2021.02.11 (木)   K2Couple No.0701 

八子ヶ峰 東峰
やしがみね(長野県)
1,869m
蓼科山を眺める展望稜線をポコポコ

コース最大標高差 : 140
コース累積標高差(+) : 185
コース累積標高差(−) : 185
コース距離 : 2.3 km
行動時間 : 3'25"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  北横岳をback に、八子ヶ峰東峰で(復路)
  6:40 = 6:50 ららん藤岡 7:00 = 藤岡IC/上信越道/佐久南IC = 望月 = 8:25 白樺高原国際スキー場 8:30 = 8:50 すずらん峠園地P
 すずらん峠園地P 9:10 ... 9:40 蓼科湖分岐 9:50 ... 10:00 ヒュッテアルビレオ 【スノーシュー】 10:15 ... 10:30 八子ヶ峰東峰 10:35 ...

 10:40 展望ランチ 【L】 11:35 ... 11:40 東峰 11:45 ... 11:55 ヒュッテアルビレオ 12:00 ... 12:35 すずらん峠園地P

 すずらん峠園地P12:45 = 12:55 展望台 13:05 = 内山峠 = 15:25 ららん藤岡 15:45 = 15:55


  八子ヶ峰の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


コロナ禍のこともあって、おいちゃんは何年か振りの祝日休業です。
昨秋の物見山以来会っていない傘寿隊のことが気になっていたので、きょうはプチ雪山トレッキングにお誘いしようと思います。
蓼科山の展望台八子ヶ峰をポコポコします (^^

いつものようにららん藤岡の有料pと無料pに集合して、柵越えにXVからフォレスターへ山道具とトレッカーさん を積み替える。

快晴の上信越道ながら、佐久JCTでは浅間の姿がなかった (^^;

 ららん藤岡の朝       ▲ 佐久小諸JCTから中部横断道に入る
 中部横断道から八ヶ岳      ▲ 雪に覆われた蓼科第二牧場から蓼科山
 白樺高原国際スキー場のトイレを拝借して      ▲ 雪道を走ってビーナススラインに合流する
 快晴のしらかば2in1スキー場と八子ヶ峰       ▲ すずらん峠の駐車場に滑り込みセーフ


 すずらん峠は蓼科山の登山口になっているので、立派な無料駐車場(40台)があるが混んでいることが多い。
 無雪期のハイシーズンは路駐も容認されているようですが、路肩に雪壁がある状況では路駐不可。
 そんな訳で早目に出てきた甲斐があって、八子ヶ峰側のスペースには4台程の空きがあった。
 先客の団体さんが後続車の場所を確保しているので(^^; ちょっと窮屈な駐車。
 トイレは冬季使用できるのでありがたい。
(念のためスキー場で済ませて来たけどね)


積雪量は思っていたより多かったので、稜線歩きが楽しみ〜。
そして、道はしっかり踏まれ歩きやすそうだし。

先ほどの団体さんも八子ヶ峰のようで、スノーシューを着けて準備中。
はらっぱも暇を持て余してスノーシューを装着します。
他の三名は、おいちゃんに倣ってツボ足スタートですよ。

 信濃路自然遊歩道             ▲ お出かけ前に一枚
 今シーズン初の雪山歩き(赤城隊)       ▲ 最初の140m登りが本日の核心だよ
 南ア(北岳、甲斐駒、仙丈岳)が見える           ▲ 女性二人が元気で

常日頃から、平地トレーニングを欠かさない赤城隊。
これくらいの雪山ならへっちゃら的に、しっかりした足取りです。
永く山を愛した人の手本と言うか鑑ですね。

蓼科山や八ヶ岳全体にはちょっと雲が絡んでいるけど。
八子ヶ峰は、雲がいなくなれば紫外線たっぷりのお日様が暖かく。
そこそこ風の雪山日和。
登山口では、車載温度計でマイナス8℃だった。

 素敵なカップルさんに北横岳も雲に隠れる         ▲ その北横岳に背中を押されて

遊び遊び登り着いた蓼科湖分岐。
信濃路自然遊歩道&八ヶ岳山麓スーパートレイルの標識が立っている。
ヒュッテは目の前ですが、ほぼ登り終えたのでドリンク休憩

八ヶ岳に掛かっていた雲がだいぶ取れて、スッキリ姿を見せた。
バナナを半分こしてエネルギーも若干補充 (^^
良い天気に恵まれそうで良かった

 信濃路自然遊歩道(蓼科湖分岐)            ▲ 分岐にてほっとひと息
 単独モードに突入のはらっぱ           ▲ 仕方なくあとを追う三人
                            ▲ 山を眺めてのんきにしてるし
 南アいまいちだなあ           ▲ 中央アルプスおまえもか
                         あの〜登る気ありますか? あまりないっす

登りながら横に眼を移すと、遥かに南アや中央アルプスがある。
その山影は薄いけど、かつて登った山だから魅了される。
その心は、若かりし頃の想い出にタイムスリップしているのだ。

山の姿がどんなに遠く薄くてもいい。
楽しく充実していたあの頃のことを、ずっと胸に抱いて生きよう
思い出の中に輝かしい過去があり、語らいの中に希望の光が見える。

 最終コーナーを頑張る         ▲ 霧ヶ峰 車山気象レーダードーム

おしゃべりしてチンタラ登っている内に、ヒュッテが見えてきた。
20年近く前に初めて来たときにも、既に閉鎖されていた。
大きな三角屋根で、山小屋らしい雰囲気満載なのにもったいないよね。

稜線に上がると踏み跡も散乱し、踏み抜きが多くなりそうなので。
ツボ足組もスノーシューやワカンを着けることにした。
雲もめっきり少なくなって、これ以上望むものはない。

 ヒュッテ アルビレオ           ▲ テラスの木段でワカン装着

さて、ここから暫くは平坦なポコポコ歩きを楽しみましょう。
蓼科山のボリュームが半端なく、常に視野から外れることがない。

せっかくなので蓼科山をbackに記念写真を撮ります。
『 日本百名山の蓼科山を眺めて来ました 』 って証拠写真かな (^^;
そよぐ程度の風で陽射したっぷり、爽やかな冷気が這う雪上でまったり。
雪山賛歌なひととき。

 動かない二人        ▲ 少し場所を変えてまた動かない
                               ▲ 蓼科山は、今までに4回しか登ったことないんよ
 先に進まないと日が暮れるぜよ             ▲ こちらは北横岳
 南アも朝のまま            ▲ 中央アルプスも変化なく
                    ▲ 先を急ぎましょう(少しくらい動いても蓼科山はついて来る)
                        ▲ 荒涼寂寞として何気に温もりもある雪景色
 八子ヶ峰最高点の東峰頂上             ▲ とりあえずパチリ
                             ▲ 八子ヶ峰に向かってGO ね!
 霧ヶ峰の手前に八子ヶ峰が見えてきた             ▲ こんなに下るのヤダ〜

東峰で記念撮影して八子ヶ峰をめざします。
中間の中峰まで少し下らなければなりません (^^;
ピストン行程につき、下ったら登り返さなくてはならないのは自明の理。

無理する気持ちはさらさらなく、とにかく楽しく帰るのがきょうの目的。
下の様子を覗き見して、逡巡の間もなく即座に撤収が決まる。
そうと決まればここでランチだね (^^

雪上のお座敷はちょっと落ち着きませんが、小1時間のランチタイム。
「槍ヶ岳が見える」 ってはらっぱが騒ぐ。
残念ながら穂高は雲の中らしい。

 蓼科山の前にランチシートを広げ
                       ▲ だだっ広い雪原ランチを喜ぶ雪国秋田のリイ様
 ホントに槍ヶ岳だった            ▲ 木曾御嶽山を眺める
 激カタラーメンに気を取られて、パン出すの忘れた  ランチ場所でもセルフショット/蓼科山に気を使って中腰
                             ▲ 左から霧ヶ峰、真っ白な信州三峰山、広大な美ヶ原高原

                                  何処でも好きなように歩いて帰りましょうね
 帰りはバラバラ行動             ▲ 北八ツの山並み
                                    ▲ 南八ヶ岳の想い出がよみがえる

雪上ランチを終えて、あとはお気楽に好きなコース取りで帰ります。
東峰では、往きも帰りもしつこく集合写真を撮った。
八子ヶ峰の最高点だし、本日唯一のピークなのでね (^^

ヒュッテが見えてきた。
アルビレオという名前は、白鳥座の恒星にちなんでいるらしく。
建物の壁に、白鳥座の形を模した細工が施されていた。

ここに泊って夜空を眺め、ビールで乾杯なんて最高だろうな (^^
夢多き年頃 (^^;

 天候は回復基調にあり
 同じ景色ばっかですけど              ▲ ヒュッテに到着

短いようで長いような、長いようで短かかったような不思議な一日だった。
余り歩いてないので、移る景色も限られていたけど見応えはあった。
往復2.3kmの超ミニトレッキングで、会話と景色を楽しみ。
行動時間は1’50”で、休憩時間は1’35”と記録された。

リイ様の美味しいお昼ご飯をご馳走になったし、チョコやいちごも (^^
バレンタインのお土産はいつ開けようか

 八ヶ岳連峰に下る        ▲ 皆さん、最後までゆっくり下りましょう
 北横さん ありがとう             ▲ 南八ツも見納めです
 林の雪を下りて             ▲ 駐車場に戻った

12時半の早い下山だったので、
駐車場の混み具合は朝のままだった。
帰る途中で見つけた展望台に、速攻寄り道します

山上から眺めた景色と変わりはないけど、雲はだいぶ取れていた。
西に開けた展望台からは、霧ヶ峰から美ヶ原まで望める。

北アルプスもすっきり晴れて、槍ヶ岳や常念岳が綺麗だった。
はらっぱが山上で 「槍ヶ岳だ」 と言ったのは、本当に槍ヶ岳だった

何か、昨年の鷲ヶ峰の展開を思い出させる結末だ。

 美ヶ原を正面に走り
 雪に埋もれた展望台に寄り道            展望台から八子ヶ峰
                             ▲ 山上の余韻を再確認
                                       ▲ 霧ヶ峰から美ヶ原まで
                           ▲ 真っ白な信州三峰山の上に展開する北アの表銀座界隈を拡大
                                     ▲ 佐久市に舞い戻って浅間山

 ☆ レポ作成にあたり、赤城隊から提供された画像をたくさん使用しています。 この場を借りて御礼申し上げます