2016.03.05 (土)   K2Couple No.0531 

根子岳
ねこだけ(長野県)
2,207m
少ない雪を拾って ・・・ ソリ遊び (^^;

コース最大標高差 : 780
コース累積標高差(+) : 630
コース累積標高差(−) : 785
コース沿面距離 : 9.6 km
行動時間 : 5'30"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 ネコ基地にて
  7:00 = 藤岡IC/上信越道/上田菅平IC = 8:35 奥ダボス 8:55 第一トリプルリフト
 【第一トリプルリフト】top 9:00 ... 9:45 ザレ岩分岐 ... 10:15 (R) 10:25 ... 11:10 小根子分岐 ... 11:35 スノーキャット基地 11:45 ...
 12:00 根子岳 12:05 ... 12:15 ネコ基地 【L】 12:30 ... 12:45 小根子分岐 ... 13:30 ザレ岩分岐 ... 13:55 夏道 ... 14:30 奥ダボス
 奥ダボス 14:40 = 鳥居峠 = 北軽 = 二度上峠 = 17:15


 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

根子岳の場所


今は冬なのでしょうか、春なのでしょうか
行き先に悩んだ末に、先週雪不足で見送った根子岳に行くことに。
どんだけ雪が少ないのか、自分の目で確かめよう。

道中相変わらずの春霞で、いつも見られる山々がきょうもありません。
妙義さえ、上信越道で目と鼻の先まで近づいてもボンヤリ。

長野県に入ったら、八ヶ岳は見えませんが浅間連山は姿を見せてた (^^
きょうは新潟が晴れマークなので、北部の山はいいのかもと期待します。

 佐久付近から浅間連山

上田ICを降りて根子岳と四阿山が見えてきたので一安心です。

奥ダボススキー場の駐車場は、多くもなく少なくもなく。
そこそこのスキー客が来ているようです。
それにしても、今年はスキー場受難のシーズンですね。

この時期の駐車場はいつも氷点下なのに、きょうは暖かく雪もなく安心して歩けます(3℃)。

 菅平高原 根子岳と四阿山

まだリフトは動き始めたばかりで、ゲレンデは閑散としている。

トイレを済ませたのちリフトに乗り込みます(1回券¥300+100)。
早速、妙高山が薄っすらと影を浮かべておりました。
少しばかりの青空が嬉しいけど、雲優勢の上空です (^^;

 奥ダボスゲレンデ

                              ▲ 第一トリプルリフトtop から浅間連山

リフトを降りて即納得
ネット情報そのままの景色が広がっていました。
いくら雪が少ないったって、どんだけ〜って感じです

きょう一日は暖かい予報なので、最初から上着は必要ありませんね。

 リフトtopで準備中

雪不足でお休み中のスノーキャットも、いつもの場所に待機して寂しそう。
駐車場のお兄さんもリフトのお兄さんも寂しそうだったし。

それでもパラパラと登山者はいらっしゃいます。
足元はスノーシューだったりスキー板だったり。
私たちはツボ足です。

そうです、雪が少ないとの情報だったのでスキー板は置いて来ちゃった。

 積雪まだら模様ですね

クラストした雪面も、この陽気で中が柔らかいモナカなので踏み抜き多し
スノーシュー履けばいいものを、ツボ足の方が楽だし何気に面倒いのでおいちゃんがボッカする (^^
なるべくスキーの跡を拾って歩きますね。

この状況では、最近気に入っている隣の尾根は厳しいかもしれません。
ズボズボ雪を登るほどの体力がない二人ですから、通常のネココースを登ることにいたしましょう。

 踏み抜き三昧

あちこちの雪が融けた裸地には牧草が露出しています。
雪の上は疲れるので、楽な土を好んで登ります。

きょうは二十四節気の啓蟄で冬籠りの虫達が這い出る日なのですが、虫の代わりに牛さんの落し物が散らばっていました (^^;

 だらだら登り

展望は無理だろうと諦めていた。
ところが、高妻山が一際高く輝いて白く聳えているじゃありませんか。
頚城三山も薄っすらと見えています。

浅間の烏帽子岳も鋭く尖って目立ってますがね (^^

 飯縄山の上に高妻山
 避難小屋が見える       ▲ ザレ岩分岐を過ぎて避難小屋標識

歩いてると汗が出てきたので、今度は下着を脱ぎますよ
おいちゃんはマイペースでどんどん行っちゃいました。

去年歩いた夏道を思い出しながら、避難小屋の上を通過。
あの時は花の乱舞でしたが、今は何もないただのダラダラ登りに明け暮れる単調な時間。
時折冷たい風が吹き付けます。

 待ってくれ〜とは絶対言わないはらっぱ         ▲ どんどん行っちゃったおいちゃん

小根子への分岐を過ぎれば根子岳山頂も近いし、これまでの単調な登りと違ってバラエティーに富んだ楽しい登りが待っている。

とりあえずネコ基地まで頑張ろう
ネコルートを離れて夏道ルートに乗る。

 待ってたよ〜              ▲ 小根子岳分岐
 おいちゃん先行        ▲ ネコルートを登るスキーカップルさん
                              ▲ 印象的な真っ白い雲が

例年なら今頃見られるモンスターを思い描きながら、オオシラビソ(アオモリトドマツ)の樹林帯をしこしこネコ基地をめざします。

無垢な雪面に動物の足跡がいっぱい残っている。
こんな寒い雪の中で、皆んな一生懸命生きているんだね。

 心なしか青空が広がったような          ▲ 誰かさんのトレースが伸びる
 モンスターになれなかった            ▲ 運休中のネコ基地だ

ネコ基地に着きました。
ここからは雪が深そうなので、私はスノーシューおいちゃんはワカンを装着して登りに備えましょう。

ところが、少し先の急な雪壁が越えられそうにありません (^^;
ルートを外れて左に廻り込み、傾斜の緩い斜面に進路転換。

おいちゃんのワカンは雪を捉えられず、キックしたりして四苦八苦してます。
スノーシューのはらっぱに交代して、順調にリード。

 はらっぱパワー全開

ひと登りで北側の展望に優れた場所に上がります。
一気に遠望が開けて明るくなりました (^^
無理やり雪山気分を盛り上げる。

正面に横手山でしょ。
その右には本白根山、左に岩菅山や笠ヶ岳、焼額山などが見えました。

 志賀の展望が開ける
 山頂方向には緩やかな雪庇              ▲ 山頂に王手
                                    ▲ 根子岳山頂から四阿山

山頂からはすぐ隣の四阿山が大きい。
来るときに高速道から見えた浅間山には雲がかかっていました。

山頂は思いのほか風が強い。
展望を楽しんだら速攻下りますよ。

スキーで下る若者が、無言のまま数人準備中です。
こんな雪とブッシュのミックス斜面を滑れる人が羨ましい。

 山頂にて

 ルンルン下り           ▲ もう一度さっきの場所に寄って

風の当たらないネコ基地まで下りてランチにします。
誰もいない静かな静かな幻のネコ基地でした (^^;
こういう場所ってずっと座っていたいよね。

のんびりするつもりでしたが、特にすることもないので自然に腰を上げる。
あとは颯爽と滑って下るのみ ・・・ もちろんマイソリで

 ネコ基地から頚城の山並み             ▲ 雪上ランチだにゃん

帰りはソリ滑りで超楽チンの予定でしたが、上手くいかず

滑れそうな場所を選びながら、果敢に挑戦しますが快適とは言えない。
邪魔なワカンやスノーシューを脱いでみても、イメージからは程遠いし。

ザックが引っかかってブレーキになるのかな。
スピードに乗れば乗ったで、おいちゃんの腰痛に結構なダメージらしい。
殆んど寝たきり体勢で滑ってるし (^^;
あんたちょっと態勢が変でしょよ。

 あとは滑って下りればいい訳で
 行きまっせ               ▲ ぴゅ〜ん
 リュージュみたいな訳で               青春18切符

童心に返るソリ遊びは楽しかったけど、疲れる〜

ザレ岩分岐の辺りで、別所温泉から来られたという80歳の老カップルさんと懇意になり話しながら下る。
ソリに関心を持たれたようで、何処で売ってますかって訊かれる。

お二人の前でソリの速さ楽しさをデモンストレーションして見せますが、歩きの二人の方が早かったりして無残なアッピールに終わった訳で(恥)。

 別所温泉のカップルさんと

リフトtopを前にしてスキーゲレンデは歩きたくないといことになり、去年歩いた夏道を下ることにする。

気持ち良い開放的な牧場を横切って夏道に出る。
チンタラ歩き。
再び牧場内に戻ってゲレンデ下部に合流し、端っこを下りて来ました。

午後になって気温も相当高くなったようで、雪はシャーベット状態です。
ほんとに4月だにゃ〜。

 ここまで雪が少ないとはね
 無垢の雪上を好きなように             ▲ 夏道に出て下ろう
 夏道料金小屋があった             ▲ 再び牧場内に戻り
                             ▲ よく遊んだ楽しい一日が終わる

帰路は一般道で鳥居峠、北軽井沢を経由して二度上峠越え。
高崎まで順調に走りましたが、市内で大渋滞に嵌ってしまいました (^^;

群馬は朝と同じようにどんよりしてて、山は何処も見えませんでした。
今後まさかの大雪でも降らない限り、今シーズンの雪山はお終いでしょう。

冬が終わっても、花が楽しみな春が来るしね

ゲレンデ下部に合流

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