2018.05.27 (日)   K2Couple No.0601 

野反湖 八間山
はちけんざん(群馬県)
1,935m
シラネアオイさん おはようさん

コース最大標高差 : 375
コース累積標高差(+) : 500
コース累積標高差(−) : 500
コース沿面距離 : 5.8 km
行動時間 : 4'45"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  誰もいない八間山ですよん
  5:00 = 倉渕 = 6:50 野反峠(富士見峠)登山者用第一
 登山者用第一 7:10 ... 7:15 富士見峠 ... 7:25 シラネアオイ群生地 7:30 ... 8:10 イカイワの肩 ... 8:25 展望所 8:30 ... 8:50 イカイワの頭 ...
 9:35 八間山 【L】 9:55 ... 10:20 イカイワの頭 ... 10:35 展望所 10:45 ... 11:20 シラネアオイ群生地 11:45 ... 11:55 登山者用第一
 登山者用第一 12:05 = 13:20 倉渕小栗の里 13:30 = 14:35

      八間山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


                ▲ KASHMIR 3D 画像( 赤は今回のログ )  撮影場所 : 野反湖西岸

野反湖シラネアオイの開花も今年は早いようで。
写真付きで新聞紙上に掲載されていたのが数日前のこと。
昨年は時期を逸したので、今年は躊躇なく出かけました。【REPO】

山行レポのまとめで準徹夜のおいちゃんですが、付き合ってくれた (^^
4時半起き5時出発。

早朝ドライブは道路もガラガラで、気持ち良く走れるのがいい。
高崎の気温は15℃でしたが、野反峠は9℃と肌寒かった。

 早朝の野反湖

まずは休憩舎に車を横付けして、我慢していた です。
駐車場もトイレも貸切り (^^
軽くなったところで登山者用駐車場に移動して、山支度にかかる。

今朝は霜が降りたのか、夜中に雨が降ったのか。
周りの草花たちは濡れていました。
登山口に入るとすぐにイワカガミやミツバオウレンが目に留まります。
可愛い子を選んで撮影タイム。

 登山者用駐車場から野反峠休憩舎へ           ▲ 野反峠から見る八間山
ツルキンバイ イワカガミ ミツバオウレン コケモモ
ウラジロナナカマド ムラサキヤシオ イワカガミ シラネアオイ

一応シラネアオイにご挨拶して行きますが。
まだ眠そうだったので、帰りにゆっくり鑑賞することにして先に進みましょう。

ナエバキスミレやエチゴギジムシロが群生しているので、下ばかり見て。
眼を上げるとオオカメノキが咲いてたりして、飽きない道ですよ。

振り返れば草津白根や本白根が見えます。
見た目は穏やかで、正月に噴火したばかりの山とはとても思えない。
何度も登った素晴らしい本白根山。
現在は警戒レベル2で、登ることはできません。

 白根をバックに清々しい登りだった            ▲ 草津白根山塊アップ
 笹の小路を登って行けば        ▲ ときどきの荒地から野反湖が望まれ
 湖畔斜面の花に現を抜かしていれば      ▲ いつの間にか、イカイワの肩に登り上げる
マイヅルソウ ネバリノギラン ニガイチゴ チゴユリ
カラマツソウ(蕾) ナエバキスミレ タチツボスミレ ウラジロヨウラク
ドウダンツツジ サラサドウダン ベニサラサドウダン(蕾) ベニサラサドウダン

展望に優れないイカイワの肩まで登れば、イカイワの頭までちんたら道。
ガレ地からは野反湖を眺め、反対の東側には榛名山が見えます。
まあ、お散歩道って感じかな。

この先も、エチゴキジムシロは延々と咲いていましたよ。
黄色に染まる登山道。
景色も花も最高で、ゆるゆる登りの大好きな山です。

 イカイワの肩を過ぎて

咲き終えたシャクナゲの道を振り返ると。
いつもそこにある草津白根山。

八間山など野反湖周辺の山々は、志賀高原の山容に良く似て。
一筋の道が笹の中に延びている大らかな山が多い。
登山道の危険も少なく、子供連れのんびり歩きが似合うと思う。

 シャクナゲは終わってました
ムラサキヤシオ エチゴキジムシロ キジムシロ ツルキンバイ
ヒメイチゲ ミネヤナギ フモトスミレ ウスバスミレ
レンゲツツジ オオカメノキ イカイワの頭標柱

ときどき現れるザレ地から、野反湖を眺めながらドリンク休憩。
少し汗ばんだ身体を吹き抜ける、爽やかな風が快感です。

イカイワの頭も展望はありません。
僅かですが急下りすれば、再び緩やかな登りが待っている。
もう少しだから山頂まで行こうか。
もともと、行く気はなかったんだけどね

 イカイワの頭から一旦下り            ▲ まだ登りが残ってた
 キジムシロに背中を押され           ▲ 山頂手前のトラバース
 山頂直下に群生していたアズマシャクナゲ          ▲ 咲き始めは恥じらいの色
ズミ ミネカエデ コミヤマカタバミ イワカガミ
ショウジョウバカマ ツリバナ アズマシャクナゲ バイケイソウの葉
ツバメオモト(蕾) エンレイソウ ヒメタケシマラン

山頂は二人っきりの貸切、早朝登山のご褒美です。
早ランチをしているところに、うら若き乙女が独り登って来た。

写真を頼まれたので、おいちゃんが背景を変えて3枚撮ってあげる。
前橋の女性でした。
彼女は、私たちが昨年歩いたコースを歩くのだそうです。
私たちは、シラネアオイ目当てなのでピストン (^^;

一度行ったきりの白砂山が話題に上がりましたが。【REPO】
私たちにはもう無理ですね

 山頂にとうちゃこ

北西に見える山は 何処だろ
まだ雪が少し残っているようです。
確認したら、奥志賀の裏岩菅山と烏帽子岳でした。

二人っきりでは特にすることもなく、展望を確認したのち帰ることにした。
きょうの目的はシラネアオイだもんね。
八間山はおまけの付録だし (^^;

 山頂には人の姿なく           ▲ 岩菅山方面に立ち尽くし
 ずっと見えてた本白根と草津白根山            ▲ 白砂山に続く稜線

 下山しますね。

                       イカイワのコルで、八間山稜線を下るはらっぱを待つ

下山を始めると、時間的に次々と登山者とスライドしました。
やっぱりあった問い合わせ♂ 「あとどれくらいですか?」

簡単な山だと侮って登ると。
けっこうアップダウンというか、見えないピーク越えがあるので疲れる訳で。
楽なんだけど疲れる感じのビミョ〜な山かな。

 下りは膝に優しい道

すると今度は大団体さん。
野反湖を望むザレ地の登山道で、不思議な立ち往生しています
理由は良くわかりませんが、何かもめてる様子で

登山道を占拠していて通れません。
私たちはちょうど休憩のタイミングだったので、ザレ地展望所で休憩
またまた風が気持ち良く吹き抜けます。
あれっ、団体さんの一部が私たちに合流休憩しちゃってますけど
何だかな〜。

 肩手前のザレ場展望所から野反湖
 イカイワの緩らかな尾根を遊び下り       ▲ 霞んだ榛名山をバックにムラサキヤシオ
 ミツバオウレンの咲く下山道だよ         ▲ コマクサが一株だけ咲き始めていた

シラネアオイの群生地に、今度は本気の寄り道です。
今年は咲き方が狂っちゃったのですか。

手前はまだ咲き始めで、初々しく高貴な咲きっぷりなのですが。
群生地の奥に入ると、早くも枯れ始めてたの。
ちょうど良い時に来るのは難しいです。

まあ、地元の六合中学生やボランティアの長年の努力に感謝ですね。

 シラネアオイの林         ▲ 広い敷地に散策路が整備され

駐車場に戻ったら、筑波bニ大宮bフ観光バスが停まっていた。
途中で出会った団体さんはどっちのバスかしら。

温泉に寄って帰ろうかとも思ったけど、お風呂に入ったら眠くなっちゃう。
家に帰ってから草津温泉に入って、ビールを飲みたいおいちゃん。
そうだね そうしよ (^^
道なりに走って八ツ場ダム周辺で川向こうに渡ってしまい、迷走した

 野反峠まで最後の下り             ▲ バスで登山ですね


 そうそう。
 駐車場に戻って後片付けしていたら、山頂でご一緒した女性が帰って来た。
 彼女の車は、隣の隣に停まっていたベネチアンレッドの同型フォレスターだったし、何気に嬉しい再会だった