてUターンして行きました。

 観瀑台の屋根に掛かる紅葉

寒いでしゅ。
家を出る時は11℃、明智平5℃、中禅寺湖2℃、竜頭の滝氷点下。
車の中で朝食を食べながら、ひっきりなしに出入りする車を観察する。

朝日が射して明るくなってきたので、竜頭の滝散策に出ましょう。
紅葉が始まったばかりの滝見物ですがね。
正面から眺める観瀑台は、カメラマンや観光客でごった返しの激混み。
あたしにも撮らせろ

 竜頭の滝 (右側のみ)             ▲ けっこう激流だよ

湯川竜頭の滝沿いの遊歩道階段を詰め、車道をクロスして穴場へ。
プチ吹割滝は訪れる人もなく、嘘のような静けさに滝音だけの世界です。
K2隊貸切

朝霧が流れて、感動的で幻想的な時間が流れていました。
道には霜柱が立って、霜の降りた熊笹が朝日にキラキラ輝いていました。

 プチ吹割の滝       ▲ この流れが竜頭の滝を経て中禅寺湖へ
 朝日に光る笹の霜                ▲ 霜柱
シロヨメナ ヒメジョオン イヌタデ ノコンギク ナギナタコウジュ


 寒さに震えながら車道に戻って、竜頭橋(竜頭滝上)から湯川を見下ろす人たちの仲間入りします。
 ん 竜頭の滝上にもバス停があるじゃないですか〜。
 こんなことなら、ザックを背負ってくれば良かった。

 橋の上からは、霞んだ中禅寺湖や対岸の社山も見えました。
 ようやく空の色も青くなり始め、予報通りの好天を期待させますね

                       ▲ 竜頭の滝の上部から湯川の流れと中禅寺湖

調査不足で無駄足を踏みましたが、再び駐車場に下りまして。
トイレを済ませてバス停に向かいます。
本日の予定は、登りはバスに乗って歩きは下りだけのチョンボ行 (^^;

バス停に備え付けの寒暖計を見てびっくりです。
ここは風の通り道だからでしょうか、マイナス4℃でした。

東武バスの始発は7時14分、定刻にやってきました。
乗ろうとすると、運転手が「ストックにキャップがないと乗車できませんよ」
やばっどうしよっ、手袋を被せてキャップの代わりにしました
予備のストック持って来たんだけど、よく確認しなかった訳で。

 竜頭の滝バス停

湯滝(湯ノ湖)から歩き始める魂胆ですので、湯滝入口BSまで¥420。
バスを降りて、湯滝p(トイレ付き)から湯滝へ。

早くも大勢の人が来てました。
私の記憶で湯滝の階段を下り始めると、おいちゃんは初めてだと言う。
そうか私は昔、某会のバスハイクで来てたんだわね。
湯滝から小滝への周回コースに入ります。

 湯滝              ▲ 周回コースへ
 紅葉ないな          ▲ 川の流れはトロトロ緩慢で

紅葉した木は全然ないじゃん。
たまに見かける程度で、チョッと寂しい道やね。

ここは頭を切り替えて、紅葉のことはきっぱり忘れちゃいましょう。
豊かな森と悠久の川の流れに癒しを求めよう。
湯川の流れは、瀬音優しく語りかける。なんちゃって
静かな森も、詩情豊かな秋のひとときへいざなう。

 赤いのあったぜ       やっぱし紅葉のことが頭から離れない訳で

やがて沢の音が大きく聞こえるようになったら、それは小滝でした。
マイナスイオンはここまで届くだろうか。

ここから先、木道は川沿いに付けられていますね。
平坦な道だと思ってたら、小さなアップダウンが結構ありました。

 小滝さん
 登るんかい           ▲ 再び沢の近くをポコポコ
 落ち葉は紅葉色だけど         ▲ 黄葉が微風に散り、終盤の輝き

やがて木道は湯川から離れ。
少しでも紅葉してる木を見つけると、いっせいに駆け寄ってカメラを構える。
どうしても、紅葉の二文字が頭から離れない二人らしい (^^;

そんな不真面目なトレッキングですが、小田代橋を渡って間もなく立派なベンチがいくつもある休憩地に出ました。
泉門池です。
「せんもんいけ」って言ってたけど、「いずみやどいけ」が正解らしい
湖面の上の男体山を眺めながら、大福休憩でまったり過ごす。

 泉門池

戦場ヶ原と小田代ヶ原の分岐に着きました。
はらっぱの膝は今のところ問題ないみたいなので、小田代ヶ原経由で高山を引っ掛けて帰ろうかということになった
戦場ヶ原は歩いたことあるしね。oboetenaikedo

ここで、二人の子連れお母さんと一緒になりました。
お姉ちゃんはうちの孫と同名でしたので、おいちゃんがちょっかいを出す。
可愛いお子たちでした (^^

 鹿避けの回転ドア
 太郎山                ▲ 男体山

小田代ヶ原に向かう木道は、綺麗に整備されてさすが日光ですね。
白樺林の中にすっと伸びた木道から、めざす高山が見えていました。

とっても気持ちの良い清々しい遊歩道。
遊びながらチンタラ景色を楽しむことのできる小田代ヶ原でございます (^^
夏には多くの花が咲くのでしょうが、今はみんな枯れています。
ここで咲くホザキシモツケも茶色になっていました。

 あれは高山かな                ▲ 押忍 ♂

原から日光の山々が並んで見えます。
今年6月に登った太郎山も。【REPO】
女峰山は大小真名子山の間に、遠く頭だけちょこっと出していました。

お父さん(男体山)は前面に出て堂々と。
太郎さんは、ちょっと距離を置いて独立心旺盛。
お母さん(女峰山)は、大真名子と小真名子の間で目立たず控え目に。

 小田代ハイウェイから奥白根山の尾根            ▲ 白樺は楚々として

                       ▲ 小田代ヶ原から日光の山 (日光三山:男体山、女峰山、太郎山)

                                   ▲ 奥白根山方面から男体山まで
ヤマゴボウ ルイヨウショウマ ノイバラ ホザキシモツケ
ミヤコグサ マユミ フクオウソウ

小田代ヶ原から脱出して、バス停広場に出ます。
トイレを拝借して。
草むらには、小さなミヤコグサがまだ咲いていましたよ。

ここからは暫く車道歩きです。
西には、前白根山の一角がチラっと姿を見せていました。

静かな無公害バスがやってきました

小田代原のバス停広場
 前白根前衛の山           ▲ 車道をテクること25分

車道歩きは好きではありませんが、先を急ぐ旅ではありませんので。
紅葉を探しながら、振り返って山並みを眺めながらダラダラと散歩ちっくに。
このまま行けば石楠花橋に通じる道です。

際立った紅葉もなく何気に飽きてきた頃、中禅寺湖に抜ける山道の分岐。
車道と違って、落ち葉の道は哲学の道。
今晩は何を食べようかななんて (^^; 変な哲学なのね

 中禅寺湖熊窪に抜ける道

ここは高山の山麓なのか、戦場ヶ原の延長なのか良くわかりませんが。

白樺林と笹原のコントラストが美しく。
青空で自由に遊んでる雲たちの流れる様を、眺めて歩けば癒し度95%
癒されてお腹もペコペコ (^^

 高山登山口へ          ▲ 白樺の黄葉が心に沁みて
                            ▲ のどか〜な秋のプロムナードです

やっと見覚えのある三叉路分岐に着きましたよ。
お腹空きすぎ。

高山の登りに備えて、パンと で軽く腹ごしらえしましょう。
ここからおよそ200mの登りです。
低山なのに、その名は高山ってこと。

 熊窪分岐 (高山登山口)
 緑もたけなわ        ▲ たまに ご機嫌取り程度の秋色

ここからはチョッとした急登です。
私の膝はちゃんと登ってくれるのでしょうか、ちょっと心配になってきた。

途中の斜面で、♂4職人さんが登山道の整備をされていました。
その真上も以前より整備されて、真新しい鎖が2箇所付けられていました。

山頂には誰もいなくて、二人っきりでやや寂しい状況で。
カップラーメンを煮てたら一人二人、食べてたらグループがやってきて総勢8人の山頂になりました。

 寂しすぎる山頂です
 山頂広場        ▲ いや〜ん ばかん (貴重な紅葉撮影)

隣の倒木に腰掛けた地元らしいお兄さん に疑問を投げかけてみた。

この山は紅葉しないんですか ?
いやそんなことはありませんよ、今年は遅いみたいです (^^

期待して登ってきたのにダメだったか。
目の覚めるような紅葉が見たかったのに、眠くなってきた訳で (^^;
朝早かったし。

 さて若干ヤケ退散
 雲優勢の気配           ▲ こちら側はなだらか斜面

下りは標高差300m超だけど、大丈夫かな
楽な下りと認識してましたが、思ったより急な斜面もあった。
普段は何でもない道でも、壊れた足をかばってダブルストックで下りました。

撒き道からカップルさんが登って来たので、当然待つだろうと思ったけど。
リードのおいちゃんがピーク越えしたので、何気に付いてっちゃった私。
膝が痛いのに何でやねん
と嫌々歩いていたはらっぱが、下りで引っ掛けて熊笹の斜面にダイブ
おいちゃんのせいだ。
( 膝が痛い人の気持ちが、わからないらしい )

 ここはジグを切って下る
 まじ紅葉だ♪ いきなし驚かさないでくださいよ         ▲ 家の階段は手すり付きだけど
 湯川(北側)斜面に紅葉多し           ▲ でもこの程度な訳でして
 本日の紅一番         ▲ 季節はさかのぼって晩夏のよう

壊れた膝と付き合うのは、当然登りより下りが辛かったよ。
それに、きょうは紅葉も期待ハズレだったしね。

へなへな心地で登山口に下りて来ました。
こちらの登山口は竜頭橋のたもとです。
駐車場からはみ出した路駐の車多数。

想定内の観光客や車の雑踏
こういうの苦手ですが、人を掻き分けても竜頭の滝pに戻るしかない訳で。

 竜頭の滝上の竜頭橋から男体山
 激流は狭く険しく              ▲ 観光の皆さま
 滑めてるし        ▲ 山の上より紅葉が進んでいるみたい

竜頭の滝p。
駐車待ちの車が並んでるし、♀トイレ待ちの行列も出来てました (^^;
恐るべし秋の奥日光。

渋滞を避けて金精峠越えも考えたのですが、尾瀬帰りも多いと思われ。
どっこも寄り道せずに、早々といろは坂を下って帰ってきました。

いろは坂の紅葉は、まだまだこれからのようです。
紅葉に限って言えば、フラストレーション満載の奥日光逍遥の一日でした。

 激混みトイレの列
 精一杯の紅葉サービス            ▲ 二荒山神社の鳥居
 いろは坂の紅葉 未だ燃えず             ▲ 岩肌のプチ紅葉

ラジオから流れるカープのCSファイナル中継を聴きながら帰る。
DeNA との第4戦を迎えたのだ。
きょう勝利すれば、正真正銘のセリーグチャンピオンです。

初回にいきなり6点ゲット  笑い止まらん。
しかし徐々に追い上げられ、ハンドルを握る手にも力が入る

辛くも1点差(8-7)で逃げ切り、日本シリーズ進出決定
来週は、25年ぶりの頂上決戦へ

 10月16日付 読売新聞
 広島東洋カープ公式サイトより           ▲ 同左 中崎君と石原君