2020.10.11 (日)   K2Couple No.0687 

奥志賀渓谷
おくしがけいこく(長野県)
1,200m
紅葉の志賀高原から奥志賀へ

一沼・琵琶池 奥志賀渓谷
コース最大標高差 : 50 75
コース累積標高差(+) : 85 200
コース累積標高差(−) : 85 200m
コース沿面距離 : 3.2 km 5.1 km
行動時間 : 1'30" 3'15"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 緑色凝灰岩盤(グリ〜ンタフ)の雑魚川渓流
  4:20 = 倉渕 = 万座ハイウェイ = 渋峠 = 7:15 木戸池 7:20 = 7:25 田の原湿原 7:50 = 7:55 サンバレー (一沼&琵琶池周回)9:35 =

 9:40 丸池 9:45 = 9:50 志賀高原山の駅(蓮池)10:00 = 10:30 奥志賀林道清水小屋入口

 奥志賀林道清水小屋入口 10:40 ... 11:10 満水川吊橋 ... 11:20 満水滝 ... 11:30 巡り逢いの滝 ... 11:40 雑魚川岸 【L】 12:00 ...

 12:10 ハーモニカ滝 ... 12:35 三段滝 ... 12:55 大滝分岐 ... 13:00 大滝入口p13:05 ... 奥志賀林道歩き ... 13:55 清水小屋入口

 奥志賀林道清水小屋入口 14:10 = 14:40 木戸池 = 渋峠 = 15:00 万座三叉路 = 万座ハイウェイ = 倉渕 = 17:30

  奥志賀渓谷の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


 北信州もみじわかばラインを一ノ瀬へ向かう            ▲ 岩菅山頂はガスに隠れて
 奥志賀林道は気持ちいいよ         ▲ 奥志賀渓谷コース エリアマップ

観光地巡りを終えて、奥志賀林道を30分走ると
左手に、奥志賀渓谷遊歩道の西側入口駐車スペースがあった。

エリアマップ記載の説明によると。
奥志賀林道沿いを流れる雑魚川渓谷の中で特に美しいコース。
大小さまざまな滝や、グリーンタフの上を流れる川面を眺めながら巡る散策路です。

駐車中の5台様に仲間入りし、そそくさと雑魚川に下った。
すぐに川原に下り立つことができる。

 ちょっと下れば雑魚川に出る
 真新しい橋で支流を渡り          ▲ 紅葉の下に雑魚川の流れ
コマユミの葉っぱと実 カメバヒキオコシ コケの中にキノコ
オオカメノキ ヤマハハコ マユミ

雑魚川の左岸に沿って歩くので、ここからずっと瀬音が絶えない。
やがて、川の水が反対方向に流れているのに気付き
いつの間にか、雑魚川沿いから満水川沿いに変わっていたのだと知る。

そして満水川を小さな吊橋で渡り、左岸を上流に遡ると分岐に出た。
満水滝まで100mらしいのでピストンする。
その滝は、奥志賀林道の橋下に位置していた。

見た目は堰堤ちっくな滝だったが、水量も多く紅葉に縁取られて奇麗だ。

走って吊橋を揺らし、子供みたいに喜ぶおいちゃん
                       ▲ 吊り橋で黄葉に見とれるセンチメンタルはらっぱ
                               ▲ 紅葉に映える満水滝

遊歩道に復帰して、雑魚川と満水川の合流点の反対側に出た。
雑魚川から別れて満水川を遡り、再び雑魚川に戻るというイメージ。

二つの川の合流点に、「巡り逢いの滝」という標識が立っている
何処だ何処だと探した結果、あのみすぼらしい滝のことかい
川と川が巡り逢ったところにあるプチ段差を、敢えて「滝」としてるし
滝と言うには余りにも小さい落差かな。

 でかいブナの木   ▲ 雑魚川と満水川の合流点にあるから、巡り逢いの滝
 雑魚川を高捲き         ▲ 普通に山道のポコポコ歩きになる

巡り逢いの滝以降は高捲きが続き、瀬音だけが川の存在を知らせる。
何処にでもある山道そのまんま。

川に下りる踏み跡を見つけ、辿ってみれば問題ない道だった。
おいちゃんに付いて下ると開放的な川原に出て、たまらずランチタイム。
時計を見たら、ちょうどお昼どきぴったし (^^

見上げれば、苗場山方向の上空には青空が広がっていて。
早くこっちにおいでと願いながら、自前の で寛ぎのとき (^^

 ロープを伝って川岸に下りられる
 こんな開放的な場所だし          ▲ 川原で立ち食いのおいちゃん

瀬はどこまでも浅く、グリ〜ンタフと呼ばれる緑色凝灰岩の一枚岩の上をゆっくり流れ落ちて行く。

雑魚川は岩菅山を源流として秋山郷に下り。
魚野川を合わせて中津川となり、更に千曲川を合わせて信濃川となる。
じっくり腰を下ろしてみれば、対岸の岩壁を飾る紅葉も良い。

さてと、短かめのランチタイムを切り上げて後半戦にGO

 対岸の岩紅葉を切り取って   ▲ 懐かしい青空が広がってきたけど、頭上は晴れない
 清水小屋測水所らしい       ▲ グリ〜ンタフを滑り落ちる雑魚川の清流
 渓谷歩きと言うよりも        ▲ 川沿い高捲きの遊歩道って感じかな

川幅いっぱいに広がる滝を見下ろす場所に、古びた標柱が立っており。
ここが、高捲き道から眺める「ハーモニカの滝」だ。
このハーモニカを吹くには、バカでかい口でなければ無理 (^^;

少し下流に、藪を分ければ下れそうな所があったけど。
滝まで遡るには、緩やかなグリ〜ンタフ遡上と言えども靴が必要
危険なところはなさそうなので、歩いたら楽しいだろうな。

 ハーモニカ滝   ▲ 滝下のグリ〜ンタフが雑魚川のセールスポイントです
満水滝へ ハーモニカの滝 モミジ紅黄緑 ツルシキミ オオイワカガミ
 しばらく高捲きが続いたあと         ▲ ちゃんとした道が川に下っていた

川に下りる道があれば、無条件に下るおいちゃん。
気を付けなって言うと、途中にザックを下ろして遺留品ちっくな所作

お助けロープ付きで危険個所もなく、滝つぼだらけの珍しい場所だった。
季節が季節なら、絶好の水遊び場のように見える。
温泉好きの人にとっては、露天風呂がいくつも並んでいるみたいな。

これって三段滝なのかな  片品渓谷の吹割れの滝みたいだね。

 おいちゃんに付いて川へ下りると         ▲ 小滝と瀞の複合的な珍しい地形
                    ▲ 足元で踊る雑魚川の流れが面白く、時間を忘れるひととき
 おいおい、写真撮りすぎじゃねっ               ▲ 下流は激しく

余りの素晴らしさに、もう一度ランチタイムに突入しそうになるが。
じっと我慢して、ただボケ〜っと眺めていた。
渓流の飛沫は見飽きることがない。

いつまでもボケ続けてはいられないので、遊歩道に戻る。
道は徐々に高度を上げて、またまた雑魚川を高捲くようになった。

 ときどき支流を渡り

いきなり、「三段の滝」の標柱が立っていた。
少し位置を変えると安全ロープを張った崖下に、勢い良く落ちる勇壮な滝。
これが三段滝 。。。 みたいだ。
じゃ、さっきのは無名のポイントだったのか。

ご指定の展望場所からは、三段目は見えないようだ。
ちょっと下ると三段目が見えて、正真正銘の三段滝になったのでした。

 豪華な三段滝の上部               ▲ 滝の落ち口
               ▲ 滝見台から見下ろす三段滝 ( 遠くから眺めたらこの下にもう一段あった )
三段の滝 コシノカンアオイ フウリンガマズミ ガマズミ

以上をもって、終点の東側駐車場(大滝入口)までの見所は終了。
あとは山道を登って、分岐からまた雑魚川に下って大滝に至る。
コースタイムで往復1時間と伝えると、カットする気配濃厚になる (^^

きょうは前半の観光の部で余計なことをしたので、はらっぱの足は限界。
おまけに、ポツポツ雨粒が落ちて来た
変な天気で大滝カットは決定的。

紅葉も滝も心ゆくまで満喫したしね。
このあと、小一時間の楽しい林道歩きが待ってるし。

 あとは大滝を残すだけ
 大滝分岐は見なかったことにする         ▲ そうと決まれば気楽に遊び帰り

滝巡りが終わったので、再び花探しに特化するはらっぱ。
雪で埋もれない限り、はらっぱの花探しは誰も止められない

奥志賀林道まで上がって、大滝入口pには数台の車があった。
我が隊が停めたところより、ずっと駐車場っぽいスペースだ。

大滝ピストン用に整備されたのかも知れない。

 待てど暮らせど来ぬ人を        ▲ 大滝入口駐車スペースにとうちゃこ

 さて、いよいよ林道歩きだよん          ▲ たまに車が通る奥志賀林道
 これからきょうの核心部         ▲ 輝きがなくても紅葉が素晴らしい
 ちんたらさんが行く        ▲ 少しでもインコースを歩きたい心境
 満水滝の上の橋         ▲ ポツンと1台残ってた我が家の車
ウド クサアジサイ ゲンノショウコ 風雪に耐えて キンミズヒキ
ヤナギタンポポ コバノガマズミ ホウの木 トチの実 イタドリ
ヤマウルシ カエデさん ▲▲ シラヤマギクに紋黄蝶など

 狭い林道 楽しい林道        ▲ 山の斜面も陽が射せばカラフルなのに
 岩菅山かな            ▲ ポッカリ陽射しが嬉しい
                             ▲ 木戸池周辺道路の紅葉
 綺麗やね〜        ▲ 燃えるような赤が見たいと思う贅沢

志賀高原に戻ると、朝よりも紅葉が素晴らしかった。
今がちょうど見ごろなのだろう。
陽射しのせいもあるけど、奥志賀はちょっとフライングだったかも。

今秋の週末は、天気に恵まれないことが多いけど。
志賀への行き帰りで、車窓から奇麗な紅葉景色が堪能できて良かった。
しかし志賀草津道路は最近不発で。
次の機会に期待しよう。

 山の上は怪しい雲行き
 志賀草津ルートは朝と一緒          ▲ 白い噴煙が目立つ草津白根山
 万座三叉路付近はガスが晴れてるのに            ▲ 草津側は通行止め

朝と同じように、ガスの草津白根道路を走り。
草津には下りることができず、万座温泉に下ろされた (^^;
無理やり万座経由に規制しても、有料道路はちゃっかり徴収するんだ。
¥1,070 だから500台通れば ^^)v ・・・ but 草津温泉は可哀そ。

帰りはトイレにも何処にも寄らず、一目散に帰って来たけど。
奥志賀から家まで3時間20分。
ちょっと遠いな (^^;

夜明けの出発で、夕暮れの帰宅  良く遊んだ一日だった。

 GOTOの車かな、思ったより多かった

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