2019.03.31 (日)   K2Couple No.0630 

鳴神山
なるかみやま(群馬県)
980m
天気が怪しいので、低山の花探し

コース最大標高差 : 570
コース累積標高差(+) : 690
コース累積標高差(−) : 690
コース沿面距離 : 6.5 km
行動時間 : 5'15"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です ▲ ハナネコノメがいっぱい咲いてた (^^
  7:15 = 伊勢崎 = 8:40 桐生駒形登山口
 駒形 8:50 ... 8:55 赤柴林道分岐 ... 10:05 水場 10:10 ... 10:40 肩の広場 10:50 ... 11:00 鳴神山/桐生岳 【L】 11:20 ...
 11:25 仁田山岳 ... 11:45 椚田峠 ... 12:15 赤柴登山口 ... 12:35 林道分岐 12:40 ... 14:05 駒形
 駒形登山口 14:20 = 15:15 からか〜ぜ 15:30 = 15:55

   鳴神山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


このところ土日の天気があまり良くない。
明日から4月だと言うのに、寒気が南下して北の地方は雪マークだ。
大気の状態が不安定らしいけど ・・・
平野部では晴れマークが付いたの (^^
ところが朝起きたら、無情の霧雨が降ってたのよ
何処へ行こうか迷った末に、決まったのは鳴神山だった。
きょう見逃したら見れなくなるかもしれない、ハナネコノメ が目的なのだ。

街中や山際では桜花が見られ、寒い朝ですが春到来ですよん。

 桐生市川内もこんなん

駒形登山口下の駐車スペースには、2台分の空きがあった
鳴神山は3年ぶり。
あの時は、mikko隊 とバッタリしたことが懐かしく思い出される。

当時は林道の工事中で簡易トイレが置いてあったけど、撤去されていた。
いつものように、反時計回りに歩きますね。

 赤柴林道との分岐点p は満車
 白滝橋             ▲ 沢筋の緩い登りが続く

登山道周辺の花は、未だ少なく。
ユリワサビやカタクリが散見されるが、曇り空のせいかまだ蕾んだまま。

咲いていたのは、唯一ハルトラノオだけだった。
ハルトラノオは、赤いポッチが付いててハナネコノメ ちっくです。

道はよく整備されて、ずっと続く沢沿いの登り勾配。
立派な休憩ベンチもありますが。
誘惑を振り切ってスル〜

座り心地を確かめるはらっぱ (^^;

 岩と苔の静かなルート
 たまには急登もあったりして            ▲ あたし座ってないし

こんな小さな山でも、ちゃんと水場があります。
コース中唯一の水場だけど、涸れてて一滴も流れてなかったよ。

 雨じゃねっ。
たいした降りではないが、沢のBGM効果で大雨ちっくな響きですね。
二人とも天気予報を信じて、傘を置いてきちゃったし。
ほんとに大雨になったらやだな〜。

 へっくしょん           ▲ 水場は休憩ベンチ付き
カタクリ熟睡中 ツルネコノメ ハルトラノオ 栗のイガイガ

沢から離れて、肩の広場に登り上げる。
急な登りに振り返れば、赤城山のシルエットが樹林越しに見えた。
どんよ〜りした感じですけど (^^

肩の広場直下で工事をしてる人がいたの。
訊けば、昔あった井戸を復元して屋根を作ってるのだそう。
建築会社の人ではなく、鳴神山を愛する会の人たちみたいだったけど。

( ↑ 未確認情報 )

 最後の急登階段        ▲ 復元した井戸の建屋工事中だった

そして肩の広場の片隅に、新しく瀟洒な建物ができてた。
『なるかみ小舎』の表札。
雷神山(鳴神山)を愛する会の人たちが建てたものだった。
愛する会のメンバーが優先的に利用するが。
一般にも、避難小屋として開放しているらしい。

雷神山を愛する会(二渡忠代表、15人)は任意団体だが、山中で自発的にヒイラギソウも含む希少植物の保護や登山道の補修、橋の架け替え、倒木の片づけ、階段のメンテナンス、標識の整備などを行ってきた人たちで結成した。 (出典:桐生タイムス)

 なるかみ小舎
 綺麗な小舎内部 (3m×3m)        ▲ 肩の広場から鳴神山(桐生岳)へ

肩の広場から急な岩場を登れば、山頂はすぐですよ。

早くも下山してくる数名さん。
岩場は濡れた葉っぱが積もっていて滑るらしい。
おじ様party が慎重に慎重に下って来た。

何か白いものがフワフワし始めたよ
雪じゃんよう。
頭上に雪雲はないし風花でもなさそうだし、どしたん

 山頂へ

山頂に着いた時は誰もいなくて、景色を二人占め。
と言いたいところだが景色はイマイチ、近くの山しか見えなかった。
しかも雪が本気を出した。
けど、そのあとすぐに止んだ (^^

それでもランチをしてたら青空が覗いたりして、変な天気だこと。
次第に遠くの山々が姿を現わしてきたけど、全容がつかめない。
何処の山だか適当に、山座同定終了。

ちょっと寒くなってきたので、ランチも早々に切り上げる。

 鳴神山 桐生岳
山頂のマンサク と アカヤシオの蕾
 山頂でランチ
                                         浅間山と榛名山
                                            赤城山
                                        袈裟丸山と日光の山
                                雲に隠れる男体山

 11:30 下山開始                ▲ 根っこの道

下り出しの仁田山岳斜面には、ヒメイワカガミの群落が広がっていた。
まだまだ茶色の葉っぱだけですが、何気に増えたような気がする。

帰りは椚田峠へ下って赤柴登山口へ周回。
この下山道は階段や根っこが多くて、ヨレヨレはらっぱ向きではないけど。
それに、花も少ない道だしね。
つまんない。

 標識も真新しい椚田峠             ▲ 寒いのでベンチスル〜
 椚田峠から赤柴へ下山          ▲ やがて落ち葉の沢沿いになり

沢底まで下ると落ち葉フカフカの道になり、気楽な歩きが楽しめる。
落ち葉を蹴りながらトコトコ。

林道出合。
倒木も多く見られ、道は荒れ気味で残念なこと。
アスファルト道に出たと思う間もなく、石ゴロゴロ道に変貌して。

くしゃみが止まらないおいちゃん。
振り返ってみれば、知らない内にちゃんとマスクおじさんになってた

そのマスクおじさんが、ハナネコノメ 第1号を発見したのだった (^^
でも、赤い葯が付いてないのよ。

 はくしょんおじさんが行く
コアジサイの咲き柄 キブシ アオイスミレ おいちゃんの天敵
対岸の斜面にカタクリ コガネネコノメ ハナネコノメ見っけ

 赤柴登山口 (赤柴林道出合)            ▲ 視線は沢の中ばっかり

赤柴林道出合にとうちゃこ。

沢の中のハナネコノメを探しながら、二人できょろきょろ。
花が小さいので、沢に下りたり上がったりのハードワークです。
程好い間隔で見つけるので、ちっとも先に進まない訳で。
双眼鏡を持って来れば良かったけど ・・・ 準備しておきながら忘れた

冬の蛾を採集中のおじ様に遭遇した途端に。
上空は晴れてるのに、突然の雨 いやミゾレ攻勢。
きょうはずっと変な天気っ。

 なんて可愛い花なんでしょう

                               ▲ 水辺にハナネコノメ群生
 
                              ▲ ハナネコノメさん こんにちは

そんなこんなで遊んでいたら、素敵な前橋メッチェン2人に追い付かれる。
何気に意気投合して、今度は4人で撮りまくり大会。

この頃にはすっかり青空が広がり。
カタクリも二リンソウもトウゴクサバノオも、皆んな皆んな花開いてたのよ。
楽しかった〜。
彼女たちから、若さをいっぱいもらっちゃったよん
また何処かでお会いできたらいいな。

 滝の上で花を愛でる彼女たち           ▲ ハナネコノメさん ありがとう
 ニリンソウ        ▲ ニリンソウに寄り添うカタクリ一輪
 ユリワサビ              ▲ トウゴクサバノオ
 分岐に戻って周回完了です             ▲ 車は少なくなっていた