2021.05.22 (土)  K2Couple No.0716 

鹿沢高原&野反湖
かざわこうげん&のぞりこ(群馬県)
1,746m
新緑の高原 野反湖のシラネアオイ

コース最大標高差 : 210
コース累積標高差(+) : 270
コース累積標高差(−) : 270
コース沿面距離 : 4.3 km
行動時間 : 3'25"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 鹿沢高原から湯の丸北峰
  6:30 = 大柏木川原湯トンネル = 7:45 道の駅八ッ場ふるさと館 7:50 = 長野原町= 8:30 旧鹿沢登山口P
 登山口P 8:45 ... 9:05 牧柵 ... 9:15 東屋@ ... 10:35 東屋A 10:40 ... 10:50 角間登山道分岐 ... 11:55 沢渡る ... 12:10 登山口P
 旧鹿沢登山口P12:15 = 長野原町 = 13:30 野反峠休憩舎P
 野反峠休憩舎P13:35 ... 13:50 シラネアオイ園地周回 14:20 ... 14:30 野反峠休憩舎P

 野反峠休憩舎P14:45 = 大柏木川原湯トンネル = 15:50 倉渕小栗の里 16:00 = 17:05


    鹿沢高原の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


群馬県でもコロナの蔓延防止措置が発令中なので、県またぎは自粛
国交省の方針を受けて、高速道の休日割引の適用除外も延長されたし。
そんなこともあって、県内の一般道で県内のエリアを歩いてきますね (^^

行く先は、久し振りの浅間界隈にしよう。
山の幸収穫も頭の片隅に置きつつ。
ストレス発散と体力維持のトレッキングです。
歳をとったら呑気そうに見えるけど、それでもストレスはたまるよ

 昨年末に開通した大柏木川原湯トンネルでショートカット
 ぽっこり丸岩           ▲ 丸岩大橋で吾妻川を渡る

長野原町から鳥居峠に向かうR144 は、一昨年の台風19号で吾妻川の氾濫により田代湖南側で通行止めになってから久しい。
迂回路は、嬬恋村の高原野菜畑を走るパノラマラインです。

風光明媚な道ではありますが、きょうの浅間山頂はガスでイマイチです。
パノラマラインを快適に走って、旧鹿沢温泉に向かいます。
その途中でも、吾妻川支流湯尻川の災害復旧工事で交互通行が多い。
激流による路肩の崩落や、山側からの土砂崩れのようだ。

 迂回路から四阿山
                                ▲ 嬬恋パノラマライン南ルートからの浅間山塊
 いつもの所に車を停めて        ▲ 駐車場の真ん前がきょうの登山口

オール一般道で、旧鹿沢温泉(鹿沢高原)まで2時間だったので。
上信越道の小諸IC経由のルートと比べても、時間的に遜色はない。

いつものところに停めて。
きょうは、正面の九十八番十一面観音から入山します。
目的地は角間山だけど、多分途中で折り返す予感が漂う。

孫を連れて来た 2015.06.13 2017.06.17 と同じコースですが。
時期的に一ヶ月近くも早いので、山菜は余り期待できないけどね ...

いつも出遅れているトラウマで (^^;

 いらっしゃいまし〜
 タチツボスミレ         ▲ 牧場の柵が崩壊寸前で
嬬恋村はヤマガラシだらけ スミレサイシン ムシカリ(オオカメノキ) マイヅルソウ ツバメオモト
あちこちにミツバオウレン ショウジョウバカマ ムラサキケマン ミツバツチグリ

未だ咲き始めたばかりの花の写真を撮りながら。
湯の丸山と角間山の東麓に広がる高原に、ひょっこり登り上げる。
この頃から、空模様は から へ。
天気予報では昼過ぎまで晴れって言ってたのに、何だかな〜。

お互いに好きなことをしながら、各駅停車的な鈍行

 白樺の美しい高原です             ▲ その一角に東屋
                           ▲ 傾いた案内板と湯の丸山北峰
                                         ▲ 新緑の上に角間山
 コヨウラクツツジ           ▲ 登山道の荒廃ぶりに驚く
▲▲ ヒメスミレサイシン フモトスミレ カラマツ若葉

ときどきワラビが小さな頭をもたげてはいるが、まだまだ10日は早い。
中には10cm以上も伸びている慌て者もいて、藪を漕いでゲットする。

登山道の荒廃が激しく、今後は水の猛威にメンテが追い付かないだろう。
戦国武将、黒田官兵衛(如水)の水五訓そのままだ。
一.自ら活動して他を動かしむるは水なり 
二.常に己の進路を求めて止まざるは水なり
三.障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
四.自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
五.洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり、雪と変じ霰と化し凝しては玲瓏
   たる鏡となりたえるも其の性を失はざるは水なり

 グチャグチャなので迂回        ▲ トゲトゲの木のヤブ漕ぎ失敗

少しばかりのワラビを収穫して、
晩御飯にしたら小皿ひとつくらいかな (^^;

東屋Aを過ぎれば、
林床は笹に覆われ山菜も花も皆無。

おまけに空模様も怪しくなり、
徐々に口数も少なくなる。

新緑 昔のまま わらびちゃ〜ん

角間山の登山道に合流した。
お互いに角間峠をカットする意志を確認するまでもなく、ごく自然に撤収
新聞に載っていた野反湖に転戦した方がいいかも、近いし。
そうしよ そうしよ (^^

素敵な白樺林と落葉松林を下りながら、例のワラビ群生地に行ってみる。
僅かな年月なのに、ワラビスポットは笹に覆われて不調です

しかし善良な小市民を、角間山の神様は見放さなかった
新たに発見した群生地で、ずっしり収穫できて心が弾んだのだった。

 角間峠への分岐
                           ▲ 濡れた粘土質の登山道はよく滑るよ
 白樺林を抜ければ        ▲ 落葉松林の下山路も気持ち良く
ぬかるみを下る ワラビ狩りを終えて シロバナヘビイチゴ シロバナエンレイソウ
九十九番 千手観音に下山     ▲ 雪山賛歌でお馴染みの旧鹿沢温泉 紅葉館

 旧鹿沢温泉から長野原町にとって返し、白砂渓谷ライン(R405)を野反湖に駆け上がる
 午後1時を過ぎていたので、下り車両とのスライドが多かった。
 昨日、地元誌にシラネアオイ咲き始めの記事が載ったから、観光客も多かったに違いない。

 野反峠休憩舎の駐車場から八間山方面            ▲ 曇り空に沈む野反湖
 コマクサ園地から野反峠             ▲ 草津温泉ズ〜ム
ミネザクラ ツルキンバイ イワカガミ ショウジョウバカマ
ウラジロヨウラク タチツボスミレ 花を拾って付けたイワナシ ヒメイチゲ
                   ▲ まだまだ咲き始めで株数も少ないが、皆んな活き活きしてた
花の付き始め 開花スタンバイ 綺麗だね 真ん中
                          ▲ 野反湖に面しているシラネアオイ園地

 帰りの車窓からヤマツツジ               ▲ 同じくヤマフジ

シラネアオイ園地をあとにする頃には、霧雨になっていた。
陽射しを失い肌寒い午後だった。

何気に出掛けた浅間山だったが。
早い時期にも拘らず、ワラビ狩りもできてラッキーだった。

山はこれから花のシーズンを迎える。
ただ標高が2000m近い山では、あと半月は待たされるようだ。
今年の梅雨は、変則的に推移するのだろうか。
街でも山でも、大雨だけは御免こうむりたい。

 本日の収穫