2018.05.20 (日)                        K2Couple No.0599

十文字山 
じゅうもんじやま (埼玉県・長野県)
2,072m
        十文字峠 1974 十文字山 2072
一度は行きたい十文字小屋の石楠花

コース最大標高差 : 615
コース累積標高差(+) : 935
コース累積標高差(-) : 935
コース沿面距離 : 9.5 km
行動時間 : 7'30"
* 距離と最大標高差・累積標高差は GARMIN GPS data です  カモシカ展望台にて
 ■ 5:00 = 藤岡IC(上信越道)下仁田IC = 内山峠 = 佐久臼田IC(中部横断道)八千穂高原IC = 川上村 = 7:25 毛木平p
 毛木平p 7:55 - 8:05 甲武信ヶ岳分岐 - 8:10 千曲川源流挟霧橋 - 8:35 水場 - 10:05 十文字山西尾根に乗る(八丁坂ノ頭) -
 10:40 十文字小屋(峠)10:55 - 11:00 乙女の森 11:05 - 11:25 カモシカ展望台(L1) 11:50 - 12:05 十文字小屋 -
 12:30 十文字山 12:40 - 12:55 十文字峠 - 13:30 十文字山西尾根 - 14:00 (L2) 14:20 - 15:00 挟霧橋 - 15:25 毛木平p
 毛木平p 15:40 = 川上村 = 八千穂高原IC(中部横断道)佐久臼田IC = 内山峠 = 下仁田IC(上信越道)藤岡IC = 18:15


  この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)
                                                 十文字小屋の場所


                              ▲ 上信越道から妙義山
                           ▲ 内山峠から見上げる荒船山艫岩


 昨日吹き荒れた風は収まり、きょうは一転爽やかな初夏の山日和です。
 しかし群馬の空はピーカンだったのに、長野方面には重い雲が垂れ込めています。
 ちょっとガッカリのはらっぱ。
 きょうは展望もない山だし花見が目的だから天気なんか関係ないよ、と悠然と運転しているおいちゃん
 やっぱりなぁ ・・・ 内山トンネルを抜けた辺りはどんより雲の下で、何気に気温も6℃と低く肌寒い長野県だった

                       ▲ 小海町を過ぎればスッキリ晴れて八ヶ岳も顔を出し
                   ▲ 川上村の高原野菜畑からは、金峰山や瑞牆山などが見えた

 我が家の登山スケジュールでは、そろそろシャクナゲ見物の時期を迎え。
 浅間のシャクナゲ園、浅間隠のシャクナゲ尾根、高峯山、はたまた御座山と候補が多くてリンダ困っちゃう。
 そんな中、前々から気に掛かっていた十文字小屋が急浮上
 一昨年甲武信ヶ岳を周回したときに十文字小屋を訪問したのですが、8月のお盆休みだったので当然石楠花の花はなく。
 小屋周囲も夏の花が少し咲いているだけで、閑散としていたのを思い出す。

小屋番の宗村♀さん情報では咲き始めたらしく、来週が見頃のようです。

ただ満開の時季は激混みで、駐車場に困るほどの人気ということで。
一足先に行って来ますね。  

まだ空いてるだろううと思った駐車場は、満車寸前でギリギリセーフ
後続の車は、駐車枠からはみ出したりねじ込んだりの悪戦苦闘です。

トイレを済ませて、まだ記憶に残るアプローチに進みます。

 毛木平駐車場は満車

早速、満開のミヤマザクラさんが迎えてくれます。
あとは足元にシロバナヘビイチゴが賑やかに咲いてるだけで。
スミレはまだ眠っていました。

甲武信ヶ岳への分岐を左に折れ、瀟洒な千曲川源流の狭霧橋を渡って。
ココロは十文字小屋のアズマシャクナゲ。
シャクナゲの競演に期待です。

 ミヤマザクラ
 甲武信ヶ岳分岐           ▲ 千曲川源流 「狭霧橋」
シロバナヘビイチゴ シロバナヘビイチゴ エゾノコリンゴ ミヤマザクラ
ヒカゲスミレ タチツボスミレ サルオガセ イワセントウソウ
フデリンドウ ヤマネコノメ

沢に下りるまでは散歩道です。
控えめに呼びかけるような小鳥のさえずりが爽やか。
心地良い出だしですよ。

目的地もなく、ただブラブラ山の中を歩くのもいいかな
いろんなことを考えながら、いえいえ何も考えずに。
グリ~ンシャワーに身を委ねて (^^
悠々夢の中

 フカフカの歩き易い道

夢から覚めれば記憶喪失のはらっぱ。
登りと下りの違いこそありますが、一昨年下ったばかりの道なのに。
全く記憶にない道を辿り始めます。
枝沢に絡んで丸太橋を渡って渡り返して  こんなんだったっけ。

ハシリドコロがいっぱいあったけど、大きな種をぶら下げてました。
トリカブトの葉も多かった。

 最初の渡渉             ▲ 2回目の丸太橋
苔生す流れ イワボタン ハウチワカエデ ハシリドコロ
オオタチツボスミレ タチツボスミレ 小滝もあったりして 水場

沢の石は苔生して小さな滝もあったりして、豊富な水が流れていました。
小1時間も登ると涸れ沢ちっくになり、石の上を渡ります。

足元に注意しながら黙々と登っていると、おいちゃんから声掛け。
見上げれば、ミツバツツジが咲き。
山の中には、シャクナゲが綺麗に咲いているのが見える。

石ゴロ道を登り         ▲ 眼を上げればミツバツツジの花
ミツバツツジ アカフタチツボスミレ ワチガイソウ コチャメルソウ
コケかな ムシカリ(オオカメノキ) コミヤマカタバミ

沢を離れると一気の急登で、ジグザグと変わらない景色を繰り返し。
八丁坂200mを登る辛抱の時間です。

下山して来た単独♂さんに。
花はどうでしたかと訊くと、「咲いてましたよ」
あとどれくらいですかと尋ねれば、「歩いてたら着きますよ」 だって。

悪い質問の典型だった

 ジグを切る八丁坂

ようやくヘコヘコ西尾根に上がり、記憶のある山道になりました。
そうよ、この道を歩きたかったのよ。
こんな道だけ鮮明に記憶が残ってるって、変なのっ (^^;

沢沿いの道や八丁坂は、完全に忘却の彼方に。
ず~っと快適な道が続いていたという認識だった。
嫌なことは忘れて良い想い出だけ記憶に残す、お得な性格だよ

 十文字山西尾根に登り上げると           ▲ 十文字山を捲く快適な道

ルンルンで小屋に着きました

小屋の周りは、アズマシャクナゲが綺麗に咲いて迎えてくれました。
シャクナゲに埋もれる、こんなお伽話ちっくな小屋に泊まってみたい。

少し時期が早いだけで誰もいない。
小屋の周りを散策して、静かに二人だけで観賞できたよ。
七分咲きかな。

 シャクナゲに埋もれる十文字小屋
 シャクナゲの回廊を進めば             ▲ 十文字小屋の玄関

ふと見ると、シャクナゲの奥に白い山が並んでいたのよ。
何処の山だろうねと話している時に、男女カップルさんが空身で現れ。
北アの白馬岳ですって教えてくれた。

うん
はらっぱが、白い山の下に妙義山を発見。
榛名山も見える。
北アじゃないじゃん、上州の山の向こうは谷川岳だよ。
逆らってもいけないので、二人だけの秘密にしておいたけど (^^;

 白い山が見えるよ
                          ▲ 見る人によっては北ア白馬連峰らしい
                               ▲ 谷川連峰と榛名山
 妙義山と仙ノ倉山          ▲ 榛名山と谷川岳~朝日岳
マイヅルソウ フイリミヤマスミレ アズマシャクナゲ シロバナエンレイソウ
コキンバイ コ ヨウラクツツジ

さて、きょうの主目的地は小屋から下る石楠花の群生地ですよん。
満開ではなかったけど、乙女の森の雰囲気は味わえました。

シャクナゲ群生地を展望できるように、丸太の櫓が組んであり。
登ってみれば、すばらしいシャクナゲの海原ですよ。
シャクナゲの波に飲まれて酔っちゃいそぅ。
乙女の森って命名の由来は知りませぬが、素晴らしい光景でした。

 超手作りの展望台 (^^             ▲ 山奥に群生地あり
 シャクナゲの海だ~            ▲ 全部シャクナゲ (^^

そして、更に下ってカモシカ展望台へ。
この道も延々とシャクナゲの回廊が続いて驚くばかりです。
何処に展望台があるのと疑うほど下って行くので、断念しようかと思った。
どうする?

でも、ここまで下っちゃったんだから行くっきゃないでしょよ
御意。

 シャクナゲのプチトンネル          ▲ トンネルに佇むおいちゃん

東沢の支流松茸沢を経由して、終点は支尾根先端の崖の上でしたよ。
一昨年歩いた山並みと南八ヶ岳、そして右には少し雲のかかった北アも。
千曲川源流域を見下ろす好位置にあった。
( 古くはここから東沢に下るカモシカ新道があり、カモシカ展望台はその名残りらしい )

ここで、まったり展望ランチにしました。
ランチをしていると、お二人さん♂がやって来た。
「やっぱり南アルプスはスゲ~なぁ」

 南○○だけは合ってるけど ・・・ ふふ (^^
これも逆らってはいけないので、二人だけの秘密にしておいた (^^;
きょうは秘密ばっか

 カモシカ展望台はお立ち台なんちゃって
 南八ヶ岳         ▲ 埼玉県最高峰 三宝山2483m
 崖上のランチタイム            ▲ 崖上のシャクナゲ
 十文字小屋に戻って下山       ▲ と思ったら十文字山に登るんだって

私はこのまま帰りたかったのに ・・・
おいちゃんは、十文字山をピストンすると言い出す。
付き合わないのも可哀想なので、仕方なしに後に付いて行きます。

途中でいやになって止めようと思ったけど。
ここまで登っちゃったんだから、登るっきゃないでしょよ
涙の御意

やっぱり山頂は木に囲まれて展望はなく、山頂標識があるだけだった。
留守番して、小屋の周りでシャクナゲなど楽しんでれば良かった。

 登っただけの十文字山頂       ▲ ツーショットにも付き合わされるし (^^;

またまた十文字峠に下って。
やっと帰ります、って言うか帰れますよん

下り始めると25人の団体さんが登って来たの。
シャクナゲ目当ての西東京からのお客さんで、日帰りみたいです。

下りは八丁坂も沢道も、疲れた足には堪えた
最後に沢を渡って一段落、蕾だったスミレが綺麗に開いて慰めてくれた。

登山道では余り人に会わなかったけど、駐車場の車は少なくなっていた。
皆んな甲武信ヶ岳をピストンだったのでしょうか。
百名山ですものね。

 岩岩の沢下り
 水場で顔を洗うおいちゃん        ▲ 信濃川水系の本流千曲川に注ぐ
 狭霧橋で石楠花登山のフィナーレ        ▲ きょうは、ちょっと頑張り過ぎたな
キジムシロ レンゲツツジ オオヤマフスマ
ヤマガラシ サワフタギ