2021.07.17 (土)   K2Couple No.0721 

野反湖 弁天山
のぞりこ べんてんやま(群馬県)
1,653m
邂逅の山、野反湖ミニトレッキング

コース最大標高差 : 145
コース累積標高差(+) : 210
コース累積標高差(−) : 210
コース沿面距離 : 3.4 km
行動時間 : 3'50"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  咲き競うノゾリキスゲ溌剌と
  5:15 = 倉渕 = 7:15 野反峠富士見峠)登山者用P
 野反峠登山者用P7:30 ... 7:40 野反峠休憩舎 ... 野反湖畔キスゲ群生地周回 ... 9:00 展望ベンチ 9:05 ... 9:15 八間山登山口 ...
 9:30 コマクサ園地 ... 9:45 野反峠休憩舎 ... 10:15 弁天山 10:35 ... 10:50 野反峠休憩舎 【L】 11:15 ... 11:20 野反峠登山者用P
 野反峠登山者用P11:30 = 12:40 倉渕小栗の里 12:50 = 13:45

      野反湖の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである(経緯度線は20秒間隔)



 昨日のこと、気象庁は関東甲信・東北地方が梅雨明けしたとみられると発表。
 局地的に大雨に見舞われた梅雨の最中にコロナワクチン接種もあったりして、その他病院関係の日程に追われる。
 はらっぱは月曜日にワクチン1回目を受けたが、目立った副反応もなくちょっと安心した。
 1回目をすんなり通過したおいちゃんだったが、水曜日の2回目で発熱し仕事を控えざるを得なかった。
 昨日の昼には平熱に戻ったし、ちょうど梅雨も明けたようなので、いきなりの猛暑を野反湖で凌ぐことにした (^^
 何処を歩くかは特に考えていなかった。


 東吾妻町では幻想的な霧を走り      ▲ 丸岩を正面に長野原町丸岩大橋を渡る

道の駅「八ッ場ふるさと館」に寄り、順調に2時間で野反峠にとうちゃこ。
登山者用駐車場(50台)は、未だ30台程度で余裕だった。
梅雨空とコロナ禍から開放されて、訪れる人の声も弾んで明るい
ちょっと期待した はな 隊の車はなかった。

我が家は、車を下りればすぐに花撮りが始まる (^^;
駐車場周辺もプチお花畑だ。
まあ思う存分好きなように過ごして、のんびり行こう。

 登山者用第一駐車場の上に浅間連山
                  ▲ 浅間隠山の左、金峰山と甲武信ヶ岳稜線の上に富士山が見えた
オニアザミ ハナニガナ ハクサンフウロ イブキトラノオ


 野反峠休憩舎の駐車場(約30台)はほぼ満車になっており、既に人の行き交いも多いので。
 大混雑する前に、ノゾリキスゲ群生地をゆっくり廻ることに決める。
 休憩舎をスル〜して湖畔まで下りる。

 空の青が湖面を更に青く染めて         ▲ 野反湖畔まで下りてみましょう

今年の花数は、例年より少ないように見える。
キスゲの群生地だったカモシカ平(高沢山と大高山のコル)も、近年は殆んどなくなったらしいので。
同じような経過を辿らないことを願いながら。
キスゲ群生地の中を下りて行った。

三脚付きで大きなカメラをセットしてる人を見ると、その構図をまねっこ。
なるほどねぇ (^^

 ノゾリキスゲ(ニッコウキスゲの当地名)        ▲ 見下ろしても見上げてもキスゲ咲き

ノゾリキスゲの群生を楽しんでブラブラしていたら。
赤堀の 1953fkastumi さん とバッタリ
ちょっと懐かしくなるくらいお逢いしてなかったので、嬉しかった。

他愛のない日常話に興じて、しばらく話し込んでしまった。
私たちは特に予定もないので、引き止め過ぎちゃったかな (^^
これから八間山に向かうらしい。

また何処かで見つけてもらうかも知れないけど。
その時はよろしくお願いしますね (^^

 久し振りにお会いできました

 イブキトラノオにノハナショウブ              ▲ 八間山方面
ハクサンフウロに蝶 ノリウツギ オオバギボウシ シモツケ
ノゾリキスゲ ミヤマカラマツ ウラジロヨウラク
ヤマブキショウマ アキアカネ
 峠から野反湖までのミニ周回        ▲ ノゾリキスゲとノハナショウブは仲良し
 正一小屋方面を見上げる            ▲ そして野反峠休憩舎
                                   ▲ 野反湖を取り囲むなだらかな山稜
クルマユリ タケシマラン(実) 鳴き声は可愛くないけど ノアザミ
ノハナショウブ あちこちにハクサンフウロ エゾノコリンゴ(実)

野反湖畔周遊歩道まで下がって湖畔巡りですが、何気に暑い
駐車場に着いた時間帯では17℃だったが。
その後は徐々に、夏の太陽が容赦なく照り付ける。
歩道から湖畔に下りるチョンボコースで、お笑いコンビをしてしまった
粘土質のツルツル斜面を、はらっぱが恐る恐る下るもバッタリこけた。
運悪く居合わせたカップルギャラリーが、下から名演技を注視している。
意識過剰のおいちゃんは、ステミング技で颯爽と模範下りした。
が敢え無く沈 たったの二歩目で勢いよく粘土坂スライディング披露

汚れた腕や時計、ズボンを野反湖で洗濯するおいちゃん       ▲ 名演技の傍で揺れるイブキトラノオさん


 急がば廻れとは良く言ったものだ。
 しかし、きょうは全然急いでもないのにチョンボ心を起こしたのは何故か ...そこに道があったから (^^;

 傷心のK2Cはトボトボと野反湖南端を渡り、正規の湖畔周遊歩道に合流して野反峠に登り返すのであった。
 この道を利用する人は少なく、蒸し暑い掘れた道ではあった。
 前回はこの道で多くの花を楽しんだ記憶があったけど、きょうは期待したほど新しい花種はなかった。
 ノゾリキスゲと野反湖ブルーはそれなりに綺麗だったけど。
 そよそよと吹く風が欲しい。


                     ▲ 野反峠に登り返す途中から、空よりも青い湖面を眺める

野反峠に着く手前に、展望に優れたベンチエリアがあり微風も嬉しい。
ドリンク休憩がてら大きな案内マップ板を眺めていたら、カップルさん登場。

超スリムなお二人は湖畔に下る途中で、旦那様が先行して速攻通過。
あれっmikko隊の旦那様にそっくり』 って悩めるおいちゃん。
後続の奥様は、立ち止まって野反湖を見下ろしている。
マスク顔では確認できないけど後ろ姿はmikkoさん、後髪型が違うような。

小心なおいちゃんは声掛けをためらい、ちょっと後悔が残ったシーン。
長駆を得意とするmikko隊だから ...来てるかも。

 ずっとお花畑の道
カヤツリグサ オトギリソウ咲き出した ヒヨドリバナ オニアザミ
キバナノヤマオダマキ ノアザミに豹紋蝶 たまにミヤマカラマツ シロバナニガナ
チダケサシ オオバギボウシ 晩生のウラジロヨウラク ウスユキソウ


 車道をクロスして、八間山登山口からもう一仕事して帰ろう。
 ちょこっとコマクサ見物です。
 コマクサを遠くから眺めたのち、せめてイカイワの肩まで登れば、きょう初めての花に出会えるかも知れないよね。
 と言いつつも、コマクサの花と展望をお土産に下山した (^^;


 八間山登山口        ▲ コマクサ園地から志賀浅間方面
 コマクサ園地     ▲ コキンレイカ(ハクサンオミナエシ)が咲いてた
コケモモの実 ホツツジ ハクサンフウロ 可愛いウラジロヨウラク
紅葉ナナカマド ナナカマド(実) コマクサ コキンレイカ
 あっさり下山          ▲ 休憩舎は車がいっぱい


 まだ10時前だし、さすがに帰るには早すぎるよね。
 野反湖西岸の稜線をエビ山方面に行ってみることにしたけど、果たして何処まで行けるやら的な頼りない意思
 花の稜線をブラブラしていると旦那様先行型のmikko隊 が下りて来て、後続のmikkoさんが気付いてくださった
 先ほど展望ベンチでお見かけしたのは、やっぱりこのお二人でしたよ。

 あらまっ嬉しい お久しぶりで〜す。
 ちょいちょい群馬の山に出没しているmikko隊なのに、5年前の三ツ岩岳の帰りにお逢いして以来ですかね。
 旧知の友に逢えた喜びが感動を呼び、別れたあとも余韻が残った。
 mikko隊 ありがとう。
 また何時の日か何処かでお会いしましょう。


 何処まで行くか神のみぞ知る   ▲ 野反峠に下って八間山をめざす、mikko隊のうしろ姿
 弁天山捲き道が分岐する弁天山南          ▲ 静けさが戻った弁天山にて

弁天山南からの登りで、後続の20人団体さんの音声圧力を感じて
落ち着かないので前に出てもらう。

山頂に差し掛かると、賑やかな話し声が高音量で漏れてくる。
何処の団体さんか定かではないが、コロナなんか吹き飛ばす勢いだ (^^;
私たちは直下の日陰コーナーで待機し、おもむろに山頂に出る。
団体さんが去った山頂、静かにはなったけど暑っつ

 弁天山から急下りだった       ▲ 横手山など志賀の山々(西方面)
                                       ▲ 弁天山の肩から東の展望
ヤマハハコ クロヅル ハコネギク
イタドリ アカモノ(イワハゼ) ノギラン


 山頂で休む気になれずスル〜して先に進もうと思ったけど、地形図では読めない想定外の激下りが待っていた
 ここは6年前に下っているけど全く記憶になく、当時は足もしっかりしていたので気にもせずに通過したのだろう。
 阿吽の呼吸で速攻撤収


弁天山からトコトコ下っていたら、すれ違いざまに声を掛けられる。
えっまさか いつもシビアな山行を実践しているインレッド様 だった。
へなちょこ登山の私たちが徘徊する山などで、まさかお逢いできるとは。

最新のレポを拝見してなかったので、ポンコツ代車のこと知らなかった。
はらっぱの身体のこともご心配いただき、ありがとうございます
これからも歩けるうちは、頑張ろうと思います。
久し振りの出逢いでしたが、過去の記憶がいくつも蘇りました。

 ノゾリキスゲ三昧         ▲ あちこちにハクサンフウロも群生


 嬉しい出逢いが多かったきょうの野反湖は、記憶に深く刻まれる邂逅の山になった。
 余韻に浸るのもいいけど、何処かでお昼を食べなくっちゃね。

 陽射しを避けられる休憩舎壁際のベンチは満席だったので、座りやすそうな外壁コンクリ柵に陣取って簡単ランチ。
 厨房の窓の下だったので、無料の美味しそうな香りが窓から漂ってきた (^^
 こんな時期だけど、店の中には結構お客さんが入っているよ。

駐車場は満車状態で、路駐の車も多く見られる盛況ぶりだ。
帰宅途上ではな
2隊から『会えなくて残念』 メールが届き。
今晩はキャンプ場でお泊りだそう。iina やっぱり来てたんだ
綺麗な星空が見られるといいね。

絶対会えると楽しみにしてたのに、時間差でバッタリミス。
ちょっと心残りな野反湖でもあった。
高崎に帰ると35℃、いきなりの猛暑が待っていた (^^;

 デザートはとっても美味しい夕張メロン 頂き物         ▲ 満員御礼の登山者用駐車場